わらしべ長者
子供に不意に聞かれて答えられなかった話ってありませんか?
「わらしべ長者」って最後はどうなったんだっけ?
何と何を交換したんだっけ?
が~ん

思い出せますか?
完敗でした。
で、調べたところ、「わらしべ長者」には2種類のストーリーがあるらしいのです。
一般的には貧乏人がわらを拾い、次々に物々交換をして長者になる話なのですが
別に、わらを与えられこれを千両にして来いと言われて旅をする話。
似ているようで180度違う話だったんですね。
物々交換の際に欲があったか無かったかと言う大きな差があるのですね。
最近は欲の塊の様な人ばかりですので、そうではない方のお話を簡略に書き留めておきましょう。
昔、一人の貧乏人がいました。ある日、その男は「この後、初めに触ったものを、大事に持って旅に出なさい」と観音様からお告げをもらいました。男が歩きだすとすぐに石につまずいて転んでしまい、偶然にも1本のわらしべをつかみました。 男はお告げのとおり、わらしべを大事に持って歩いていると、飛び回っていたアブがわらしべの先に止まりました。男はアブをわらしべの先に結び付けました。
さらに歩くと、大泣きをしている男の子がいました。男の子はアブが結び付けられたわらしべを見て面白がり、欲しいと言ってきました。男は観音様のお告げを信じ、わらしべを譲ろうとしませんでしたが、男の子の母親が「ミカンと交換しましょう」と申し出てきたので、男はわらしべとミカンを交換しました。
さらに歩くと、のどが渇いている人がいました。その人は男が持っているミカンを欲しがり、持っていた布と交を持ちかけてきました。男はミカンと布を交換しました。
さらに歩くと、倒れている馬とその傍に侍がいました。侍は急いでいるため、馬を見捨てなければならなくなりました。侍は家来に馬の始末を命じ、先を急ぎました。馬がかわいそうに思えた男は侍の家来に布と馬の交換を迫ります。家来は承諾し、布を受け取ると侍の後を追っていきました。男は川から水をくんできて、馬に飲ませました。倒れていた馬は回復し、立ち上がりました。男は馬に乗りながら進んでいきました。
さらに進んでいくと、大きな屋敷が見えました。屋敷の中に声をかけると、中から主人が出てきました。主人はちょうど旅に出かけようとしており、男に屋敷の留守を頼み、代わりに馬を借りたいと言ってきました。主人は3年以内に自分が帰ってこなかったら、この屋敷は男のものだと言いました。男は承諾し、主人は馬に乗って旅に出ました。
3年待っても5年待っても主人が旅から帰ってくることはありませんでした。男は屋敷に住みながら、裕福に暮らしていきましたとさ。
なんとなく、蘇ってきましたか

ちょっとほっとしたでしょ(笑)

Posted at 2010/01/20 15:54:13 | |
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