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2018/11/04

師匠の技を受け継げ!!簡易版ウェルカムポジション&テール①

カテゴリ : 外装 > ランプ、レンズ > 自作・加工

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あれはたぶん6月ころだったと思います。

4月にウインカーバルブLED化、シーケンシャルウインカーの装備を終わった私はLEDまわりについて次はなにをしましょうか?やっぱり最後はミラーウインかかな~などとみん友さんのSQUAREさんとお話していました。

その時からSQUAREさんから頂いたお話がこちら。
"オーリスがもし外車やスバル車のようにスマートキー連動でポジションとテールが光ったらどうですか?"と。
頭の中でもすぐに想像できたので、"絶対かっこいいです!もし簡単にできるなら私もやってみたいです!"とのりのりで話を聞いていました。

そうしているうちにSQUAREさんから必要な部品や配線図、具体的な分解方法も聞いて楽しそう!と思っていましたが、いかんせん部品が細々なものを積み重ねると何万もかかる。

そして聞いているうちに作業時間も2日程度かかることもわかってきました。
出来るなら作業は1日のうちに終わらせたい。

一人ぐらし1年生の私には魅力的だがお金と時間がかかりすぎる…と断念していました。

そうこうしているうちにSQUAREさんはすこしずつ整備を進め、8月にウェルカムポジション&テールwithストップランプ全灯化(7灯化)を完成させていました。

URL↓
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/car/2292029/4937877/note.aspx


一方そのころ私は…

エントリーライトを社外で実現し、ドアミラーウインカーをLED化しすべてのライトのLED化を完成しひと満足していました。

これはこれでシンプルかつエレガントなコンパクト高級車としていいかな?と思えるくらいの完成度になっていました。


先月の頭にもSQUAREさんとメッセージでお話をしていて"いよいよ部品を買ったのでミラーウインカーやるんですよ~"と話していましたが、その途中で悪魔の囁き(笑)が…

SQUAREさん
"らっちょさん、ウェルカムポジション&テールですが、予算が3,000円程度でできる方法が見つかりました。さらに2日程度かかった作業が1時間もあれば終わるようになりました。
ただし、大きなリスクとの勝負になります。それでも良ければお話します。"

私はすぐさま返事を送りました。
らっちょ
"リスクが気になりますが、それよりもどうしたらできるのかが気になります。ウェルカムポジションテールお魅力は動画でわかっていたし、真似したいのでぜひお願いします"

ここから全てが始まったのです…。

ではここでタイトルの説明をば。

なんで"簡易版"なのか?というと。

SQUAREさんの整備手帳は純正配線を傷つけないようオプションコネクターや自作ハーネスを作成し、そこから電源分岐するのが基本スタンスです。

いつでも無傷の純正状態に戻せるのが最大のメリットである反面、多量のコスト、時間がかかります。


対して私の作業コンセプトは"なるべくシンプルに低コストで、エレクトロタップも有効なら使うし、最悪断線しても別の線で補修すれば電気的には元通り"という考えです。

SQUAREさんはここに目を付けてくださり、"配線加工を厭わないなら早い、安い、効果大のこの作業はどうだろう?"ということで提案頂きました。

実際整備手帳の数を見ても私のは2つ、SQUAREさんのは11つも使用しています(私のはストップランプ全灯を行っていない(電気的に不可能)ので余計作業工程が少ないですが。)。

バンパー外し等の大きい作業もないのでぜひ最後まで見ていただけると幸いです。
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では今回の配線図です。

わかる方は配線図を見た瞬間あっ…と気付くはずです。

そう、ジャンクションブロックの配線を切断します。

エレクトロタップではありません、ニッパーでバツン、と切ります。

"なぜこれがハイリスクなのか?配線カットならさっきILL+線の修復作業で切っていたじゃないか!"と思われるかと思います。

("さっき"の作業URL↓)
https://minkara.carview.co.jp/userid/2783098/car/2379700/5031112/note.aspx

