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まとめ記事(コンテンツ)
[オックー]さん
2022/02/17
インチアップとインチダウンについて ~その1 法令関連~
PVレポートを見ていると、いつも上位3位以内に入っているブログ「コペンセロSのインチダウンについて」があります。
奥さんのコペンのインチダウンでは私自身、相当に検討と計算を行いました。
そんなわけで、インチアップとインチダウンについてツラツラと書いていこうかと。
インチアップとインチダウン。単純そうに見えて実はかなり考えなければならない、チェックしないといけない項目があります。
【道路運送車両法と道路交通法】
何はともあれ法律順守が最優先。違反したら公道は走れません!
自動車に関する法律は大きく分けて2つ。「道路運送車両法」と「道路交通法」。前者は車自身についての法律、後者は道を走る上での法律。
インチアップ・インチダウンしても規定を超え、道路運送車両法に抵触すれば車検に通りませんし、道路交通法上、整備不良車(罰金・罰則あり)として扱われます。
インチアップ・インチダウンの大原則として「純正タイヤのタイヤ外径とほぼ同一にする」があります。
道路運送車両法上、スピードメーターの誤差の範囲が決まっています。
平成19年以降の車はスピードメーターの誤差が時速40㎞で走行中に「+6.37%~-22.75%」の範囲内でないと車検が通りません。速度で言えば「時速30.9㎞~42.55㎞」となります。
プラスよりもマイナス幅が大きいですが、これはタイヤ直径が小さくなりタイヤ外径が小さくなればなるほど、スピードメーター誤差がマイナスに傾きます。そして「速度が遅い方が事故が減る」という考えからマイナス側が大きく振られています。
【余談です】
高速道路で時速100㎞で追い越し車線を走行していたとします。
で、後ろからピッタリと煽るように後続車が付けてくる。
「こっちは100㎞/hだから問題ない!」
と思うかもしれません。
でも、それ。本当に時速100㎞ですか?
スピードメーターの誤差範囲は「+6.37%~-22.75%」です。時速100㎞なら「106.37~77.25km」となります。
そう、スピードメーター表示は時速100㎞でも実測値は時速80㎞以下ということもあり得るのです。まあ、これは極端な例なので大抵の人は気が付きます。
同じ車種であってもスピードメーターの誤差は違います。
ですので、道路交通法第27条「他の車両に追いつかれた車両の義務」があり、法定最高速度で追いつかれた場合は、後続車に道を譲る義務が発生します。これは、車によってスピードメーターの誤差があるのが一つの要因です。
ですので、「あなたの時速100㎞、本当に時速100㎞ですか?」となるわけです。
奥さんのコペンのインチダウンでは私自身、相当に検討と計算を行いました。
そんなわけで、インチアップとインチダウンについてツラツラと書いていこうかと。
インチアップとインチダウン。単純そうに見えて実はかなり考えなければならない、チェックしないといけない項目があります。
【道路運送車両法と道路交通法】
何はともあれ法律順守が最優先。違反したら公道は走れません!
自動車に関する法律は大きく分けて2つ。「道路運送車両法」と「道路交通法」。前者は車自身についての法律、後者は道を走る上での法律。
インチアップ・インチダウンしても規定を超え、道路運送車両法に抵触すれば車検に通りませんし、道路交通法上、整備不良車(罰金・罰則あり)として扱われます。
インチアップ・インチダウンの大原則として「純正タイヤのタイヤ外径とほぼ同一にする」があります。
※タイヤ外径とは、タイヤの一番外側の直径を言います。
法令に関するチェック項目は3つあります。
①スピードメーターの誤差
道路運送車両法上、スピードメーターの誤差の範囲が決まっています。
平成19年以降の車はスピードメーターの誤差が時速40㎞で走行中に「+6.37%~-22.75%」の範囲内でないと車検が通りません。速度で言えば「時速30.9㎞~42.55㎞」となります。
スピードメーターの誤差は、メーターそのものの誤差もありますがタイヤ外径で大きく変化します。
タイヤ外径で言うなら、純正タイヤの外径から「+6.37%~-22.75%」までが許容範囲となります。
タイヤ外径で言うなら、純正タイヤの外径から「+6.37%~-22.75%」までが許容範囲となります。
プラスよりもマイナス幅が大きいですが、これはタイヤ直径が小さくなりタイヤ外径が小さくなればなるほど、スピードメーター誤差がマイナスに傾きます。そして「速度が遅い方が事故が減る」という考えからマイナス側が大きく振られています。
【余談です】
高速道路で時速100㎞で追い越し車線を走行していたとします。
で、後ろからピッタリと煽るように後続車が付けてくる。
「こっちは100㎞/hだから問題ない!」
と思うかもしれません。
でも、それ。本当に時速100㎞ですか?
