まとめ記事(コンテンツ)

2009/04/21

静穏処理(11) フロントタイヤハウス 防音

1
暖かくなってきたのでタイヤローテーションをかねて,フロントタイヤハウスに制振を施す。
2
いきなり完成図。

タイヤハウス内の樹脂製の内張に,ノイズレデューサー(タイヤ側),アンダーコート(ボディ側)をスプレー塗装。


ちなみに塗料は1年以上前にオトナ買いしてあったもの。
3
作業は内張を外して行った。

トルクスドライバー(テールランプを外すときと同じサイズ)1本で着脱可能。

水と洗剤で表面を洗う。タイヤ側は小石などで表面が傷だらけになっている。

ボディ側とボディの間には砂,泥,枯葉などがかなり溜まっていた。
4
ボディ側の要所にカームフレックスRPを張り,その上から塗装。アンダーコードは臭いがきつく,塗装面は凹凸が大きくかなりざらつく。近距離から急いで塗ると厚みがつきすぎて後でぼろぼろと剥がれ落ちやすくなるので注意。

タイヤ側はノイズレデューサーを使用。高価だが乾きが早く,乾燥後に表面がつるつるになる。水や泥が流れやすい。

それぞれの制振塗料はスプレー缶で1/2~2/3本程度を消費(1タイヤハウスあたり)。
5
内張とボディの間に銀マット(キャンピングシート)を挟み込む(マットは再利用品)。

マッドガード上のボディには純正のスポンジが詰まっているが,まだかなり隙間があり内張には接していない。その部分を銀マットで埋める。

写真の部位は内張が緩んだとしてもマットが落脱したり他の駆動部に巻き込まれない構造になっている(はず)。
6
こちらは内張の前方のボディ側。フェンダーやエンジンルーム内のタンクに接する部位に銀マットやカームフレックスRPを挟み込んで固定。

これで制振はバッチリ。
7
この機会に下回りや排気系をよく見てみると,あちこちにサビが散見される。ガリガリやってしまった跡も発見。

それらには耐熱ペイントコート(黒)を軽くスプレーしておく。
8
内張を外したタイヤハウス内の様子。

ボディ側は制振効果の高そうな場所がない。エンジン音の遮音のためにサービスホールを塞ごうかと考えたが,効果は体感できそうにないと思われたので未処理。

フェンダー上部(ボンネット側。ショックアブソーバーのアッパーよりも外側)に巨大な空間を発見。グラスウールを防水して詰め込もうか迷ったが,もし走行中にウールが漏れてしまうと足回りやエンジンに干渉する可能性が高いのでやめておく(→ その後,スポンジを詰める = 静穏処理13)。


今回の静穏処理はあまり効果がない(小石や雨を巻き込んだときに多少静かになったことが分かるくらい)だろうと予想していたのだが,意外にも通常走行時のロードノイズやエンジン音も低減できたように感じられる。しかし,他の場所を先に静かにしておかったら気づかないレベルだろう。


2009年4月 右側・左側それぞれ別の日に作業。

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