
18日日曜日は、
甑葉(しょうよう)プラザコスプレ&痛車祭に行ってきました。
会場は
甑葉プラザ、時間は10:30~16:00、入場無料。
昨年は同じ時期に、「
第2回 アニメ文化交流会in村山」がありました。
今回イベント名が変わりましたが、よくある「名称を変えて仕切り直し」というものではないとのこと。
「アニ文」は本来別々だったイベントが、たまたま同日開催になったので、ならばいっそ二つのイベントを合体させようという趣旨で始まったそう(だから「交流会」)。対して今回の「コスプレ&痛車祭」は、最初からコスイベと痛車イベの同時開催ありきでの企画。
よって「アニ文」そのものの終了というわけではないとのこと。
幾らやっていることが実質的には同じとはいえ、最初に始まった名称や内容にこそ思い入れがあるのが、人情ですからね。
主宰者から直接そのお話を伺って、安心しました。
山形県民とはいえ、端に住んでいる関係から新潟のほうが近く、古くからの親戚も新潟に多く住んでおり、山形県内には殆ど行ったことがありませんw
一年振りの村山市です。
07:00。
昨年は片道4時間掛かったので、当日はこの時間に出発。
前日のうちに半額弁当と飲み物と菓子パンを買い置きして備えておきますw
一旦勤め先に立ち寄り、昨夜忘れた後片付けを、誰にも見付からないようこっそり済ませます。それから本格的に出発。
前日から雨が降り続け、この日も大分雨脚が弱まってきたとはいえ、未だに降り続けています。
この分だと、レイヤーさんは屋内から出てこず、展示車両の何らかのパフォーマンスは期待できないでしょうかね。
道中、天童市の国道13号線で対面接触事故による交通規制と、それに伴う渋滞に巻き込まれました。
その13号線に至るまでの道中でも、道を忘れたせいで微妙に遠回りもしてしまいました。

09:10。
しかし、到着は遅くなるかと思いきや、むしろ早く着いてしまいました。
早朝で空いていたのと、今年はノンストップでひた走ったからでしょうかね?
近所の
セブン-イレブン村山楯岡中町で休憩がてら時間を潰していると、展示車両なのか見学なのか、国道13号線を痛車が入れ代わり立ち代わり会場方向へ通り過ぎて行きます。
天気もいつしか曇り時々小雨に。
それにしても、幾ら何でも早く着きすぎました。
流石に痺れを切らし、僕も会場入りします。
開催を待つ間は、駐車場観察。流石に自動車イベントだけに、中々良い感じの車両が沢山集まっています。
10:30。
そうしてのんびりしている間に、ようやくイベント開始。
とはいえ、何も開会式らしきものがなかったので、殆どの人は「あれ、始まったの?」と微妙な態度です。
本部が屋内ロビーにある上、建物自体が街中にあり、一般利用者も多くいる公共施設。他のイベントのように大音量のマイクで開催宣言などをしにくいのだと思います。
もっとも、痛車オーナーやレイヤーの方々は、それ以前から既に撮影に勤しんでいたのですがw


痛車展示場は、昨年と同じく、中庭「徳内広場」。
しかし今年は、渡り廊下の下や、道路向かいの広場にまで、展示スペースが広がっています。
これだけの大面積を、良くぞ貸し切りました。そしてそれを埋め尽くす台数も、良くぞ集まりました。

