目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
現在6年と2か月使用中のCAOS 100D23。
充電制御のない車なら、このCAOSが、7年持つのは、珍しくもない。
前回、同じバッテリーだったが、7年1か月使用出来た。
だが最近は、パルス充電しても、CCAは上昇せず。
いよいよ、寿命末期に入ったようだ。現状のCCAではあと1年程度の余命である。
2
・最後の手段に準備していた二品。*自己責任で実施した。
この状態になったら、最後の手段として考えていた事があった。
補水不要だが、補水する事だ。液の減少で、充電してもCCAの増加がないと見た。
元々、CAOSには補水栓があり、上のシートを剥がせば補水可能だ。
3
使うのは、上記の精製水と、この大型注射器。
この事態に備えて、1年前から用意していた。この時、初めて開封した。
4
・まずは1気筒?だけ水位チェック。液は結構、減っていた。
精製水から20CCほど注射器に移す。
中を覗いて見れば、極板と液面が面一になり、極板の先端が見えていた。
早速、写真の如く精製水注入。10CC入れて、中を覗くと、まだ不十分。
全部、入れてようやく極板が、液面下に沈んだ。
注射器は水だが、バッテリー中は希硫酸。ホースを、深く入れないよう注意した。
5
ここで、残る5本の栓にも補充すべくシールを剥がした。
以前のものは、補水栓上に透明シートが貼ってあったが、今回は説明書き一体になった。
カッターで境界線を切り、補水栓上のシートだけ剥がした。
シートは終了後に戻す。端の一部が切れてしまった。
6
補水栓全部のシールを剥がす為、取付ステーや両極サイドターミナルを外した。
補水栓が真っ黒だったのは、意外だった。
周囲を拭くが、完全には汚れは落ちなかった。
7
バッテリー単体にしたところで、作業を続ける。
補水栓全部のシートを剥がすと、きれいな補水栓が現れた。
前回のものは、補水せずに使い終わった。
当時は、補水したら定期的に補水する事と、書かれていたような気がする。
8
ガチガチに締まっているので、ラジオペンチで、最初の一緩めをした。*上写真。
その後、逐一中を覗きながら補水量を調整した。全部が、同じ減り方ではなかった。
平均すると、最初の20CC程度、合計120㏄を補水した。
アッパーレベルが不明なので、極板が液面下になったところで、補水を終了した。
9
補水終了後、ターミナルを外した状態で、CCAを測定した。
不思議な事に、補水前のCCA 3回測定平均は、395 だったが、411.3に上昇。
10
内部抵抗値は、補水前は7.45mΩだったが、7.08に低下。これも不思議な現象だ。
普通、端子をターミナルに繋ぐと内部抵抗値は減る筈が、逆になった。補水が関係か?
11
ターミナルとEDLCを端子に固定して、再充電後の計測は403.2CCA。
30CCA程、蓄電出来るEDLCが付いてCCAが減るとは、これも不思議だ。
補水後より少し低下しているが、補水前の補充電では400を超えなかった。
充電キャパは増やしたので、推移を記録していきたい。
12
なお、CCA測定器は前回改良したものでは、挟み付ける力が弱く、接点異常の警報がなった。
そこで、ゴムの本数と巻き数を増やすと、正常に計測できた。
13
・最後に 充電キャパは増やした。推移を見守りたい。下記作動後、CCA411に再上昇。
*メンテモードも、作動しない状態だったが、作業後3時間メンテモードが作動した。
前回、お知らせした状況なので、遠出不可。が、ストレスは溜まるどころか、逆に癒される。
人間の介護は、何か心に引っ掛かる時もあるが、ペットの介護・看病では無心になれる。
それは、利害とは無縁な世界にいる動物の清らかな心に触れるからでしょう と、
旧いみんトモさんからメッセージを頂いた。まさに、その通りだと思う。
手術の夜は、タオル6枚が赤く染まった。二日連続の徹夜の保護と介護だった。
だが疲れる事なく介護出来た。自分も無心になれた。シロクロも、よく頑張った。
遠出出来ないから、自宅で出来る整備と手帳UPも増える と、言う事なのであります。
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