ショックアブソーバー交換(ビルシュタイン→テイン)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
ショックアブソーバー交換で苦労したので、次回のための備忘録です。作業中の写真はほとんど撮れていません。
これまでNR-Aのビルシュタインの足回りを流用して使用していましたが、このショックアブソーバーを、テインの純正形状製品「EnduraPro PLUS」に交換しました。
2
まずはアッパマウント部のナットを少し緩めておきます(前後左右すべて)。特にピストンロッドナットは荷重が掛かっている状態で緩めた方がピストンロッドと共回りしずらいので、ジャッキアップ前に緩めておきます。
アッパスプリングシートナット 30~36N-m
ピストンロッドナット 16~23N-m(ダブルナットのトルク)
3
スタビリンクを切っておきます(前後左右の計4か所)。ジャッキアップ前でもなんとか出来ます。これで一輪ずつのジャッキアップでの交換がやりやすくなります。
スタビリンクナット 44~60N-m
4
フロントサスの取り外し、取り付け。
ショックアブソーバーボルトとロアアームボールジョイントボルト2つ(1つは矢印で示したあたりに、上からのぞき込むと見つかります)を取り外します。ロアアームボールジョイントとロアアームを分離でき、アームを押し下げやすくなります。
アッパスプリングシートナットを取り外し、アームを押し下げながらフロントサス取り外し、取り付けをします。
アームの押し下げには長いパイプでテコの原理を利用する必要があります。
ショックアブソーバーボルト 94~112N-m
ロアアームボールジョイントボルト 94~112N-m
5
フロントショック全体比較。
テインの方が全長が1.5cmほど長く、このちょっとした違いにより、取付に際してのクリアランス確保が難しくなり、取付に苦労しました。
6
リヤサスの取り外し、取り付け。
ショックアブソーバーボルトとアッパーアームボルトを取り外します。
アッパスプリングシートナットを取り外し、ロアアームを押し下げながらリヤサス取り外し、取り付けをします。
ショックアブソーバーボルト 73~93N-m
アッパーアームボルト 54~76N-m
7
リヤショック全体比較。
やはりテインの方が全長が若干長いですが、リヤはクリアランスが厳しくないので、取り付けに苦労はありませんでした。
8
右リヤショックのバンプラバーが破損していた(写真左)ので、なんとなく持っていたインテRのバンプラバー(写真右)を流用しました。
全長は同じくらいですが、上端部の直径が異なるので、適当にカッターで切りおとして使用しました。
9
取り外したビルシュタイン。
中古で購入後、4年で4万キロほど使用しました。
オイル漏れは見当たりませんが、ピストンロッド押し込んだ後の戻りの速度がフロント・リヤとも、左右で明らかに差がありました。
10
今回ショックアブソーバー交換をしようと思うきっかけとなった、ブッシュの様子。
傷みに気づいていたのは右フロント(写真右上)のみでしたが、取り外してみるとすべてかなり傷んでいました。
ブッシュ交換して再利用を考えていましたが、ピストンロッド戻りの差があることも分かったので、どうするか悩ましいところです。
11
今回フロント側交換時のアーム押し下げに苦労したので、ここからは次回交換時に試したいことについて。
まずアッパーアーム。
このボルトを緩めてアッパーアームが下がりやすいようにします。
アッパーアームボルト 118~137N-m
12
次にロアアーム。
前後の偏心カムボルトを緩めて、ロアアームを下がりやすいようにします。なるべくアライメントが狂わないように、しっかりマーキングしてから緩めます。
偏心カムボルト 94~112N-m
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