
今年最後のAsa-Roc!に参加してきました。
いつもの展望台は道路工事の影響で使えない為、芦有ドライブウェイでの開催です。
集合時間は11時と遅めでしたが、日曜朝の芦有名物のスーパーカー祭り(今勝手に命名w)は例によってお盛んでした。
というか、今の時期はあんまり朝早いと路面温度が下がってて、温度依存性が高いタイヤを履いてるこの手のクルマはまともに走れないですよね…

ボーっとしてたので、デ・トマゾ パンテーラの写真位しかありません(汗)
クルマ自体も珍しいんですが…

個人的には後付けと思しきGhiaのエンブレムが刺さりましたw
デザインはまさにGhiaが手掛けたようなので、オーナーさんはなかなか通だと思います(すいません、上から…)
と、ここで
take☆さんのフォーカスmk1 RSに乗せていただける事に。

約3か月半ぶりのフォーカスmk1です。
正直な感想としては…、ターボが効いてなかったら素のフォーカスmk1だと言われても納得しそうです(勿論褒め言葉)。
アイドリングでクラッチミートしても普通に発進できるほど、エンジンは扱いにくさとは無縁です。
軽い傾斜の坂道なら3速1,000rpm(大体20km/hぐらい?)からアクセルを踏んでも一応加速できるドライバビリティはあります(一応、なので、普通に使うにはちょっと厳しい?)。
ブーストが掛かり始めるのは3,000rpmの少し手前。徐々にブーストメーターが動き始め、ギャレット製タービンが「シュ~」と回ってきているのが聞こえてきます。
そして3,000rpmを超えるとロケットのような加速。Bluefinが入っている事もあり、結構なトルクステアが出るかな?と想像してましたが、試乗した限りでは気取れませんでした。
18インチのアルミホイールが若干慣性重量の重さを感じるものの、足回りの動きや硬さは素のフォーカスmk1の延長線上にあると思いました。
「ちょうどいい乗り心地」という表現が適切で、脚の動きと硬さとロールの抑え方などのバランスを取る事で乗員が感じる快適性を確保しつつ、サーキット走行などのよりハードな走り方を想定して脚を締め上げている印象です。バネレートは上がってて、ダンパーはザックス製のレーシングダンパーだとか?(ただ、路面のいいところでしか走ってないので、荒れたところだとバタバタ感やハードさを感じるかも)。
ハンドリングもフォーカスmk1そのものです。直進状態ではドッシリと安定し、そこからステアしていくとステアリングの手応えをズシリと感じさせつつ、非常に正確に旋回していきます。
また、ブレーキはハードに踏んでいないので断定はできませんが、かなり効きそうな感触がありました。ブレンボ製なんですけど、素モデルで感じたコントロール性の良さは健在だと感じました。
因みに、自分の場合はトー&トーでシフトダウンできました(大分下手ですが…)。
アクセルペダルはワイヤー式の為、アクセル操作に対して正確に反応すると感じました(電スロだと、操作次第ではキャンセルされたり反応が悪かったり)。
変速機はフォード汎用のMTX-75だそうですが、タッチはしっかり目です。
重そうに見えるシフトノブのせいもあるのかな?
クラッチはAPレーシングの高負荷用。その割に、ペダルの重さはそこまで感じません。
この個体は約2.9万km走行と、年式を考えれば程度極上と言えます。
それ故、全体的にヘタリは少ないように感じました(うちにあった3.4万km走行の素フォーカスmk1と比べて)。
強いて言うなら、ブレーキの踏み始め(1㎝踏んだぐらい)のタッチがごく僅かに弱いかな、と感じる程度でした。メチャクチャ細かいレベルですが…
数年前にST170を試乗させて頂いた時の記憶も辿ってみると、素のフォーカスmk1が持つしっかり感と快適さ、扱いやすさをそのままに、ST170、RSと徐々に辛口度が増している印象です。
ターボである事とシートやステアリングなどの専用装備以外はそこまで演出されていないので、分かりやすく特別なクルマに乗ってるという感覚は、実はそこまで無いかもしれません。
ただ、よーく観察していると、素に対する向上しろが滲み出てきます。
それだけ素のフォーカスmk1の完成度が高いという事でもあり、RSへのモディファイもまたレベルが高いと言えます。
その点、現行フォーカスRSはアクセルを抜いた時のマフラーからのバックファイア音や聞かせるエンジン音など、素モデルと対比して演出が多いので、分かりやすい特別感が感じられます。
個人的には…、初代フォーカスRSの「特別感があるかどうかはパッと乗った感じ分かりにくいけど、よく観察すると堅実・着実に性能を向上させてきてるのが分かる」という少し前の欧州フォードの考え方の方が好きです。かなりザックリ要約すると、「乗っててホッとできる」になります(笑)
長々と書きましたが、非常にいいクルマだと思いました。take☆さん、ありがとうございましたm(_ _)m

その後は逆瀬川のイタリアンに場所を移して、ウダウダとお喋りして解散でした。
来年のAsa-Roc!は、4月から再開だそうです。
順当にいけば、自分はもう働き始めている頃でしょうか(^^;
(締め切りまであと1ヶ月、修士論文を頑張ります…)
またお会いしましょう。
(P.S.)

暫定的に16インチ化しました。ホイールの軽さとタイヤ(ミシュランPS3)のせいもあってか、乗り心地が良くなったと思います。
ただ、外径がちょっと大きいので、正しい扁平率のタイヤを買わないと…