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R_SWさん
2023/07/02

汎用ダクト 偏向/開閉加工&溶着・接着・樹脂溶きパテ解説

カテゴリ : 外装 > エアロパーツ > 自作・加工

1
ECUの温度上昇対策の補正が入らない吸気温度45度未満の時間を長くしたいので
夏場の冷却能力を向上したい。
というわけで、物色し始めました。
2
内装用だけどABS製のデフロスター(窓の曇り止め)のカバー(奥行がなく穴のボロ隠しにと)をいくつか注文したが小さすぎて全部駄目だったので、ちょっと大きめそうなこれの寸法から型紙を起こし、実車に当て、サイズ感や干渉を確認し、CGでイメージを作成し、ダクトを注文した。(Keiで付けてるのはワークスのキノコ生やしてる一人くらいしか見つけられませんでした。)
傷も多く、ゲート後の処理も甘いので、そのまま使えるというより、100均の素材代わりみたいな感覚で、購入に踏み切ると良い。それが中華製品だ。
左右用で2個頼んだので。ダクト内の傷が目立つ方を上側に使うことにした。
(ローアングルから覗く事の方が少ないので)
3
冬場の冷間補正
アルミ複合版で自作するラジエーターグリル塞ぎと、冷間補正や暖気時間の話
https://minkara.carview.co.jp/userid/407402/car/2353895/7199208/note.aspx
で、気持ち良くない上に燃費悪化は嫌なので、冬場は塞げるように蓋の脱着構造を追加する事にした。
素材は同じABSで、ダイソーのペン立て。
100均で固めの素材で大きくない物で探すとABSは見つかりやすい。
文房具関連はPS素材は消しゴムや輪ゴムで浸食されるので、それ以外のプラになるので、狙い目です。
4
右側用
ベルトや軸が剥きだしだからなのか、雨水を当てたくなさそうな雰囲気が設計から感じられるので、この先をパイプで延長し、右から左のラジエーター側へ送る事にした。
どのみち形状そのままで配管だけ曲げようとすると奥行が増えてエンジンルームのクリアランスがないので、形状変更は必然だった。
面の幅が同じくらいの所でカットして180度回して、パイプ部分は斜めの寸法をノギスで測り同じになるあたりで斜めにカットして合わせた。
左側用でカットした端材も有効活用。
ありものの中古の端材でマフラー作る人はこんな感じなんだろうかとも頭をよぎった。
パイプの付け根は配管の調整用にまだ固定してない。
延長の継ぎ目部分にプレートを挟み、冬場は塞ぐ構造にした。
5
左側用
斜めにラジエーターに風を当てる構造とした。
ムーブのインタークーラーカバーを止めてるカークリップと同一の物での脱着一か所で、冬場に塞ぐ構造にした。

ニコイチインタークーラーVer.2作成
https://minkara.carview.co.jp/userid/407402/car/2353895/6952202/note.aspx
6
今回の作業では、goodのデジタル温調はんだごてで、溶着で行った。
太洋電機産業 / goot デジタル温調はんだこて PX-280
https://minkara.carview.co.jp/userid/407402/car/2353895/12215578/parts.aspx
インタークーラーのニコイチはアナログの温調はんだごてを使っていたが、焦げるし、最大出力を抑えるだけの大雑把な物だった。
goodのデジタル温調はんだごてを、今回溶着で使ったが先端に近い所の温度を監視しながら高精度で制御していて、予想通り溶着にピッタリだった。
温度監視と制御が入るので、焦げないので、脆くならないし、臭くもならない。
慣れてくると溶着部分は比較的綺麗に仕上やすなっていた。
上限温度で作業速度に限界があるが、焦げる心配がないのが非常に良かった。
2mm厚くらいまで重ねて断面を溶かして一体化させてれば結構な強度が得られ安心感がある。

尚、中華のデジタル温調は、やってる事はアナログで、見た目がデジタルなだけなので、デジタル温調なら何でもと値段に釣られない方がいい。
7
もっと手軽に、導入コストも安い接着でどうにかならないかと思う方も多いと思いますが
接着面積が広くとれない場合は、あまり期待しない方が良いです。

揮発性の場合、溶剤で溶かしてになるので、表面だけでもない限り数年後に剥がれたりしやすくなります。
最小限の隙間を溶かし、十分な接着面積を稼げている場合は選択肢に入れても良いかと思います。
スマホスタンドベース自作
https://minkara.carview.co.jp/userid/407402/car/2353895/7305539/note.aspx

セメダインのメタルロックも良く使いますが。素材より硬くなりすぎるので、柔軟性の差のせいか、割れる事があります。それだけ硬くなる証明ではありますが、万能ではないです。

気になっているのは、アロンアルフアのプロ用耐衝撃です。
瞬間接着剤は基本的に引っ張りに強く衝撃に脆いですが、プロ用耐衝撃はその辺も克服しているようです。
まぁ、盛るような用途も兼ねるような使い方には、微妙そうですが。
8
盛るならパテ的な物となりますが、注意点があります。
アセトンでABSを瓶で溶かしてパテにみたいな記事も見かけますが、長期間、強度を必要とされる部分では避けた方が良いです。

まず、乾燥に時間がかかります。
さらに極薄でない場合、内部に気泡ができやすくなり脆くなります、パテのように粘度を上げると、かなり気泡ができやすくなります。その上、乾燥時間も厚く盛った分だけ、さらに乾燥時間が増大します。
乾燥が進むほど、粘り気がなくなり、さらに脆くなります。

削ると、気泡が出てくるので、表面処理に追われ、乾燥時間もかかるので、表面処理のパテとして使うには致命的な感じさえします。

PS素材で作るような所であれば使い所はあるかもしれませんが、ABSの場所は強度がそれなりに要求される部分が多い為、単体ではなく、何らかの補強と合わせてか、溶着にした方が良いかと思います。

写真は今回の記事用に改造途中で放置してていたHGBFスーパーふみなを引っ張り出してきた。
怖いと噂の顔は、フレイムアームズガールの顔と比較し、唇の下に盛って修正した。極力切った貼ったせずに、見えにくい所で部品の位置や角度を変えたりとか、視覚効果的に雰囲気が変わる(隣の部品を大きくすると、周りのそのままの部品が小さく見えるとか)ように、小改造を何か所か行ってみた物。

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