まとめ記事(コンテンツ)

2011/11/05

[オーディオ] 1DINユニット取付

カテゴリ : オーディオビジュアル > カーオーディオ、ビジュアル > 取付・交換

1
いきなり,センターコンソール周りを外したところ。ここまでのプロセスについては

http://connie.or.tv/fiesta/navi.htm
http://www.fitaudio.com/?View=entry&EntryID=69

が詳しい。

上記で触れられているハンドル下のパネル以外に

・グローブボックス
・前席足下のセンター側のトリム(左右)
・シフトレバーのトリム

も外す必要がある。シフトレバーのトリムは,イグニッションONにしてレバーを後方に下げないと外れない。ハンドル下のパネルにはETC車載器を付けているので,今回はそのコネクタも一旦外した。


最も難関なのは,マニュアルエアコンの操作スイッチ類を取り外す必要があること。

スイッチにつながるケーブル類は長さに余裕がなく,センターパネルが引き出せない。かなり狭いスペースでスイッチのコネクタ類を外す必要がある。無理に引き出そうとすると,ボディ側につながるコネクタが外れてしまい,復旧がさらに面倒になる(経験済み)。

今回はセンターパネルも交換するため,さらにパネルからスイッチのユニットを外す。ここで,風温調整のスイッチのコネクタを外すにはトルクスドライバーが必要。その他はプラスドライバーのみで作業可能。


エアコンスイッチユニットの一部は過去に補修したり(http://minkara.carview.co.jp/userid/121170/car/195494/878038/note.aspx),バックランプのバルブを交換したことがあった(ディーラー作業)が,今回初めて背面をよく見たところ,筐体の表面の白い皮膜が経年劣化で黄化したり剥離し始めていた。


コンソール内に見えるシンサレートやニードルフェルトは静穏目的で過去に詰めたもの(こういった作業の際には邪魔になる)。
2
純正ヘッドユニットはオンダッシュナビの配線(納車時),初期不良?でCDが飲み込まれた際の保証交換,この春のスピーカー再配線(ディーラー作業)のために過去に数回外している。

今回,ユニット上下のネジを外した後,ユニットを手間に引き出すにはかなりの力を要した。ヘッドユニットの左右には比較的スペースがある(画像では吸音材が詰めてある)が,上下は余裕がない。


ユニットを手前に引き出してから,背面のハーネスとアンテナのコネクタを外す。

ハーネスのコネクタ(カプラー)の樹脂部は周囲の熱によるものなのか,やや黄化しているとともにわずかに白い粉をふくような劣化が見られた。
3
外した純正ヘッドユニット(上)と,自作した1DINユニット(下,http://minkara.carview.co.jp/userid/121170/car/195494/1678534/note.aspx)。

純正ヘッドユニットのブラケットが流用可能なのかどうか形状や寸法を確認してみたが,やはり汎用性はなさそう。


ちなみに純正ヘッドユニット(Ford CD TUNER 6006)は,ポルトガルのVisteon製(B5 CDX6 MID,3S61-18C815-AA)。いくつかのラベルが示すところによると,日本向けの仕様になっているようだ。
4
取り外した純正ヘッドユニット専用のセンターコンソールパネル(右)。

エアコンスイッチのユニットを外す作業をしている最中にネジ穴を一つ折ってしまったので,補修しクランプ(黄色)で固定した(デッドニングその他でよくあることなので我ながら手慣れている)。

グレーの両面テープの部位はナビのリモコンの台座を固定していた箇所。


左が今回新たに取り付ける2DIN/1DIN汎用のパネル。前面の開口部が大きいのでエアコンスイッチユニットを取り付ける際に多少は作業しやすい。


途上国では右のパネルをDIY加工して2DIN/1DIN用に変更している例がインターネットで散見できる。しかし,加工や成形の間はオーディオはもちろんエアコンも使えないだろう。
5
いよいよ自作1DINユニットを仮設置。社外ヘッドユニットにハーネス,アンテナ,RCA(サブウーハー),AUX(オンダッシュナビ),CDチェンジャーのコード類をつなぐ。

まずは電源が入り音が出るか,周辺機器やステアリングコントロールと連動するか確認。ここは問題はなくホッとする。そして音の鮮やかさに驚く。


ユニットをコンソール内に収めるには,社外ヘッドユニット+ステアリングコントロールのための変換ケーブル&コネクタ類のスペースを確保する必要がある(これがけっこうかさばる)。幸い,下段の1DINポケットの奥行きが浅いのでその裏の空きスペースを活用する。また,ヘッドユニット側面のコンソール内のスペースも活用(従来の吸音材は減量)。

コンソール内は奥行きがないため,これらのスペースがなければ収めるのは難しそう。社外ヘッドユニットの背面からはRCAやAUX端子も突き出でるため,スペースはギリギリ(可能ならL字型の端子を用意した方が良い。今回はCDチェンジャーの端子のみL字型)。

社外ヘッドユニットのアンテナ線は10cm程度の長さがあるため,うまくとりまわす。コネクタ部も数cmあるため,クッションで覆いタイラップで留めておく。その他のカプラーも同様に処理した。


ここまで来て問題が発生。自作1DINユニットの上面のステーを留めていたネジが干渉しユニットがコンソールに収まりきらない。

ネジを外し,何度かステーを組み直す(画像)。強度や固定には問題なさそうだ。この後,水色の高密度スポンジも前端をすこし切って短くした。
6
ステーを組み直せばコンソール内に収まることが分かったが,どのように組み直しても上段のヘッドユニットが前方にやや突き出てフェイスパネルの上側が浮いてしまう。

コンソール前面がダッシュボードに向かって湾曲しており,コンソールの奥は前面に向かって湾曲しているため,ヘッドユニットを水平に取り付けるとどうしてもこうなる。

フェイスパネルの隙間はそれほど気にならないことと,後で何らかの方法で埋めることもできるので,そのまま固定する。
7
1DINユニットが固定できたら,ユニットを再養生し新しいパネルを取り付ける。

フィエスタのセンターパネルは上部三箇所に金属製のクリップが突き出ているため,そちらもしっかり養生して脱着した方が良い。


ここでまたエアコンスイッチユニットを元に戻すのに苦労する。狭いスペースで位置合わせをして正常に動くかどうか確認しながらの作業なので,ひどく効率が悪い。助手席と運転席,足下スペースを行ったり来たりしながら地道に取り組む。


エアコンの吹き出し口の調整スイッチのワイヤーとサブウーハーのリモコンは

http://minkara.carview.co.jp/userid/121170/car/195494/1713283/photo.aspx

のように復旧。
8
各ユニットが正しく取付できれば,後はパネルのネジ留め。

作業は小休止や食事をしながら延べ6時間に及んだ。バッテリーがダウンしないように合間に電圧のチェックも行い,作業の終盤はアイドリング状態で行った。

取付完了後はとりあえず最低限の音場調整。




後日,ナビのリモコンの固定箇所も

http://minkara.carview.co.jp/userid/121170/car/195494/1108376/parts.aspx

のように復旧した。


ヘッドユニットに付属のリモコンは通常は使用しそうにないので,下段のポケット内に収めておく。
関連動画:

イイね!0件

はてブに送る
はてブに送る

オススメ関連まとめ

マイページでカーライフを便利に楽しく!!

ログインするとお気に入りの保存や燃費記録など様々な管理が出来るようになります

まずは会員登録をしてはじめよう

最近見た車

最近見たクルマはありません。

ニュース