皆さんこんにちは、欧州車担当のDです
今回はジャーマンカーズさんの取材に同行させていただき、埼玉県入間市の
ガレージジュール様へお邪魔させていただきましたので、取材風景のご紹介です。
ガレージジュール様はドイツ車を中心に販売・修理を行っており、阿部商会も長い間お世話になっているショップ様です
当日はちょうどクーラントの交換作業を行っていただいており、交換作業を見ながらの取材となりました
取材時に従業員様からの質問でクーラントにはさまざまなメーカー(色・価格)があるけど何が違うの!?っと質問をいただきました
折角なので今回はクーラントについて少しお話させていただければと思います
現在の欧州車業界でのクーラント使用は私の主観ですが、下記のタイプに分類される様な気がします。。。
・純正品
・某メーカーが出している輸入車全てに使用できるクーラント
・トヨタや日産などの国産用製品(赤・緑)
これらのクーラントの成分にはほぼエチレングリコールが使用されています。
その中に防腐剤・消泡剤・冷却材などが含まれているのですが
ドイツ車用と国産用では中身の成分比率がメーカーによって変わってきます。
ドイツと日本では温度や湿度などの違いがありラジエーターやW/Pなどの機関も
その国の環境にあった基準で作られておりますので、指定外の物を入れると、冷却能力が悪くなったり、腐食剤に合うように設計されているシールやガスケットなどに影響を与え、故障の原因になる可能性があります
良く聞く話では国産用のクーラントをドイツ車に使用すると、輸入車用に比べて冷却水の温度が高くなってしまう事があるそうです。
温度が高くなるとコンデンサーが冷却されない為エアコンを使用した際、最大出力を出し続けるために冷え方が悪い、付加が掛かる為コンプレッサーなどの故障、燃費の悪化などの原因になる事が考えられます。
また、冷却水の消耗が激しい場合、輸入車用のクーラントに変更すると
改善されたなど聞くこともあります。
最近はスーパーLLCなど16万キロ・7年無交換などの製品もありますが
一般的に水道水で割って使用している場合だと、クーラントの成分のリン酸塩と
水道水に含まれるカルシウムがリン酸カルシウムに化学変化を起こし
ヘドロの様な液体になってしまう場合があります。
これらはラジエーターや各機関の故障の原因となる事もあります
現実的に蒸留水を使用する事はコスト的にも難しいのが現状ですので
水道水を使用するのであれば車検毎の交換などを行っていれば
これらのリスクを軽減する事ができます。
(たまにミネラルウォーターを使用する人がいますがこれは一番お勧めできません)
SWAGのクーラントは純正供給メーカーがドイツで製造を行っており
成分割合等も各メーカーに併せて製造されていますので
安心して使用できる製品と言えると考えております
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