
今は無きアルミニウム箔懇話会のホームページには、
アルミニウムを厚さ0.2mm0 0.006mmまで圧延で薄く伸ばしたものを
アルミ箔=アルミホイルと定義されていました。
「料理は楽しいけど、後片付けが結構大変なのよね」と妻が漏らした言葉をヒントに
コンビニでもおなじみ「アルミ箔容器入り鍋焼きうどん」を開発した社長さんの話は有名ですよね。
100均のアルミホイルなべで作るインスタントラーメンは、カップ麺よりも安い?とかの話題も・・・
こちらのみんカラではエンジンルーム内などで遮熱材代わりや装飾用に使われる方も多いのでは。
チョコレートやポテトチップスなどの包装にも使われてアルミ箔は奥の深さを感じさせてくれますね。
電気の世界でもアルミニウム電解コンデンサーなど用途は多彩。
ところで、アルミホイルはピカピカの面とつやのないマットの面があるがどちらが表なのだろうか?
アルミホイルは、厚いアルミ箔を二枚重ねにしてローラーとローラーで挟んで伸ばし、
薄く仕上げる(圧延)ことによって製造される。工程内で熱間・冷間の圧延を繰り返し薄く延ばされてゆくのですが、
その工程上でローラーに当たっていた面は、摩擦でピカピカ(ブライト面)となり、
アルミとアルミが重なっていた面はつやの無い(マット面)状態となるのだそうです。
だが、ツヤがあろうがマットであろうが材質も機能も全く変わりないとのこと。
なので、正解は表も裏もなし。
とは言え、装飾用に使うときは光沢面が表ですよね。
食品包装に使う場合は大半が樹脂フィルムや紙などとのハイブリッドなので両方光沢面ということも・・・
アルミニウムは金属なので、基本的に光を通しません。しかし、食品包装は非金属とのハイブリッドなので
少し光を通すものもあるようです。
これが、アルミのリサイクルを阻んでいるんです。アルミニウム箔は工程上、高温を使用しますので細菌は死滅し
衛生的にも、優れた包装材なので、食品やタバコなどの包装に幅広く使われます。
でも、ハイブリッド処理されてる上、使われている質量が極めて小さいのがリサイクルコストが嵩んでしまいます。
よって、採算性を悪くしてしまい、リサイクルされにくい材料になっているんです。
金箔などもガラスや樹脂フィルムとのハイブリッド材は多く存在し、熱戦吸収ガラスなどとして活躍しているのですが
金そのものの価格が高いため高価なリサイクル費でも回収されるんですよね。
あれれ、また、おちの無い雑学になってしまったようですね。
Posted at 2011/03/03 23:49:40 | |
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