
さて。
昨日、ゆーさんの協力も得て。
また、今日あちこち走り回ってみて。
いわゆる、「lubross coolant additive」の効果のほどを、データ化してみました。
まぁ、適当なので、突っ込みどころ多数あるかと思いますが、そこは許してね。
また、今回のBlogは、携帯ユーザーのゆーさんも見られるように、珍しくリッチ編集してますよ、と。
■実験の前提条件
以下の2台のプリウスさんを使いました。
1.ウチのプリウスさん
ZVW30 G Touring
寒冷地仕様(LLC 50%) / lubross coolant additive施工済み
2.ゆーさんのプリウスさん
ZVW30 G Touring Leather Pkg.
寒冷地仕様(LLC 50%) / lubross coolant additive未施工
両方とも、インバータ/モータ系に、他に手を加えているところはありません。
■走行条件
室外気温17度、暖気後のログを取得。
ゆーさんのは「TKスクエア→金龍」の道のり、約2.5km。
ウチのプリウスさんは、「自宅→近所のミニストップ」の道のり、約2.5km。
全くの同一条件ではありませんが、まぁ比較になるかなと。
そして、ゆーさんのログを見る限り、オイラとかなりアクセルワークが違ったので、なるべくゆーさんに合わせるようにウチのプリウスさんを操縦しました。
■ログ取り対象データ、使用機材
ログ取り対象は、各モータのトルク、インバータ温度、インバータクーラント温度、及びバッテリ充電です。
使用機材はイグメーター+BT-OBDアダプタ(青)、ログ取り間隔は0.1秒に設定しました。
■ログ取り結果
まず、生データ。
縦軸が温度(℃)/モータトルク(Nm)、横軸が時間(0.1sec)です。

上がウチのプリウスさん、真ん中がゆーさんのプリウスさん。
上と真ん中のグラフは、上の上側が各インバータ温度、下が各モータトルク。
一番下のグラフは、ウチのプリウスさんとゆーさんのプリウスさんのバッテリー電流、青くて長いのがウチのプリウスさんです。
ここから、中央部分を切り出して、下記検討に入ります。
次に、演算データ1、温度差分。
縦軸がインバータクーラントとの差分温度(℃)/充放電量(A)、横軸が時間(0.1sec)です。

上のグラフ青軸がウチのプリウスさん、緑軸がゆーさんのプリウスさんのインバータ温度とクーラント温度の差分値(各インバータ温度は足し算)です。
下のグラフはバッテリー電流、赤がウチの、紫がゆーさんのです。
このグラフだといまいちわかりづらいので、温度差分に細工をしてみました。
細工結果、演算データ2、温度差分下降分微分データ。
縦軸がインバータクーラントとの差分下降分微分温度(℃)/充放電量(A)、横軸が時間(0.1sec)です。

グラフの意味合いは一緒です。
上のグラフの温度データ、「温度下降の微分」を表します。
ウチのプリウスさんのほうがグラフが大きい=短時間に温度低下が起きていることを示しています。
また、ゆーさんのプリウスさんの温度低下は、比較的なだらかで、温度低下に時間がかかっていることが分かるかと。
詳しく説明すると、以下のような感じで。
赤と紫はMG2関連なのでここは無視頂くとして。
青がMG1、つまりエンジンからの充電用モータの発生トルク。
緑がMG1のインバータ温度とインバータクーラント温度の差分です。
MG1はエンジンが動いているときに仕事をするので、「エンジンが動いて止まった」シチュエーションを切り出してみました。
エンジンが止まる、つまり充電が終わってからクーラント温度まで温度が下がる時間を示してみました。
まず、ウチのプリウスさん。
縦軸が温度(℃)とモータトルク(Nm)、横軸が時間(0.1sec)!。

見ての通り、温度の下がり方が急峻で、4秒かかっています。
次に、ゆーさんのプリウスさん。
縦軸が温度(℃)とモータトルク(Nm)、横軸が時間(0.1sec)!。

温度の下がり方がウチのプリウスさんに比べて緩慢で、6秒かかっています。
・・・というわけで、だいたい、「lubross coolant additive」の利き所が分かってきました。
キモは、「インバータの発生熱を以下に下げるか」であり、「lubross coolant additive」を入れることにより、インバータの発生熱をより素早く下げ、結果的に充放電電流を増やすことができる、が正体っぽいです。
グラフだと細かすぎて見えきれてませんが、ゆーさんのプリウスさんよりも、ウチのプリウスさんのほうが、バッテリーへの充放電電流が多いです。それだけ、電荷の行き来が激しくなる、と解釈していいでしょう。
ま、つーわけで。
実際は、こんな画面で数字をいろいろ弄っていたのですが。

正直、ゲンナリしましたとも、えぇ。
ともかく、このクーラント、確かに効果ありますよ!。
耐久性とか気になりますが、今のところ、「プリウスらしさ」を強調することができるステキクーラントだとますます実感することができました。
以上、実験と考察結果レポートでした!。
■謝辞
イグメーター作者、ignitedさん。
https://minkara.carview.co.jp/userid/796729/profile/
実験にお付き合い頂いた、ゆー(・∀・)ノさん。
https://minkara.carview.co.jp/userid/1144183/profile/
ステキクーラントを開発、発売してくれている、TKスクエアさん。
https://minkara.carview.co.jp/userid/369330/profile/
金○のボス、ニャンママさん。
https://minkara.carview.co.jp/userid/933013/profile/
・・・いつも大変お世話になっております!。
■追記
怪しさバレました・・・。
上の書き込みを鵜呑みにするのではなく、以下Blogもご参照下さいな。
https://minkara.carview.co.jp/userid/796729/blog/24382085/
Posted at 2011/11/02 18:50:49 | |
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