
BATTLESHIP COLLECTION
WW2のドイツ最大の戦艦
同型艦はテルピッツ
WW1の戦艦の設計思想をそのまま使ったため遠距離砲撃に対する防御は
駆逐艦並みの戦艦。
反面、近距離射撃(水平射撃)に対してはタイガー戦車に似て圧倒的な防御力
結果的に航空攻撃はあまり受けず、対空管制の脆弱性は暴露されなかったが
これもダメダメだったようです。
しかし、戦争の相手は英国。
近接艦隊戦に固執するので、ビスマルクの最大の弱点水平装甲のもろさは
露出せず、これも奇跡的に、艦上部構造物のほとんどを破壊されながらも
轟沈はせず、最後は自沈で終わっています。
英戦艦プリンス・オブ・ウエールズ、フッドとの海戦では20キロ近くんも
離れた距離から、的確に主砲弾を命中させ、正確な射撃の主砲の実力を発揮しています。
フッドなんか一撃で真っ二つになって轟沈しています。
やはり、砲と言えばドイツなのでしょうね。
ただ、これがいけなかった。
フッドをあっさりやられた英国は復讐に燃えて、戦争を忘れて本国艦隊のほとんどを
ビスマルク追撃に充ててきた。
損傷した僚艦重巡洋艦プリンツ・オイゲンと別れ、
巡洋戦艦シャルンホルスト、グナイゼナウを故障で欠き
ビスマルクは単艦行動になってしまった。
もともとドイツは海軍力にはあまり興味がなかったようで、Uボート以外
大した戦力を持たなかったので、貴重な戦艦を単独行動させることになったのであるが
これも馬鹿な軍属の下についた軍人の運命なのか?
そこに持ってきてお馬鹿な提督さんが、自分の戦果報告を本国に無線送信などしちゃうから
眼の色変えている英国艦隊にあっさり見つかっちゃうのです。
英国の威信をかけた大包囲戦の中で、ビスマルクは孤軍奮闘するのですが多勢に無勢
400発の砲弾と3本の魚雷を受けて主砲塔3基を破壊され、火災も発生
そのまま自沈ということになった。
ジェントルマンの英海軍はビスマルク乗員の救助に当たったが、なんと運悪く駆け付けた
Uボートのおかげて、救助を断念。2200名のうち100人程度が救助されただけでした。
ここで、Uボートさえ来なかったら、もっと多くの乗員が救助されていたはずで、ヒトラーの
日ごろの行いの悪さが出てしまった悲劇ですね。
って、なんかこのシリーズになると文章が長いな・・・
Posted at 2008/06/12 00:24:32 | |
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