これと今回の作業の違い。

これはJCTブロックの真後ろにコンピューターがあり、万が一ショートを起こした場合、他のJCTブロックの配線や最悪コンピュータを壊す恐れがあります。

コンピュータやJCTブロックなど万一の修理額を計算してもらったところ、20万円程度かかるリスクがあるそうです。

それだけ電流の逆流など誤作動は絶対に起こしてはなりません。もちろん静電気でバチッ!も即お陀仏です。

作業は簡単ですがリスクを伴う作業です。もし作業される方がいたら入念に確認を行ってください。

それと毎回文末には書いておりますが、自己責任でお願いします。らっちょは責任をとれません。

私もSQUARE師匠と入念に打ち合わせと確認をとったうえで作業しました。ご理解ください。

また、SQUAREさんの作業効果と違う挙動が2つあります。

1つ目は、ナンバー灯まで一緒にウェルカムになってしまうことです。

これはJCTブロックからとってしまう以上仕方がなく、もしナンバー等を光らせたくない場合どうしても灯体直前にアクセスしなければなりません。

そうなるとSQUAREさんの行ったように内張を剥がす何日もかけた作業となります。

2つめは、デイライトではなくポジションに割り込むこと。

これもデイライト配線がJCTブロックにはないためです。

これも再現するには大作業が必要になりますが、私はポジションでも十分なのでこの簡易版で作業しました。


今回のキーパーツ、整流ダイオードも登場します。

整流ダイオードの基本的な動作を説明すると、白から灰色には電流を通しますが、逆は通さないというものです。

これはダイオードの特性で、単一方向にしか電流を流しません。

LED…ライトエミッティングダイオードもダイオードの一つです。
無極性などの例外を除いてルームランプなども向きが逆だと電気を通さないことがありましたよね?あれも同じです。
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では今回の部品紹介を。

品番はすべてエーモンの商品の品番です。参考になれば幸いです。


①整流ダイオード1A 1555
今回は5本使います。
各ランプ1本×4か所、出力変換ユニットへの逆流防止で1本です。
1パック2本入りなので3パック用意しました。
別の大容量整流ダイオード(6A等)でも構いませんが、高くつきます。

②ペイントマーカー
これはマーキングで必要です。4色用意してください。油性マーカーではだめです。
ペイントマーカーとはペンキの入ったマーカーのことで、振るとカラカラ音のなるペンのことです。
白と緑色、灰色部分に塗るため、色が見えるペン色がいいです。
私みたいな白やシルバーは見づらいです。
また、私はどうしてもペイントマーカーを4色調達できなかったため3R3のタッチアップを使用しています。

もし4色そろえれるならそろえておいてください。

タッチアップは乾きが遅いためお勧めできません。

③カンタン分岐接続ターミナル 2826
前回自作エントリーライトで大きく貢献してくれたこの商品、すっかり私は気に入ってしまい今回も登場です。
後で写真に載せますが各ランプへの分岐のために3つ使います。
1パック2個入りのため2パック用意。

④0.5sq線2m程度
プラスの線の分岐のため黒以外をお勧めします。
私は気分で緑にしました。
写真では間違って0.2sq青を購入してしまったため後日調達しなおしています。

⑤接続コネクター 2825
もう説明不要ですね、今回も大活躍です。0.2~0.5sqの細線対応です。20個入りを1つ用意。

⑥エレクトロタップ(0.5sq用) M280等
写真には載っていませんが電源分岐に必要です。4つ使用

0から作業される方は
・もっと多くの配線(色はプラスとマイナスで分けたほうが望ましい)
・もっと多くの接続コネクター(8個入りが1個あれば十分かと)
・クワガタ端子(アース用)
・白色エレクトロタップ(0.2sq線対応)2つ
・ミニ管ヒューズホルダー&1Aヒューズ
・出力変換ユニット
も必要です。
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さてどう電流を流すか説明しないといけませんね。

今回の目的は"本来ポジション連動で点灯するポジションランプ&テールランプをドア開閉、つまりカーテシ連動でも点灯させる"ことです。

カーテシで点灯…つまりJCTブロックの42番赤の常時電源+と54番白CTY-を用います。
だが流す先は各種ランプのプラス線のためマイナス連動で流れる電流を出力変換ユニットでプラスに変換してやってから流します。

