フロントの位相が数年前から気に入らなかったので点検をかねて調整。春めいた日差しが出て，ようやくケーブル類をばらす気になりました。


左右どちらかの配線（＋－）が逆になっているのではないかと疑っていたのですが，左側（助手席側）がやはり逆になっていたのでギボシを♂♀入れ替えて再接続し端子やコードをテープ類とタイラップでまとめる（写真は作業後）。

どうやらかつてDでスピーカーを取り付けていただいたときにリアと同様に逆になっていた（http://minkara.carview.co.jp/userid/121170/car/195494/2107145/note.aspx）ような気配（ツイーターDIY増設時に深く考えずにそれに従ってしまっていた）。うーむ。

ちなみに右側（運転席側）は過去の記録（http://minkara.carview.co.jp/userid/121170/car/195494/1708695/photo.aspx）を見る限りでは修正済み。



スピーカー再送着後に調整用CDで位相をチェックすると，まとまりは向上したがそれはフロントのツイーター左右の出力が逆相に統一されたからであった･･･（泥沼） 考えられる原因としては，

・海外版コアキシャルスピーカーの＋－が国産版ツイーターと逆（ツイーターの＋－をコアキシャルスピーカーの＋－に合わせると逆相になる。もしこの通りだとすると，Dの当初の接続は正解）

・９スピーカー化（http://minkara.carview.co.jp/userid/121170/blog/22097637/）による弊害（フロントはコアキシャル含めるとツイーターが３対。それぞれ配置と習性が異なるので位相を合致させるにはに無理がある）

・ヘッドユニットのタイムアライメントとデジタルチューニングに問題がある（ヘッドユニット設計時の想定を越えたスピーカーの設置と組み合わせ）

などなどが挙げられます。スピーカーコードに劣化も見られたので，理想的にはケーブルを引き直してシステム全体を組み直す方が良さげです。

この機会にドア内部の清掃や各部の点検。ノクスドール700でサビ防止をしたり，ウインドウのレールにシリコンスプレーを吹いたり，シリコンボンドでデッドニング剤を補修。

スピーカー取付口の真下にある，ドア内部の電装品のケーブル束のカバー（写真中央の白い筒状の樹脂。手で触れるとカタカタする）がビビリ発生源になるので，エプトシーラーとシリコンボンドで対策強化。


2016年3月　30.6万km

追記：

その後，同行号のサイドスピーカーとして用いているような3wayコアキシャルスピーカーでは，ツイーターの位相がミッドとウーハーとは逆に設定されていることがあるとの情報をウェブ上で拾いました。

そこで試しにサイドミラーカバーに取り付けている単体ツイーターのみをあえて＋－逆に繋ぎ直してみました。このことによってコアキシャルスピーカーのツイーターと単体ツイーターの位相が合致すれば違和感は解消されるはずです。


この繋ぎ直しにあたって，ツイーター側に最も近い端子を＋－共通なものに付け替えました。もともとは＋が♂，－が♀なのですが，両方を♂にします。同様に車両側も＋－の両方を♀に付け替えます。このことによって今後の位相反転の作業が容易なものになります（サイドドアトリムを脱着せずにここのコードの＋と－を入れ替えるだけで位相反転が可能になります）。

ツイーターのみの＋－を反転させて位相のチェックをすると，車内への出力は見事に正相に落ち着きました。


トランクルームに後方向きに設置したサブウーハー（http://minkara.carview.co.jp/userid/121170/car/195494/1675393/note.aspx　信号はフロントから得ている）も，ウーハー本体側のスイッチでフロントに合わせて逆相モードに切り替えました。

その上で各スピーカーの向きと位置を考慮してタイムアライメントとクロスオーバーを再調整すると，そこそこの結果が得られました。

追記２：

ツイーターのみ正相に戻し，ヘッドユニットで音場を再調整（http://minkara.carview.co.jp/userid/121170/car/195494/4033941/note.aspx）。