まとめ記事(コンテンツ)

2024/04/01

バッテリーを補充電するなら、16Vでやろう(実践編)


続き

(3)16V出せる充電器はあるのか?

自分は当時2台の充電器を持っていましたが、片方は定格14.8V、もう片方は明示されていないものの、14.4Vのようでした。
いずれも安全性(例えば、車載したまま端子を外さずに充電する場合の電装品保護や、過充電になって電解液が減って最悪爆発すること)を見込んでの設定のようです。

ただ、ネットで調べたところ、唯一16V出せる充電器が見つかりました。
メルテックのRC50という昔ながらのトランス式の機種でした。

ただ、トランス式なので重いし、スイッチもなく、コンセントを差すと充電開始という設定で、結局買ったのはBALのNo.2704という機種。
これだと、アイドリングストップ車に対応しているため最高15.7Vで充電できるうえ、2時間で安全機構が働き自動停止するので、うっかり防止の観点からもオススメです(値段も、サルフェーション除去機能などの下らない付加価値が付いていない分、安い)


↑ 電圧と充電電流と充電率を交互に表示してくれるスグレモノ


(4)車上(=オルタ)充電では、満充電になっていない?

BALのNo.2704で15.7VのISHモードを選択すると、最初は通常モードの14.4もしくは14.7Vで充電し、満充電となった時点で昇圧して更に充電されます(安全装置が働くので2時間が限度)

15.7Vモードに突入すると、ほぼ満充電だったはずのバッテリーにもガンガン充電されていきます。
最終的には、全てのセルから均等に泡が上がってくるので、目論見通りセル間の比重のばらつきは解消されているようです。

そもそも満充電と言っても絶対的なものではなく相対的なものであって、オルタの電圧が14Vと14.5Vの車では当然充電量は異なりますが、一般的な充電器による充電あるいは車上充電では、使用劣化したバッテリーのセル間のばらつきは解消されず、そのため新品時の7~8割程度までしか充電できないと考えるのが妥当のようです(※)


更に続く

※注釈
GSユアサでは、使用劣化品を想定して、新品バッテリーをわざと一度上げてからジャンプスタートさせ、その後数回に渡り走行するなどして充電したところ、新品時の70%程度までしか充電されなかったというデータがあるそうです(例の「JISには16Vで・・・」というヒントをくれた方のブログに掲載されていたもの。GSユアサInfo-Mate vol.44とのことだが、ネットでは辿り着けなかったので詳細は不明)

ちなみに、カーメディアの中には「今時の車は充電制御が入っているから、通常バッテリーは80%程度までしか充電できない」などと解かったような事を書いている媒体もあるが、上記の実験は充電制御と非制御でそれぞれ検証したが同じ結果だったとの事から、充電制御が原因でないのは明白で、カーメディアがいかに当てにならないコタツ記事を量産しているか・・・という一例だと思う。
Posted at 2024/04/01 12:33:44

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