2016年09月22日
車のライト、夜間の自動点灯を義務化へ 20年4月から
朝日新聞デジタル 9月22日 19時25分配信
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車のライト、夜間の自動点灯を義務化へ 20年4月から
自動車の夜間自動点灯の義務化の例拡大写真
国土交通省は、暗くなると車のヘッドライトが自動で点灯する「オートライト」の搭載を、2020年4月以降に売り出される新型車からメーカーに義務づけることを決めた。日没前後の「薄暮」の時間帯に多発する高齢の歩行者らの事故を減らす狙い。10月に、道路運送車両法に基づく車の保安基準を改正する方針だ。
オートライトは、車に搭載されたセンサーが明るさを感知し、自動で点灯、消灯をするもの。日本自動車連盟(JAF)の調査によると、国内ではすでに約3割(14年8月時点)の車にオートライトが搭載されている。ただこれらはドライバーが手動で点灯・消灯を選択もできる。新基準では、昼間や停車中は手動で点灯・消灯できるが、夜間走行中は強制的に自動点灯され、自分で消すことはできなくなる。これにより、暗くて視界が悪くなっているのに、ドライバーが「まだよく見える」と思い込み、点灯が遅れて事故につながるのを防ぐ狙いがある。
国交省は、晴天の日の日没15分ほど前の明るさにあたる1千ルクス未満になると、2秒以内に点灯するように義務づける方針。国際的にも安全運転に十分な明るさとされる7千ルクスを超えたら、5分以内に消灯する。1千~7千ルクスで点灯するかどうかはメーカー各社の判断に任せるという。詳細は10月に改正する車の保安基準で規定する方針だ。
20年4月より前に発売された車には適用されない。
以上転載
うちも基本オートだな。
点灯したらそろそろ暗いんだなと判断できるしいいことだと思うけどね。
たまに無灯火の車がいるとヒヤッとするわ。
Posted at 2016/09/22 21:24:28 | |
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2016年09月22日
【オカルト!?】トヨタ新『86』に装着されたアルミテープの正体【効果あり!?】
増谷茂樹
オカルトか、科学か……!?
先日行ってきたトヨタの新しい『86』の試乗会、当日もうひとつつ楽しみにしていたのが、「アルミテープ効果」の説明会です。新型の『86』に採用されているというこの技術、車体に貼られたアルミテープから静電気を放電し、空力性能を高めるというものですが、正直なところ半信半疑でした。いや、疑いのほうが圧倒的に大きかったというのがリアルなところ。
というのは、クルマ関係にはこういうオカルトチックな製品がたくさん出ては消えしているからです。どうせコレも、そういった類の一種じゃないの!? と思っていました。
そう、実際に体験するまでは……。
説明を聞いても、よくわからない……
半信半疑だったとはいえど、そこは天下のトヨタが純正採用しているもの。さすがに、きちんとしたデータや根拠があるのだろうと、技術説明を聞くのを楽しみにしていたんですよね。
説明してくれたのは車両技術開発部 動的性能技術開発室の山田浩史さん。『86』では車体の空力設計全体を担当されたとのこと。
内容を簡単にまとめると、「空気というのはそもそもプラスに帯電していて、車体もプラスに帯電しやすい」そして、「プラス同士は反発するので、車体から空気を引きはがす方向に力が働く」のだとか。
さらに、走行している状態のクルマのボディは帯電しやすいようで、部位によって異なるものの、場所によっては500Vとか2000Vという単位で帯電しているとのこと。そこにアルミテープを貼ると、なんと150Vくらいまで落ちた、らしい。
そして、ボディが帯電していると、周囲の空気と反発しあうために乱流が生じ、結果として速度が落ちるということでした。メーカーの空力設計としては、当然ボディに沿ってきれいに空気を流したいのに、それが阻害されるということなのだそう。
静電気による空気の流れの変化については、下の動画がわかりやすいかもしれません。帯電している状態では、空気が引きはがされ、放電すると空気が車体に沿ってきれいに流れているのがわかります。
