気が付くと、ブログを開始してから、もうすぐ一週間が経とうとしています。
今のところ、何でだか毎日更新中。
こんなペースで書くつもりじゃなかったのに…(；´∀｀)
しかも、メチャメチャ長いの書いてるし…。誰も読んでないんじゃないかな…。
不安です。

もう少し、肩の力を抜いて行きましょう。
そこで、チプデさんからリクエストのあった、GT3RSネタなんぞを、少しずつ小出しで行ってみたいと思います。

2009年夏。
その年は個人的に色々あって大変だったのですが、収入に関しては、その分例年よりホクホクな年でもありました。
僕は中古で買った、986ボクスターに乗っていました。
ボクスターも悪い車では無いのですが、なにぶんにも大人しめな性格は否めません。
今までバイク一筋（車は実用）から、愛犬を飼い始めた事により、バイク率が低くなり、車に実用性よりも趣味性を求め始め、更にバイクを諦めようとしていました。
バイクを諦める以上、車にはバイクに負けない楽しさを求めたい！
僕は、ちょっと残高の増えた貯金通帳を前に、ボクスターから911への乗り換えを決心しました。
まずはカレラかカレラSを検討しました。
僕は基本的に、2駆のMT（3ペダル）が好きです。
カレラ4は検討外。そしてTip（当時まだPDKはありませんでした）もOut of Questionでした。
しかーし、997の時代、もはや911でもMTは希少種となっていました。
出物がありません…∑(ﾟДﾟ)ｶﾞｰﾝ
ようやく見つかった、MTのカレラS。好みではないシルバーでした…。
ポルシェセンターの認定中古車だったのですが、担当がボクスターの時からの営業さんだったので、とりあえず試乗をさせてもらうことにしました。
初めて試乗した997カレラS……違ーう！これ違ーーーーう！（カレラSオーナーさんスミマセン…）
正直、これなら、ボクスターのままでいいやん…と思ってしまいました。
バイクの様な刺激を求める僕とは、違う方向にある車だと思えたのです。

その時、ある考えが胸中に吹き荒れました。
こうなったら…こうなったら…こうなったら……！！
GT3に行くしかないっ！！
あの頃の自分のムチャクチャさは、今となっても理解不能です。

しかし、認定中古車でGT3…ありません。
という事で、普通に中古車屋さん巡りもしました。
しかし、どこのお店に行っても…
「実用性低すぎますから、やめたほうがイイですよ」
皆さん、売る気が無いようです。
ましてや、試乗などさせてくれる訳がありません。
「契約していただいてから、最終チェックで試乗していただくくらいですねぇ」
あるお店で、実際にそう言われました。

ポルシェセンターに出物が来たら、試乗できるのになー…。
そう思い続けて4ヶ月。
営業さんから電話が来ました。
「GT3RSが入庫したんですけど、試乗してみませんか？」
おお！GT3……あーるえすぅ～？
ちょ、ちょっと待って下さい！
RSって、素のGT3より…えーと、相場で300万円も高いんですけど！
「ま、試乗だけで構いませんから。GT3の雰囲気はわかると思いますよ」
あんた、いい営業だ！
僕は、そそくさとポルシェセンターへと向かいました。

目の前にしたGT3RS。
それは異様なオーラを放っていました。
ごくり…。
乗り込むのにも、物凄いプレッシャーがあったのを覚えています。
メチャメチャクソ重いクラッチを踏み、震える指でキーを回すと、ブオン重低音でエンジンが目覚めます。
普通の車のエンジン音よりも、ずっと機械っぽい音に車内は包まれます。
なんだかワクワクしていた自分を覚えています。

いよいよ発進。
そろそろとクラッチを離すのですが、あまりに重くて足が攣りそうです。
ゆっくりクラッチをつないでいくと…意外にも、スルッと車体が動き始めます。
スルスルスル…何気なく走り始めました。
意外。そんなに気難しくありません。
シフトフィールは、メチャメチャカチッとしています。スイッチ入れてるみたい。
乗り心地は、硬いですが、嫌な硬さではありません。
路面が良いと、滑るような、舐めるような、なめらかな走りです。
え？これ良くない？
正直、戸惑ったのを覚えています。

またも長くなりすぎたので、つづく…。（全然肩の力抜けてない…|ω-`*)ｼｭﾝ）