
選挙の時期が話題になっていますが、投票所にはいつも、鉛筆が置いてありますね。
ボールペンやサインペンは投票用紙の仕組みのため使えないのは聞いていましたが、
なぜ、もっとも普及しているシャープペンシルを使わないのでしょうね。
現在、普通に使う筆記具としてはシャープペンシルが最もポピュラーでしょうね。鉛筆を使うのは保守的な小学生くらいになってしまい、まさにシャーペンは筆記具の王といった感じです。実はこのシャーペンはあのシャープの社名にも由来しているそうです。
SHARPのHPのオンリーワン・ヒストリーという話が載っていました。
ところでこのシャーペン、いつでもシャープなペンシルだからシャーペンと言う単純だがぴったりのネーミングですが、かのSHARPの社名もこのペンに由来しているそうです。
ではシャープがシャーペンを発明したのかというと、そうではないようです。
シャーペンの起源は意外に古く、1822年にイギリスのモダンとホーキンスという人物が機械式鉛筆、つまり今のシャーペンのようなものを作っています。
そして37年、アメリカのキーランが「Ever sharp pencil」という名の製品を発売している。
つまりこれが「シャープペンシル」の由来のようです。
日本でも1877年に始めて輸入されています。
さて、このペンを日本で広めたのがシャープの創業者、早川徳次である。
早川は1915年「早川式繰出鉛筆」を発明し、製造販売に乗り出しました。
この時はなんとも、ものものしい製品名だったようです
最初は日本人にはあまり受け入れられず、不評だったようです。
しかし、これが欧米でヒットし大量に輸出されました。
その翌年、改良を重ねた製品を「エバー・レディ・シャープ・ペンシル」と銘打って発売。
のちに、この名前が後にSHARPの社名になるのです。
シャープペンシルがシャープを産み、シャープが新たなシャープペンシルを産んだ。シャープとシャープペンシル、何とも微妙な関係なのですね。
って言うか、シャープの起業はアパレルのベルトの留め具からと言うのがびっくりでした。
Posted at 2009/05/11 00:33:27 | |
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