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2020/10/04

備忘録 ベンツのATFフィルターを分解してみた。(W204後期)

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今回はDIYによるATF交換ではなくショップ(office.M)にて交換した。

自分で交換すればATFの汚れやスラッジの付着具合が判り次回どの程度の走行距離で交換すれば良いかの目安を確認出来る。
最後にATF交換目安時期等の総評を記載する。

そこでoffice.Mにお願いし交換したATFフィルターを取っておいてもらった。

この画像がオイルパン側。
MADE IN GERMANYの刻印もある。
2
こちらがバルブボディー側。

純正番号が刻印されていた。
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純正番号は A 221 277 01 95
今回交換した純正番号と異なる。

今回交換した物は何かの対策をしたATFフィルターで純正番号が変わっているのであろう。
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オイルパン側の金属製の蓋をこじ開けたらシルバーの袋状の物が出てきた。

これがATFフィルター本体。
シルバー面は物凄く目の細かいフィルムのフィルターとなっていた。
近くから息を吹きかけても通らない。
フィルターに口を付けて思い切り吹くと通る程度。

バルブボディー側の蓋の裏にはオイルの流れを制御するためだろうか、無数の突起が整然と並んでいる。
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右がオイルパン側の金属製蓋の裏側。
左がシルバーのフィルターの裏側。

金属製蓋の裏側にはスラッジがほんのうっすり覆っている状態。

シルバーのフィルターの裏側がオイルパンからのオイルが最初に触れるフィルター。
不織布マスクのような素材感。
フィルター表面にスラッジがびっしり付着している。

フィルター中央の円の中にプラスチックのような筋状の物が見える。

ATFフィルターの淵に沿って切断しさらに分解する。
6
これが切断し分解した画像。

またオイルの流れを制御するためであろう部品が出てきた。
ここまで精密と思っていなかった。
7
不織布状フィルター表面に細かい金属粒(赤丸部分)が確認された。

様々な国産車のATFをDIYで交換してきたが金属粒はどんな車でもあった。
心配ないであろう。
8
オイルパン側の金属製蓋の裏のスラッジを半分拭いてみた。
スラッジの色は黒味がかったグレー。

総評

これ程緻密な構造とは思っていなかった。
不織布のようなフィルターにはスラッジがびっしり付着していたため、ATF交換毎にATFフィルターも交換したほうが良いと思う。

7速のATなのでもっとスラッジが多いと予想していたが思ったよりは少ない。

シルバーのフィルム状のフィルターは物凄く目が細かいので金属粒がミッション内部に入る心配はないと思う。

ATF交換時の走行距離は57,000kmだがもっと早く行うのが良いと思う。
不織布状フィルターの目詰まりが心配される。

30,000km~40,000kmでATFとATFフィルター交換が良いのではないかと思う。


整備手帳
備忘録 ベンツ純正品番 ATFオイルフィルター
https://minkara.carview.co.jp/userid/3251546/car/2933630/6024573/note.aspx

整備手帳
ベンツ7速AT オートマオイル交換 URL
https://minkara.carview.co.jp/userid/3251546/car/2933630/5903776/note.aspx

整備手帳
備忘録 ベンツ純正品番 ATFオイル
https://minkara.carview.co.jp/userid/3251546/car/2933630/6020723/note.aspx

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