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2018/01/01

150Xにもパドルシフトをつけよう!①配線処理のための内装ばらし編

カテゴリ : 電装系 > その他 > その他

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画像はなんだって??
パドルです、ボートの。(笑)

オーリスには180Sにも120Tにもパドルシフトがついているのに、1NZ搭載の150X系にはパドルシフトは搭載されていません(OP設定もありません)

セグメントの一つ下のヴィッツのRSにすらついているのに、なんなら軽自動車にもパドルシフトがついていたりするのに…

やっぱりパドルシフトをつけたい!ということで、もの自体は1年前からつけていました。

ですが配線の術が分からず、長らく封印状態にありました。

ですがいつもの師匠、SQUARE様から配線の方法を教えていただいたので、ありがたく実践してみようと思います。

パドルスイッチ、コネクターの取り付け方、また配線処理と配線の内容解説は別ページで説明しています。
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始めにパドルシフトの配線処理をした際の挙動について説明します。

①Mレンジに入れた際シフト側の操作だけではなく、パドル操作によってシフトアップ、ダウンができるようになる
②Dレンジ時にパドル操作した場合、それに従ってシフトアップ、ダウンする(レンジはMではなくDのままの扱い)
③シフト操作がない状態が数秒続いたら自動的にCVTモードに復帰
④Dレンジの時に、+を約3秒 引きっぱなしにすると解除
こちらは③と違い、引きっぱなしで任意のタイミングでパドルモードを解除できるという意味

以上です。

180S、および120Tシリーズにお乗りの方ならわかるかと思いますが、すべて純正と全く同じ挙動です。

私の頭の中では①だけ再現かと思いきや、今回の作業ですべて再現できるようになりました。

原因はわかりませんが…予期せぬラッキーでした。


※現状上記の①~④を再現できるのは150X 4WD車、現状は私の車両のみです。

150X 2WD(NZE181H)で同じ作業をして頂いた方もいますが、その方はMレンジの時のみのパドル操作が可能になるようです。

原因は恐らく2WDと4WDによるECUの違いかな…と思っていますが、何せ4WDの再現事例が私の車両しかないので、まだ確証を得られておりません。

他の4WDオーナーさんでぜひ試していただけると自信につながるのですが。

本当にたまたま起きただけの物なので、整備される方はMレンジでパドル操作できる!を目標にして頂けると幸いです。
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作業としては、
①シフト周りの内装をばらして、そこにあるE29コネクターからシフトアップ、ダウンの配線から分岐配線を作成する

②ステアリングコラムカバーをばらし、その下部にあるE6コネクターへ分岐作成した配線をつなぐ

という流れになります。

また、配線による電気の流れとしては…
シフト側コネクター配線番号と動作内容
1番黄色シフトアップ
2番白黒マイナス線
3番赤色シフトダウン

コラムカバー内黒コネクター配線番号と動作内容
2番茶色マイナス線
7番シフトダウン
14番シフトアップ

とあります。今回は7番と14番のシフトアップ、ダウンの線を自前で用意して、パドルを動くようにしよう!というものです。

分岐先は先ほどお話ししたシフト1番、3番です。

ただ、ひとつだけ注意点が。

それは、ステアリングコネクター2番の茶色マイナス線がなければ、パドルは動作しないということです。

いくらシフトアップ、ダウンの動作と言え、電装系のチューンなので、プラスからマイナスに向かって電気が流れないといけないです。

つまりシフトアップならシフト配線1番から2番へ、シフトダウンなら3番から2番へ…という具合です。

もし今回の整備をする場合は、必ずマイナス線があるかどうか確認してください。

また、もしなかった場合は自分でステアリング2番の部分に端子を差し込み、ボディアース等でマイナスの電気の流れを作ってやれば、理論上はMTモードが使えるようになります。

ただ、これに関しては私はやったことがないので、あくまで自己責任となりますが。
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それでは内装ばらしに移ります。

。まずはエーモンのUSBスマート充電キット取り付けの時と同じ外し方です

①運転席側のキックパネル(ソフトパッド)を外す

②シフトパネルを外す
(1)シフトノブとブーツを分離(ブーツ上部についている金属調塗装のプラスチックを握って下に引くとノブと分離されます)
(2)シフトノブを逆時計回りに回して外す
(3)シフトブーツ内側に手をかけ、真上に引っ張る(この際、外しきる前にシフト部分イルミのコネクターを外すのを忘れずに)

③ドリンクホルダー、サイドブレーキブーツを外す
サイドブレーキを引き、ブーツ部分を真上に引き上げるとドリンクホルダーごと外れます

④シフト回りのプラスチックを外す
(1)ギアをNに入れる(シフト右上のシフトロックボタンを押しながら操作することでNレンジに入れれますが、サイドブレーキを引くのを忘れずに!)
(2)斜め手前に引けば外れます、外す際にSPORT/VSC/アイドリングストップオフボタンのコネクターを外すのを忘れずに

⑤エアコンパネル下部の小物入れを外す
手前に引けば外れます。シガー部分のコネクターもまっすぐ引けばすぐに外れます。

⑥運転席側、助手席側足元の三角形のセンターコンソールについているプラスチックパネルを外す
これは3点の爪さえ外せば良いです。完全に取り外す必要はありません。

⑦センターコンソールをまるまる外す
(1)小物入れの場所に2箇所、シフト部分に2箇所、計4箇所タッピングビスがあるので外す。
(2)コンソールボックス内底面のフェルトを外す。これはぺラっとめくれるようになってます
(3)コンソールボックス底面にあるM10ボルト2つを外す

あとは後方にスライドするように引くと、ガバッとセンターコンソールが外れます!

ちなみにはずしたら写真みたいにスッカスカになります。

そしてちょうど運転席側、シフトの下を覗いてみると…
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このような5ピンコネクタ(E29コネクター)が見えてきます!

そしてこれこそがシフトとクルマの挙動を繋ぐもの…

それぞれの線に意味がありますが、今回使うのは2つです。

1番右の黄色線(1番、シフトアップ)
真ん中の赤色の線(3番、シフトダウン)

詳しくは別ページで改めて解説します。
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次にコラムカバー裏のコネクター(E6)にアクセスする方法です。

ステアリングコラムを分解するには…

①ステアリングを90度切った状態でエンジンを止める。

②ステアリングの奥のコラムカバーにタッピングビスが見えてくる(写真の赤色矢印)ので、外す

③これが左右あるので、左右同じようにタッピングビスを外して、コラムカバー下部を下に引っ張ると分解できます。

私はうまく外せなかったので内張りはがしを突っ込みました。

そして外れた部分の根っこを下から上に覗いてみてください。
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写真のような光景が見えると思います。

たくさんのコネクタが見えますが、黄色のコネクタ(エアバッグ)よりステアリング側についている14ピンあるコネクター(赤矢印)を外します。
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外したE6コネクターがこちらです。

各コネクターの配線処理は次の整備手帳で解説します。

NEXT!!→
http://minkara.carview.co.jp/userid/2783098/car/2379700/4613583/note.aspx

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