しかし、その電流がJCTブロックに流れてはJCTブロック、ひいてはコンピューターを破損する恐れがあるため整流ダイオードでせき止めてランプ灯体側のみに流すよう制御する…という流れです。

それではまずグローブボックスを外してジャンクションブロックにアクセスします。

グローブボックスへのアクセスはこちらのURLがわかりやすいかと。

https://minkara.carview.co.jp/userid/2783098/car/2379700/4622729/note.aspx

配線図にならって3A、3E、3D、3Cと番号を振っておきました。

3Cの42番赤常時、54番白CTYはすでに自作インテリアイルミで電源分岐しているためエレクトロタップがついています。

今回初めて行う方はここに白エレクトロタップで電源分岐しておいてください。
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ではまずポジションランプの作業から行います。

ここからは慎重に行ってください。大事な愛車を守るためにも。

できれば事故を防ぐためにもバッテリーのマイナス端子を抜いておくことをおすすめします(点灯確認の際にいちいちバッテリーをつなぐ→終わったらまた外す、が手間ではありますが…。)

ここから先は確認が必要な作業は※を付けるので必ず行って下さい。

3Aコネクターの〇がポジションランプです。
上が7番クリアランスランプRH
下が8番クリアランスランプLH

です。
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配線が間違いなくクリアランスランプの線と確定したら、配線のちょうど真ん中で切断します。

間違ってもほかの線と一緒に切らないように。

そしてRHとLHを同時に切らないでください!

必ず1本完了させてから次を行って下さい。事故防止のためにも。



※ポジションランプ(ここでは最初に7番を切断とする)を切断したら一旦ランプスイッチをポジションの位置にひねりランプを確認、ポジションが消えていることを確認する。確認後スイッチをOFFに戻す。

この手順を行った結果が、この整備手帳の写真1の状態になります。

間違いなく配線を切ったら片側のランプが消えます。

※不灯確認後、線の両端と"JCTブロック側の接続コネクター"、計3か所にペイントマーカーで同じ色を塗る。
接続コネクターを取り付けることを考慮し、先端より少しいったところにマークを付けると◎


写真は切断、マーキングまで行ったところです。

また、私はやり方が違ったため接続コネクターに色を塗り忘れました。

これは説明が難しいので追加写真にて図解付きでもう少し説明します。

作業前にこちらも読んでおくとスムーズなマーキング作業ができます。
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※両端に接続コネクターを取り付け接続、再度ポジション点灯をし再び点灯していればOK


これで万が一何か起きてもここまで戻れば電気的には純正と同じ状態に戻せます。(ただ切断した配線に接続コネクターを付けただけなので当然といえば当然ですね)

もし何かおかしい、やめよう!と思ったらここまで戻るのもありです。

すぐに純正状態に戻せる、違った配線でなく確実にもとの状態に戻すためのマーキングです。同じ色同士をつなげばすぐに元通り。

面倒に思われる方もいるかとは思いますが、確実、安心な整備のためにもマーキング作業を行うことをお勧めします。
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次はいよいよ今回のキーパーツ、整流ダイオードを追加します。

整流ダイオードは一定方向のみの電気の流れを許す部品です。

今回はJCTブロックへ電気を流さないのが目的なので、逆向きにつけてしまったら何の意味もなくなります。慎重にいきましょう。

※整流ダイオードの白側の接続コネクターに作業6で行ったマーキングと同色を塗る
その後整流ダイオードの白側とJCTブロック側配線、灰色側と灯体側を接続する
再びポジションランプを点灯し車外で点灯を確認し、問題なければランプスイッチをOFFに戻す

ここが一番大事です。慎重に入念に確認をしてください。

接続時、白色ダイオードの色付け済み接続コネクターとJCTブロック側の色付き接続コネクターがつながっていたら正解です。

無事点灯したら②へ移ります

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