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2011年08月19日 イイね!

オーディオ沼への傾向と対策

オーディオ沼への傾向と対策さて。
お友達である、変態プリウスさんの雇用主、某「黒プリの文」さんが、オーディオ沼にハマりつつあるらしいので。
今回は、ウチのプリウスさんの毒の沼地を、ご紹介申し上げたいと思います。
ちょうど、グラージオさんの作業で、ドア内部の写真も撮れたことですし。

ドア内部は、こんなになってます。


■システム概要
ウチのプリウスさんは、ナビがAVIC-ZH9990、アンプがPRS-A900というカロコンビ、スピーカーはDLX-F177、サブウーファーはSWW-5000というアルパインコンビです。
スピーカーのネットワークは改造し、バイアンプ駆動しています。
サブウーファーは50Hz以下を鳴らしていますが、ぶっちゃけ無くてもOKな感じ、プリウスはドアが広いので、ドアのウーファーだけで充分に低音を鳴らせます。


■デッドニング
ウチのプリウスさんは、「フロントドア、リアドア」「エンジンルーム、フロアマット、リアラゲッジスペース」にデッドニングを施してあります。
デッドニングの目的は、次の2種類です。

・ボディ共振点の低減
クルマのボディは、「スピーカーボックス」と違い、音的にヘンな形をしています。
なので、標準では、共振点が存在します。
共振点とは、「ある音で共鳴してしまう点」です。
ギターを想像してみて下さい。
フレットを押さえる場所によって、音階が変化しますよね?。
アレは、弦の長さを変えることによって、弦の共振点をずらし、音を変えているのです。
ギターは、それ自体音を鳴らす「楽器」なので、それでOKなのですが、クルマのボディーは楽器ではありません。
鳴ってほしくないのです。
なので、共振点をなるべく無くすよう、デッドニングを行いました。
 #と、懇意にしているDの方が言ってました、が、オイラ的にも正しいと思います。
施工箇所は、「フロントドア、リアドア」です。
上の写真、適当にデッドニング素材をペタペタ貼っているように見えますが、違います。
ボディをコンコン叩いて、「響く」ところがあったら貼る、を繰り返した結果、だそうです。
これをやることで、やらない場合に比べ、「ヘンに音が籠る」「妙にシャカシャカする」「ビビる」などの現象が抑えられます。
あと、ドアにくっついている、「サービスホール」も音がヘンになる原因の一つです。
ウチのプリウスさんは、アルパインのフィッティングキットを使って、サービスホールを塞いでいます。
「サービスホール」なので、完全に塞ぐとメンテナンスが難しくなります。
何かトラブルがあった時に、簡単に外せるようにしておかないと、いろいろと不便だからです。

・外部侵入ノイズの抑制
クルマは走るモノです。
ついでに、エンジンとかも回ります。
結構、うるさいです。
なので、外部侵入音の低減は、快適な空間作りに役立ちます。
施工箇所は、「エンジンルーム、フロアマット、リアラゲッジスペース」です。
エンジンルームには静音計画のマットを、フロアマットはKAROマットを、リアラゲッジスペースはどこかの静音キットを使いました。
いずれも、走行時の音低減に効果があります。
エンジンルームで発生する音は、エンジンの駆動音、及びエアの吸気音があります。
ウチのプリウスさんは、諸事情で吸気音が大きいのですが、静音シートでかなり抑えています。
ちなみにDの方の拘りで、最初からついている黒い静音素材と、ボンネットの間に挟み込むように施工してあります。
フロアマットは当初想定外でしたが、KAROマットのクエストに変えたところ、車内侵入音が偉く減りました。
室内の高級感向上もさることながら、この音の変化だけでも、導入する価値は十分にあります。
ラゲッジスペースは、、、入れたのですが、あまり変化無いかな?、結構苦労したんですが。
あと、ウチのプリウスさんはDの方が嫌がるので施工してませんが、天井なんかも効果あるかも知れません。

・ご注意
いずれにせよ、デッドニングのやりすぎは、いろいろと危険です。
どこの会社にも一室はある、「無響室」、あるいは「電波暗室」に入ってみれば分かりますが、「音が響かない」状態は、かなり気持ちが悪いものがあります。
適度に音を響かせ、過剰なところは抑える、余計な音はなるべく侵入させない、がデッドニングの基本かな、と思っています。


■スピーカーの鳴らせ具合
プリウスは、標準で6スピーカーです。
が、クルマの構造上、かなりツイーターのキャラが立ってしまうように思います。
ツイーターは高音を発生させる特性上、かなり広範囲に音を出すのですが、高音自体は直進性が高いので、ツイーターからの音と、ガラスに反射した音が混ざり、位相がずれて聞こえてしまいます。
なので、まぁ単純に言うと、「シャカシャカ気味」になります。
理想はツイーターとウーファーを分離して、ツイーターのレベルを低減させた上でボリュームとイコライザーを調整することですが、いろいろと大変なので、まずはツイーターのレベル低減、つまりツイーターラインにボリュームかませて音を絞る事をオススメします。
ウチのプリウスさんは、「リアなぞ不要」というコルトレーンさんの漢らしい考えの基、ナビ出力のフロントをツイーターに、リアをウーファーに繋げて、バランスを取っています。
ここまでやると、ナビのタイムアライメントを各スピーカーでとれるようになるので、非常に気持ちのいい音になるのですが、まぁオススメはしません・・・。

■ケーブルのキャラと長さ
外部アンプ前提ですが。
スピーカーやアンプのグレードを上げると、ケーブルのキャラがかなりハッキリ分かるようになります。
具体的には、各帯域の減衰具合や反射具合が違い、中域が強調された音になったり、なんか詰まった感じの音になったりします。
ウチのプリウスさんは、元々リアのラゲッジスペースにアンプを置き、そこまでオーディオテクニカのRCAケーブル、モンスターケーブルのスピーカーケーブルで配線してたのですが、ダメな組み合わせでした。
今はコルトレーンさんに施工してもらい、助手席下にアンプを置き、スピーカー/ラインケーブルはSHARK、電源線はAudisonのにしてもらっています。
いわゆる、「魔法のアーシングケーブル」を、電源全体に使っています・・・。
双方ともケーブルのキャラが素直で、繊細な音までつぶれることなく綺麗に表現してくれます。


・・・まぁ、こんな感じで。
ほかにも実験的にいろいろやったけど、現状には満足してますよ、と。
あとデッドニングは上記のとおり、「内側から」コンコンやったりしているので、外叩いてもデッドニング効果が分かりづらいですw、ふふふ。
ここまでやっても外見的にはノーマルなので、まだまだノーマルだと言い張れるはず!、ふふふふふ。
Posted at 2011/08/19 19:11:20 | コメント(10) | トラックバック(0) | クルマ

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