走行テストを繰り返している中で、静電気が空力に対して悪影響を与えていることがわかり、放電させるのに何が効果的かを試したところ、けっきょくアルミテープが効果的だったということでした。コストの安さや入手しやすさも採用の理由だったそうです。
テープを貼る場所によって効果も異なるようで、フロントウィンドウに貼ると接地性が、サイドウィンドウに貼ると直進安定性が高まるとのことでした。そして、タイヤも帯電しやすいので、そこからつながっているハンドルのコラムカバーに貼ると、操舵の正確性などが向上するのだとか。
そして、実はこの技術を採用するのは『86』が初ではなく、すでに同社の『ノア/ボクシー』やレクサスの『RX』といった車種には採用されているということです。
実際に体験してみると…
百聞は一見に如かず。説明会に続いて、実際の試乗でアルミテープの効果を体感してみることに。新型『86』にはアルミテープが標準で装着されているため、試乗には従来モデルを使い、まずは何も貼っていない状態で走行。走行中に同乗する技術担当者がコラムカバーにアルミテープを貼ってくれます。
試乗したコースは路面が荒れているところがあり、何も貼っていない状態では細かく修正舵を当てる必要があったのですが、アルミテープを貼ると修正舵の操作が少なくなったような……気がする……。試乗中に何度か貼ったり剥がしたりをしてもらいましたが、「気がする」というレベルですが変化は感じられました。
ちなみに、コラムカバーに貼ったのは、ホームセンターで売っているような通常のアルミテープ。
次に、前後のバンパーやフロントウィンドウなど、貼れる箇所すべてにアルミテープを貼った状態で試乗。
このように、同じクルマにその場でアルミテープを貼ってくれます。
リアバンパーにも貼っています。もちろん、左右両側に。
フロントウィンドウは、この位置に貼り付けました。
この状態で、再び同じコースを走ってみると、今度は明確に違いが感じられました。路面の荒れた部分で、ハンドルを取られるような動きが軽減されているだけでなく、交差点やカーブを曲がる際にもクイックさがやわらぎ、落ち着いたハンドリングになっている感じ。前後バンパーに貼ると直進安定性が増すとのことでしたが、それが効いているのでしょうか。
ちなみに、前後バンパーに貼ったアルミテープは、実際に『ノア/ボクシー』のバンパーにも貼られている(内側なので見えませんが)ものだそうで、補修用パーツとして購入することも可能だとか。
スリットが入っているのは、アルミテープのエッジ部分を増やすことで放電性を高める工夫だそうです。貼り付けるためのノリも導電性の高いものを使用しているとのことでした。
コラムカバーやフロントウィンドウに貼ったのは、本当にホームセンターなどで売っているただのアルミテープ。
ちなみに、新しい『86』でアルミテープが貼られているのは、サイドウィンドウとコラムカバーだけで、バンパーなどには貼られていないとのこと。理由は、直進安定性が強くなり過ぎて、『86』のクイックなハンドリングというキャラクターが薄れてしまうからだとか。逆に言うと、クルマのキャラクター付けに影響するくらいの効果があるということなのでしょう。
ただ、技術担当者いわく、「あくまでも静電気による悪影響を抑えて、クルマが本来持っている空力性能を引き出すためのもので、これを貼ったからといって性能が高くなるものではない」とのこと。また、『86』の場合はコーナーリングの際に軸となる車体中央付近のサイドウィンドウに貼るのが効果が高かったそうです。ユーザーレベルで、色んな場所に貼ってみて、効果を体感してみるのも面白いかも。
ちなみに、試乗後に市販のアルミテープを筆者のクルマのコラムカバーにも貼ってみましたが、効果はあるような……、ないような……。
ほかの部分でも、色々と試してみようと思っています。
文・撮影/増谷茂樹
以上転載
貼る場所によって効果が違うんだね。
面白いもんだな〜。
Posted at 2016/09/22 20:18:57 | |
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