カッコイイ、スポーツカーの運転席(ドライバーシート)に私
そして助手席(パッセンジャーシート)に彼女を乗せて走りたい
男なら誰もが憧れるドライブですよねぇ~
[ここからが本題]
しかし何故、運転席と助手席と呼ぶのかを知らない人は多いと思います。
今回はその辺のお話を致します
昔、昔のクルマ
エンジンをかけるのも一苦労でした
そのエンジンのかけ方は、まず助手席の人がクルマの前方にあるクランク棒を回して、弾み車(フライホイール)を回します。
この作業は回すのがとても重く、またエンジンがかかる際の衝撃でけが人も出るものでした
運転席では燃料スイッチと点火プラグに電源を送る為にスイッチをオンにして、弾み車の回転のタイミングを待ってコンタクト(今で言う押しがけみたいなもの)します
[注:押しがけとは、マニュアル車(クラッチ機構の付いたクルマ)を運転席に1人、クルマの押す人を1~3人程度でクルマを動かします。ある程度の速度に達したら運転士はイグニッションオンと、クラッチを踏み込み、ギアを2速に入れクラッチを繋ぎます。するとエンジンはブルブルとかかったと同時にクラッチを踏み込み、ギアをニュートラルに入れ完了です
]
この作業を2~4回、繰り返してようやくエンジンがブルブルとスタートして、暖気運転をして出発出来るようになります
この時、助手席の人は汗だくになったと言いますから、大変な作業だったと思います。
またもうひとつの助手席の仕事はクルマの整備です
当時のクルマは良く調子が悪くなるのが当たり前
その整備も助手席の人の仕事だったのです
(高級車ロールスロイスは昔、クルマと運転士兼整備士をセットで販売した時期がありました。高価なのもうなずけます。)
汗だくと油まみれになった助手席の人は大変だったと思います
そして現在の助手席はレディーシートととも呼んでいるように、左右独立エアコンや、シートヒーター、臨場感溢れるサウンドシステム、そしてナビゲーション
(左右独立エアコンやシートヒーターはトヨタ・86、スバル・BRZの上級グレードに標準)
現代のドライバーさんが助手席の彼女がやって欲しい事といえば、笑顔で微笑む事と楽しい会話、そしてチャーミングな寝顔を見るのが楽しみなさーぱぱなのです
最後は妄想話になってしまいました。(反省)
尚、押しがけをする場合、前方の障害物が無いことを確認(安全確認)して行いましょう
またパワステ、ブレーキがエンジンのかかっている状態より大変重くなりますので要注意
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Posted at
2014/12/09 19:50:36