因みに今年は痛板展示が、本部のすぐ側でありました。
レイヤーさん方にはそちらの方が人気だったみたいです。
痛車展示場にまでやってきて、痛車コラボ撮影をするようなレイヤーさんは、男性向け作品のコスプレ。対して、身内同士で固まって屋内から一歩も外に出ないレイヤーさんほど、女性向け作品のコスプレ。当然ながら前者は1~2名で、大多数は後者。
山形のイベントではいつものこととはいえ、新潟との違いを感じます。
今年は参加台数が多いだけに、各所から参加してくれた車両が多いです。
地元山形は勿論、宮城、岩手、福島…。
実にバラエティ豊か。
お馴染みの車も、昨年とは展示方法を変えたりなど、一工夫しており飽きさせません。
山の無い平地故、お昼過ぎからは徐々に快晴に。
ですがその分、時折強い風が吹きます。
* * * * * * * * * *
さて、今回の目的は、もう少し積極的に関わっていくことを念頭に置いていました。
今までは見るだけであり、そうでなくとも展示車両のオーナー達は所属グループ毎に固まっており、余所者が入り込めない余地がありました。
その点も、山形のイベントは新潟とは違うなと思うところです。
それがみんカラに登録し、色々なユーザーのブログを読むうち、徐々に考えが変わってきました。
所属グループ以外の人とも積極的に交流を図る人を見るにつけ。
特に昨年は三つのイベントにエントリーしたことが決定打になりました(もっとも内二つは、どちらかというと大規模オフラインミーティングに近いですが)。
なので今回は、少しでも興味を持った車があれば、接点はなくともオーナーに話しかけていこうと。
その甲斐あり、今回は2~3名のオーナーとの会話を楽しむことが出来ました。

まずは、
七菜(なな)@さく咲きPuntoさん。
(以下、フォトギャラリーとは違う角度のものを掲載)
> 今は、質感の高い車・高級な車・燃費の良い車・ハイスペックな車・速い車・快適な車・便利な車・安全な車なんて幾らでもある。まして愛車は年式は古くなり、走行距離も伸び、あちこち不具合が多発し、専門の業者でなければ直せないから修理や車検も中々に苦労する。
> 現に、同じ車種に乗っていた仲間たちも次々と降りて、今や自分だけになってしまった。
> それでも、どうしても買い替える気にはなれない。
> かと言って、形あるものの宿命として、きっと永遠ではない。だからこそ、健在に動く今のうちに、やりたいことをやっておきたい。痛車にしたのはそれが理由。
凄く共感します。
昨年の「
第2回 福島ABCCミーティング 2013」を彷彿とさせるお話です。
僕も、生活環境が変わり、と言うか生きるために変えざるを得ず、しかしそのためにはどうやらLaevateinnを手放さなければならない目算。
一時期とはいえ、死ぬほど迷いました。
しかし、色々な車種を試乗してみて、確かにどれも良い車だけど、ならばLaevateinnから乗り換えるかと考えると、どうしてもその気になれません。
それでもいつか手放さなければならないときが来るのか……そう思いながら参加した福島ABCCですが、今回と同じような話を聞いて、迷いが晴れたのでした。
と同時に、もしまたいつか迷ったときが来ても、後々までぐちぐち引き摺ることのないよう、やりたいことはなるべくやっておきたいとも。
悩みとまではいかないかも知れませんが、自分と同じように考えている人に出会ったのは、大きな収穫です。
七菜さんも、「遠く山形まで来た甲斐があった」と言って下さいました。
そして話をしている最中に、仕様にしているゲームメーカーの開発者の方々が、お忍びで見学に来るという、正にその現場に遭遇してしまいました!Σ(゚Д゚)
何でも、舞台は山形県が聖地なのだとか。
今まで山形が聖地の作品というと、『レベルE』や『おもひでぽろぽろ』くらいしかありませんでしたからねえ…。
これは帰ったら調べねば!(;゚∀゚)

こちらは、
阿部(仮名)さん。
昨年の福島ABCCの裏話で盛り上がりました。
普通にエントリー予定だったのが、ドレコンコーナーに済し崩し的に案内されたとかw
ステッカーの退色や、それに伴う外装そのものの日焼跡が気になるので、秋には剥がすそう。
寂しくなりますね。
フルラッピングないしセミラッピングの宿命であり、だから長くとも2年置きに仕様変更する人が多い理由なのですよね。
しかし、また『けいおん!』仕様の痛車として復活予定とのこと。これは期待できます。
ネオクラシックカーの仲間入りを果たす車種であり、あちこち不具合が発生しているとか。しかも修理交換用の部品も、最近では絶版になったり入手困難になったり、在庫があっても高騰したり…。
同時期に発売されたAZ-1&キャラと同じ悩みを抱えており、非常によく分かります。
しかし車検を通してまだまだ乗るとの、心強いお言葉を頂きました。
当イベントの雰囲気が気に入った様子。
街中にある建物の敷地内で、一般人も多数訪れ、仲間内以外の交流があり…。
普通の痛車イベントや自動車イベントとなると、仲間内だけで固まって、他者からすればどうしても排他的に映りますからね。
それがこういう立地条件にあるだけで、途端に開放的になると。
そこで僕は、来月の「
ヒストリックカー&ノスタルジックカーミーティングin舟形」や、秋の「
安心・安全なかまちモーターショー」を、紹介してみました。
どちらもクラシックカー中心ではあるものの、特別枠として平成ABC三兄弟の出展が認められています。当日受付もあります。
特に後者は、当イベント同様街中それも商店街での開催であり、まったりした空気が流れ一般人が多数訪れます。僕のあの空気に魅了されました。
そこへ痛車で出展すれば、只でさえ目立つ平成ABCトリオの中にあって、より一層目立つこと請け合いです。