スピードメーターの誤差範囲は「+6.37%~-22.75%」です。時速100㎞なら「106.37~77.25km」となります。
そう、スピードメーター表示は時速100㎞でも実測値は時速80㎞以下ということもあり得るのです。まあ、これは極端な例なので大抵の人は気が付きます。
同じ車種であってもスピードメーターの誤差は違います。
ですので、道路交通法第27条「他の車両に追いつかれた車両の義務」があり、法定最高速度で追いつかれた場合は、後続車に道を譲る義務が発生します。これは、車によってスピードメーターの誤差があるのが一つの要因です。
ですので、「あなたの時速100㎞、本当に時速100㎞ですか?」となるわけです。
実際、自分の車のスピードメーターの誤差がどのくらいあるのかは車検時に確認するしかありません。
あとは、ナビの到達予定時刻から計算するという方法もあります。ナビはGPSで測定しています。ですので、GPSで測定する方法です。スマートフォンでも可能です。
話を戻して、インチアップ・インチダウンではタイヤ外径を極力同じ長さにする理由は、スピードメーター誤差を車検に通る指定範囲内に収めるためということです。
タイヤ外径がプラスに傾く場合は、「スピードメーターの誤差+タイヤ直径の誤差」を考慮する必要があります。
純正サイズからのインチアップ・インチダウンによるタイヤ直径の変化については、ネットで「タイヤ外径」で調べると換算表が出てきますので、ここでまず確認をします。
奥さんのコペン セロSを例にとります。
コペン セロSのタイヤサイズは「165/50R16 75V」です。
ネットで「タイヤ外径計算」でチェックしてみると、インチダウンした場合「165/50R16」に一番近いのが「165/65R14」となります。165/50/R16のタイヤ外径は571mm、165/65/R14は570mmとなり、誤差は1%もありません。
15インチだと175/55R15になります。576mmなので誤差+1%です。
15インチだと175/55R15になります。576mmなので誤差+1%です。
インチアップでも同様に調べればOKです。
②ロードインデックス(LI値)タイヤの負荷荷重
車は金属の塊で重いです。それを4本のタイヤで支えています。タイヤがどのくらいの荷重まで耐えられるかを示す数値がロードインデックス(LI値)と言います。
このロードインデックスが規定値以下である場合は、タイヤがバーストする可能性が高くなり、道路運送車両法と道路交通法の規定で違反となります。
このロードインデックスは、標準タイヤの指定空気圧とタイヤ銘柄からタイヤのカタログを見れば解ります。
奥さんのコペン・セロSで見てみます。
コペン純正タイヤの表示は「165/50R16 75V」です。「75」がロードインデックスになります。
コペンの純正タイヤの指定空気圧は240kPAで、ここから「75」のロードインデックスを調べると空気圧240kPaでのロードインデックス(荷重)は385kgとなります。
コペンの純正タイヤの指定空気圧は240kPAで、ここから「75」のロードインデックスを調べると空気圧240kPaでのロードインデックス(荷重)は385kgとなります。
インチアップ・インチダウンしてタイヤ交換をした際、このロードインデックス値が下回らないようにすることが必須となります。
奥さんのコペン・セロSは「ブリジストンPlayz PXⅡ 165/65R14 79S」に変更しています。
ロードインデックス換算表から「79」で385kg以上になる空気圧を調べると、「200kPa」で「395kg」となり法定上問題ないとなります。ですので、奥さんのコペン・セロSは空気圧は200kPaで設定しています。③道路運送車両法 タイヤの保安基準に適合すること
所謂、ツライチ。タイヤ・ホイールがフェンダーと同じ位置にあることです。
これがカッコイイ。
・・・まあ、ここは好みです。本人がそれで良ければそれで良いんです。
2017年6月にタイヤのはみだしについての規定が変わりました。
「前30度・後ろ50度」の範囲は、タイヤ・ホイールがフェンダー内に収まっていること」かつ「最外側がタイヤとなる部分については、外側方向への突出量が10mm未満の場合は外側方向に突出していないものとみなす」です。
簡単に言えば、ホイールを横から見てフェンダーから出ているのはアウト。
タイヤだけが10mm以内ならOK。
鬼キャンで引っ張りタイヤはほぼアウトとなります。
あとは、タイヤとホイールがステアリングを一杯に切った際、どこにも干渉しないこと。
インチアップ・インチダウンは、法律関連だけでもこの3つはクリアーする必要があるのです。
Posted at 2022/02/17 17:00:25
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