ｸﾙﾏの各駆動方式の違いを点数にして見ました!![走りの通信簿]

今回､私はFR車､FF車､4WD車の各走りのｽﾃｰｼﾞでの得点を1位が3点､2位が2点､3位が1点の採点をして総合的な得点はどうなるのかを私の独断で行った結果を発表します

尚､速いか遅いかと言う観点では無いことを付け加えさせて頂きます


[ｽﾃｰｼﾞ1:加速する]
加速では駆動力を4輪で路面に伝える4WDが走行性能では1番です

2番目は駆動ﾀｲﾔにｴﾝｼﾞﾝ荷重の掛るFF車

FR車は急加速時に後輪に荷重が掛るﾒﾘｯﾄはありますが､それ以外ではFF車の方が明らかに上だと考えます
[得点発表]
1位:4WD 3点
2位:FF車 2点
3位:FR車 1点


[ｽﾃｰｼﾞ2:曲がる]
駆動輪はどうしても直進方向に進む力が働くため､4WDが一番曲がり難く､次に劣るのがFF車､FR車は操舵輪に駆動力が働かないため､一番曲がり易いと思います

[得点発表]
1位:FR車 3点
2位:FF車 2点
3位:4WD 1点


[ｽﾃｰｼﾞ3:止まる]
止まる能力はﾌﾞﾚｰｷ性能によるので､駆動方式は関係ないので全車同じと考えます

[得点発表]
1位:全車 2点(平均点)


[総合的得点]
1位:FR車 6点
2位:FF車 6点
3位:4WD 6点

[総評]
今回､得点を付けてみると､各走りのｽﾃｰｼﾞの得意､不得意はあるものの､全車同点

では､駆動方式の違いでのｸﾙﾏ選びはどのようにしたら良いのか

それは､自分がどのようにそのｸﾙﾏを使いたいかでは無いかなぁ～と思います

その一例に私が乗るﾛｰﾄﾞｽﾀｰ(軽量FR車)です

加速では4WD､FF車に劣る

また､ﾌﾞﾚｰｷは変わらない

しかし曲がりはｽﾃｱﾘﾝｸﾞｺﾝﾄﾛｰﾙとﾘｱ駆動の利点を利用してｽﾗｲﾄﾞｱﾝｸﾞﾙでｸﾙﾏの向きをｺﾝﾄﾛｰﾙ出来る

そして､このﾛｰﾄﾞｽﾀｰを選ぶ最大の武器は｢軽さ｣です

軽さ､加速にも､ﾌﾞﾚｰｷにも優れ､特に曲がりでは､どんな重量級ﾊｲﾊﾟﾜｰ車にも負けないものを持っています

だから私は峠で家族たちとﾛｰﾄﾞｽﾀｰで遊ぶ

これは､曲がりの素晴らしいｸﾙﾏだからです

また今回導入したﾛｰﾀｽ･ｴｷｼｰｼﾞはMR車(ﾐｯﾄﾞｼｯﾌﾟ)

これはVSC付きで横滑り防止装置が付いているからです

曲がりの荷重変化がﾋﾟｰｷｰな分を補える装備が付いているからこそ､乗り手の家族を守れるのだと思いますねぇ～


[4WDについて]
私の4WDのﾒﾘｯﾄは､走破性とﾄﾗｸｼｮﾝ加速の良さです

しかし欠点は重量が重くなる事と操舵輪と駆動輪が同一ﾄﾙｸの場合に起きる｢ﾌﾟｯｼｨﾝｸﾞｱﾝﾀﾞｰｽﾃｱ｣が強くなる(尚､ﾌﾟｯｼｨﾝｸﾞｱﾝﾀﾞｰｽﾃｱとは後輪に駆動輪がある場合､ｺｰﾅｰでｱｸｾﾙｵﾝをするとｸﾙﾏが前に出ようとする力が曲がろうとする操舵力(ｸﾞﾘｯﾌﾟ力)を失わす現象を私は言います)

これが曲がらない､止まらないになるから

これは､ﾄﾞﾗｲﾊﾞｰの技量ではなく､ｸﾙﾏの特性におとましさを感じるからです

我が家ではｱﾙﾌｧｰﾄﾞが4WDを選びました(ﾍﾞｰｽ車はFF車)

これは､雪道や悪路でも安心して走れるからですねぇ～また加速の滑らかさも特質ものです


[FF車について]
このFF車の印象は(特に最近のｸﾙﾏ)ﾏｲﾙﾄﾞそのもの
国産初のFF大衆車､日産ﾁｪﾘｰなどをﾃｽﾄすると操舵と駆動を絶えずﾀｲﾔのﾊﾞﾗﾝｽ限界の100%で配分しなければならず､ｺｰﾅｰでは操舵限界時にはｱｸｾﾙは入れられないのが歯がゆい思いを何度もしましたねぇ～

しかし近年では､ﾘｱﾀｲﾔに積極的に舵角をかけて､曲がりの補助的役割をするようになり､ｱﾝﾀﾞｰｽﾃｱも少なくなりましたねぇ～

とてもﾏｲﾙﾄﾞなｸﾙﾏです

(昔の日産ﾁｪﾘｰのﾘｱﾀｲﾔは､ただ突っ張っているだけのもので､私はこのｸﾙﾏを｢一輪車で犬の散歩をするような車｣と暴言をはいたことを記憶の片隅で覚えております)

最後に私の初のﾏｲｶｰはFF車の｢ﾄﾖﾀ･ｶﾛｰﾗFX-GT｣です

この車を選んだ理由は､後席の広さとﾊｲﾊﾟﾜｰｴﾝｼﾞﾝ･ﾄﾖﾀ4A-GELU DOHCﾂｲﾝｶﾑ16ﾊﾞﾙﾌﾞ搭載でﾌﾙｶﾗｰﾄﾞｴｱﾛや国産車初のﾌﾛﾝﾄﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽﾛｯﾄﾞ(今で言うｽﾄﾗｯﾄﾞﾀﾜｰﾊﾞｰ)を標準化したﾓﾃﾞﾙ

家族が多くなる予感の為のｸﾙﾏで､この頃までのFF車は4輪ｽﾄﾗｯﾄﾞ独立懸架が一般的でしたが､その後､後輪にはﾄｰｼｮﾝﾋﾞｰﾑ式(ﾗﾃﾗﾙﾛｯﾄﾞ付き)､現在ではｾﾐﾄﾚｰﾘﾝｸﾞｱｰﾑにｽﾀﾋﾞﾗｲｻﾞｰ効果と舵角機能を付けた｢ﾄﾖﾀ開発名:ｲｰﾀﾞﾄｰｼｮﾝﾋﾞｰﾑ｣に変更され､非常にﾏｲﾙﾄﾞになりましたねぇ～

(ﾎﾝﾀﾞさんのﾘｱﾀﾞﾌﾞﾙｳｲｯｼｭﾎﾞｰﾝはこのｾﾐﾄﾚｰﾘﾝｸﾞ機能をｺﾝﾄﾛｰﾙｱｰﾑとﾛｱｱｰﾑ､そして平板状のｱｯﾊﾟｰｱｰﾑで構成して舵角を積極的に付けているようです(これは､ｺｽﾄが高いですねぇ～))

最後にｸﾙﾏの選び方とは､外観のﾃﾞｻﾞｲﾝ､用途､そして走りのｽﾃｰｼﾞで決まるものだと信じている､さーぱぱなのです