最後は、
千田(ちだ)しさん。
約2年半前の「
第3回 痛フェスin東北」での懐かしの
モトコンポと、男気溢れる配布物で覚えていました。
しかし最初は、
俺「あの、すみません。センダシさんですか…?」
千「いいえ、チダシです(キリッ)」
どうやら今まで名前を間違って読んでいたようですw
丁度千田しさんのところまで辿り着いたときには、既に閉催直後であり、撤収準備にお忙しそうだったので、中々話しかけられませんでした。
しかもその途中で、近所のお爺さんが、「その段ボール箱、山菜を入れたいから、捨てるんだったらくれないか」と話しかけてきたりw
建物が街中にあるので、このようにご近所の一般人の方とも交流できるのが、面白いですね。
* * * * * * * * * *
16:00。
そんな風に、何人かのオーナー諸氏と楽しく会話していたために、気付けば終了時刻一杯までいました。
相変わらず天気は快晴であるものの、今の季節は少し日が傾いただけで、たちどころに気温は寒くなります。風も冷たいです。
この時は徳内広場の道路向かいにいたせいで、表彰式と終了宣言が全く聞こえませんでした。
思うに、こちら側にもスタッフを交代で一人常駐させておき、無線か携帯電話で本部と連絡を取り合い、本部から何かアナウンスがあればそのスタッフを通じてこちら側にも周知させるという態勢が望ましかったです。
何やらハンドスピーカーで話があり、拍手が起こっているから行ってみれば、表彰式も閉催宣言も終わった後だという…。
16:30。
でも、最後まで残っていたことで、搬出風景も見ることが出来ました。
そして搬出後は、福島勢は南口駐車場で、山形勢は西口駐車場で、それぞれ二次会をしていますw
僕もそろそろ帰ろうかと、セブン-イレブンを横切ったら、岩手勢が二次会をしており千田しさんが全身を使って手を振っているのが見えました。
思わずステアリングを切って、合流しますw
何でも、これから本格的に帰るというのに、全員のカーナビが5台とも全て違うルートを表示しているのだとかw
メーカーや年式や仕入れる情報によって、そこまでの違いがあるのですね…。
そういう時は、敢えて情報を遮断して、
昔ながらの地図ですよ!Σd(゚∀゚) どうしても判らない道や不安な位置では、スマートフォンのグーグルマップで。

岩手勢と別れた後は、図らずも、その一部とランデヴー走行。
帰路の道中でも、事故がありました。それも今度は二ヶ所で。
山形市内で追突、南陽市内で接触。
日曜日でお日柄も良いからというのもあるでしょうが、一日に3回も事故現場に遭遇したのは初めてです。
僕も気を付けなければ。
19:30帰宅。
これからは、こうして村山でのコスプレ合同イベントとして、定着していくんでしょうかね。
スタッフの皆様、エントリーされた皆様、レイヤーの皆様、見学者の皆様、今年も楽しいイベントを有難うございました。お疲れ様でした。
個々の参加車両はフォトギャラリーを参照。
・
第一展示場北列
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第一展示場南列
・
第一展示場東列
・
第二展示場手前
・
第二展示場奥
・
駐車場・痛車篇1
・
駐車場・痛車篇2
・
駐車場・痛車篇3
・
駐車場・一般車篇
情報サイトにも掲載されていました。
アニメ描いた「痛車」のイベント=山形県村山市〔地域〕
(時事ドットコム、2014年5月22日)