
最初にご報告?のようなものを。
細々と就職活動をしておりましたが、先週ようやく進路が決まりました。
大阪を完全に離れる選択肢もあったのですけど、恐らく当分は関西に残留できそうです。
ただ、UKとの取引が結構ある企業なので、UKのEU離脱で影響を被りそう(汗)
ポンド安でパーツ等の輸入には都合がいいのですが、そういう事があって個人的には非常に複雑な心境です(^^;
という事で(?)、今回は
take☆さんの
ふぃえす太の再試乗記をお送りしようと思います(前回は
コチラ)。ダンパーの交換前後で二回試乗していて、交換前は5月末、交換後は先日のAsa-Roc!で、それぞれ試乗しました。
1ヶ月近く試乗記が書けずにいたのは↑のような事情があったからですw
まずは1回目。

ストライプを外してしまうと、正面から見れば人によってはどっちがどっちか分からないかも…(オーナーなので、自分は流石に分かりますw)
六甲山の尾根沿いの道や、芦有ドライブウェイで乗せて頂きました。
六甲山の尾根沿いの道は減速帯が多数あって、クルマによってはバラバラになりそうな辛さを感じます。
そういったところでも、ふぃえす太の脚はキレイに動いて不快感を残しません。
ただ、これはインチダウン+軽量ホイールの恩恵もあるかも?
ダンパーは使用開始からほぼ4年、距離にして3万kmほど使用したもの。
これから劣化の度合いが大きくなるかな?という程度で、目立った性能低下は無いように感じました。
脚以外に目をやると、2000rpmからでもアクセルオンに対するレスポンスが非常にいいです。
といっても、スプリントブースターを装着した時のような(良くも悪くも)過敏な反応ではなくて、ノーマルのスムーズな吹け上がりを一段、二段良くしたような印象。
この個体はノーマルに対して吸排気系を変更しており、トータルで性能が向上しています。
前回試乗時と比べると、車検対応の為に触媒はノーマルに変更されていますが、個人的にはノーマルでも過不足はないように感じました。
恐らく、サーキット走行時のような高負荷域で性能の差が出てくるのではないかと。
また、エンジンマウントが硬めのものに変更してあるのも、かなりの恩恵があるように感じます。
このクラスとしては大きめのエンジンを搭載しているので、鼻先の重さを割と感じます。
ノーマルでもある程度揺動は抑えられていますが、ふとした瞬間にエンジンのグラつきや重さ、振動を感じる事も。
硬めのエンジンマウントに替える事で、アイドリング時からして振動は低下。
走行中も揺動が抑えられて、そこに起因する鼻先の重さも低減される感触があります。
ブレーキパッドも変更されていましたが、前回と比べて効きに変化はないような気がしました。
これも、もっと追い込んでいかないと分からないかな…?
あと、気になったのがギアの入り。
ふぃえす太の方が1速からスッと入ります。その後も、シフトアップ・ダウンともにスムーズに入る感触。
個体差という要因もあるので何とも言いづらいものの、使用状態やどんな人が使ってきたのかは大きいのかな~と感じました。
自分のフィエスタは2ヶ月弱前にミッションオイルを交換したところですが、一度フラッシングもやった方がいいかもしれません。
ここは何となく気になったので、メモ程度に記しておきます(^^;
一通り試乗して、今度はtake☆さんの運転で助手席試乗。

何年かぶりでしたが、やっぱり上手くて速い…
クルマの回転軸が前~真ん中にあって、全開ではなく流してるレベルなのに、5分そこらで酔い始めます(爆)
(注釈ですが、自分は元々三半規管が強くないようで、割と敏感に反応します。酔いやすいという点ではマイナスですけれど、クルマの挙動のセンシングという点では上手くやれば利点がありそう)
当然ながら、自分が運転するよりもクルマが生き生きと動いているように思いました。
そして二回目の試乗。

変更点はダンパーのみで、試乗コースは表六甲の鉢巻展望台から記念碑台駐車場までの往復です。
比較的舗装状態がいいのもあって何とも言い難いのですが、ダンパーの動きにまだ硬さがあるように感じました。
装着直後で渋さが取れていないのが一番の要因だと思いますけれど、交換前のダンパーも意外と劣化してないかも?それぐらい、交換前後で違いを感じませんでした(二度も試乗させて頂いて、この程度の感想しか出ないのが非常に申し訳ないですが(汗))。
という感じで、二度に渡って試乗させて頂いて感じたことを少し。
元々小さいクルマなのに更に小さく感じました。ダンパーやエンジンマウントなど、クルマ全体及び部品の振動・揺動の原因になる部分をノーマルよりも硬めて(引き締めて)、全体的に動きを小さく・まとまりを強くしているのがその理由だと思います。
見方によっては、反応が過敏になる(操作に対して、不必要にクルマが反応する)デメリットもありますが…
一方で、操作に対してクルマが正確に反応するという点では利点があります。ここはホントに表裏一体ですね。
また、ワンオーナーであるというのも大きいのかなと思いました。
この個体は10万km以上走っていますが、その間ずっとtake☆さんが走らせています。
take☆さんご自身、運転が非常に丁寧で上手い方なのもあって、クルマに妙な癖がないと感じました(クルマが小さく感じ、乗りやすいと感じたのはこういう理由もあるはず)。
ボディから何から、クルマ全体にビシッと一本筋通った雰囲気があります。
ここはパーツ交換では得られない、ずっと一人のオーナーさんが走らせているからこそ出てくる差別化要因であり、これは誰にも真似できないと思います。
自分のフィエスタは3オーナー車、劣化は日々進行していて、パーツを新装する事で本来のシャキッと感は少なからず戻ってくるでしょう。
ただ、これまでのオーナーの走り方によってクルマに染み込んだ癖を修正するのは困難だと思われます。一般的な中古車を買う上での大きなリスクですね。
だからといって、これ以上フィエスタに乗るのを諦める訳ではありませんが、
そういうのを意識した上で、「どうやったらこのクルマをキレイに走らせられるか?」を考えるのはずっと付いて回る課題ではないかと。
ずっと前に
Clioさんの
この記事を読んだのを、ふぃえす太を試乗してから思い出しました。
こういう世界はホントにあると思います。
そういうのも含めて、とても意義深い試乗でした。
take☆さん、ありがとうございましたm(_ _)m
(追伸)一度目の試乗の帰り道、以前目撃したフィエスタSTコンペティションをまた見たので、念願のご対面となりました。

オーナーさん、ご自分の愛車以外のフィエスタSTを見るのは初めてだったそうで…