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2020/12/20

フロントエンブレムにイルミ~その8 メッキ剥がしの備忘録~

カテゴリ : 外装 > グリル・エンブレム > 塗装・メッキ

1
【備忘録】

先の「フロントエンブレムにイルミ~その7 エンブレムのメッキ剥がし その2~」他で、『腐蝕液は強酸性の液体』と書きましたが、あのあとにいろいろ調べて、誤解があったことが分かりました。

いや、腐食液が強い酸であることは違いないのですが、塩酸並ではない。
また、メッキを剥がすメカニズムも少し分かってきました。
2
この塩化鉄というのは、一番簡単な製法としては「鉄を塩酸で酸化させて作る」のだそうです。すなわち、既に塩酸で鉄を溶かした後のもの。
塩酸を強酸と呼ぶなら、塩化鉄は中酸らしいです。ぶっちゃけ、酸の強度としては硫酸並みということらしい。塩酸ほどではないが、強い酸であることは間違いない。

ちなみに、硫酸が酸としては塩酸ほど強くないにしても怖いのは、不揮発性であるということ。
硫酸水溶液が服についた場合、水分が蒸発して硫酸濃度が上昇し濃硫酸へ変化し、さらに硫酸には有機物の分子内のHとOHをH2Oの形で引き抜く脱水作用があるため生地が炭化します。人体に対しても同様。
微量の塩酸が手に付いてもヒリヒリするだけで済むかもしれないが、硫酸の場合は皮膚が侵され筋組織まで到達する穴が開く場合があります。
怖~っ!
3
そして、車の外装のメッキですが、これは「銅ーニッケルークロム」の三層メッキである場合が多いそうです。最外層がクロム。
で、クロムは塩酸じゃないと溶けないが、ニッケルと銅は硫酸で溶けるのだそう。
4
そうすると、この写真のように液面に浮かんでいた銀色のものは何なのか。

そうですね、メッキ最外層のクロムということになります。
塩化鉄溶液である腐蝕液にクロムは溶けないが、その下の層の銅とニッケルが腐蝕液で溶けたので、クロムのみ箔状に剥がれて浮かんだものと推察されます。
5
また、この写真に見られるように、クロムのメッキ層が剥がれたあとに一時期見える黒い肌は、クロムの下のニッケルあるいは銅が酸化して黒くなった姿と推察されます。
6
そうすると、エンブレムが漬かっていたこの液には、銅とニッケルが含まれていることになります。
ニッケルはともかく、銅は環境汚染物質です。

この液を廃棄する際は、単に中和するだけではダメなことが分かりました。(大量の水とともに流すというのは絶対にダメ。銅によって下水処理施設のみならず河川まで汚染することになります。)
後ほど鉄粉とセメント粉を購入し、銅の成分を分離し固形化処理して不燃物ゴミに変え、適切に廃棄したいと思います。

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