
7日にはドウダンツツジも開花し始めていました。ドウダンツツジ(灯台躑躅)は、春にすずらんに似た白いつぼ型の小さな花を咲かせる落葉低木です。葉は菱形で、5mmほどの大きさのつぼ型の花が枝に垂れ下がるように咲きます。花の色は白や薄桃などです。真っ白な白い花の姿にちなんで「上品」という花言葉がつけられました。また「節制」という花言葉は厳しい環境にも耐えられる強さを持っていることにちなんでいます。その他花言葉は「返礼」
暫くほこりをかぶったままのモトグッツィV7ⅢMiranoをお掃除しました。


ここでMoto guzzi V7(1966~)とは?
*以下MOTO GUZZI の系譜より引用です。
経営危機による経営権の譲渡、経費削減の一環としてモデル整理などが行われていた状況で、エンジンの新造なんて論外だったモトグッツィ。
そんな中で何故このような新設計のビッグバイクを出せたのかというと、イタリアの防衛省から三輪車用エンジンの開発という競争入札、そして警察からも白バイの競争入札があったから。
ビッグバイクの市販モデルが無かったモトグッツィにとってはレースや農耕用トラックなどで培った技術力を発揮し大型車を作れる千載一遇のチャンス。
Benelli、Gilera、Laverda、Ducatiといった同じイタリアのライバルたちとの選定争いになったわけですが、唯一のドライブシャフトモデルだった事や、耐久性&整備性、更にはコスト面でもライバルたちを大きく引き離すトップの評価を獲得し、見事選定されました。
嬉しい誤算だったのは、この高く評価されたエンジンの話がアメリカにも飛び火し、カリフォルニア州の白バイとしてもデビューすることになったこと。今でも売られているモトグッツィのクルーザー"カリフォルニア(1972年~)"はこのカリフォルニア州の白バイが原点です。
ハーレーから勝ち取ったと話題になったものの、実は最初はこんな形では有りませんでした。しかしカリフォルニア州の方から
「今までハーレーだったから混乱しないようにハーレーみたいにして」
と言われこの形になったんだとか。
映画『ダーティーハリー2』ではサンフランシスコ警察の白バイとして登場しています。
(ここは本人つけたし部分です(爆))
サイドカバーにV7の文字が確認できるシーンも出てきますが横に飛び出したシリンダーヘッドが特徴のエンジンレイアウトが確認できれば一目瞭然ですね!

そうしてでも獲得したいほどアメリカの市場というのは大きいものだったわけですね。その狙い通りアメリカが採用した事でますます大きな話題となり世界中の官公車としてV7エンジンはヒットしました。
官公用に作ったエンジンやオートバイを元に自社製品(民生品)として作られたのがV7というわけです。
他にもルパン三世でお馴染みFIAT500もMOTO GUZZIのエンジンを載せる方向で話が進んでいたんですが頓挫したという話もあります。惜しかったですね。元々が官公車という事でそのタフさからイタリア本土のみならずアメリカでも高い評価を得て大ヒットしました。

MOTO GUZZIは1921年より始まった現在まで存続するイタリア最古のオートバイメーカーの一つです。
Posted at 2020/04/09 22:41:37 | |
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