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カクシカおじさん(プレミオおじさん)の愛車 [トヨタ プレミオ]

整備手帳

作業日:2021年4月6日

ピボット マルチゲージX2C仮取付(2ZR-FAEエンジンの水温調査)

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目的 チューニング・カスタム
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 30分以内
1
今回購入したトヨタプレミオ最終型のメーター周りには、じいさん車というせいか警告灯ではなくて、今どきのお車には非常に珍しくなった針式の純正水温計が、針式燃料計とともに復活されて設置されています。

ところが日本車の針式の純正水温計、コンテのピボット X2Cゲージ設置ところでも触れましたが、実は冷却水温が適正温度内の時には、神経質な日本人の気質に合わせて針が中央付近から全く動かない仕様となっています。


外車などでは純正水温計に温度の目盛りが表示されていて、現在の水温が何℃か大雑把に分かるようになっている車が多いようです。
2
こちらの写真は、約10年前の2011年頃に買ったピボットのマルチゲージX2Cの新品写真です。フードケースも同時に買いました。

これを当時まだ新車購入1年目だったダイハツ ムーヴコンテに設置しました。なおこの製品は冷却ホースや配管類の加工が全く不要な、車内に設置されているOBDⅡコネクターに差し込むだけで水温とインテーク吸気温度を動作表示する安心な製品です。


ムーヴコンテは(同時期のムーヴ・ミラ等も)、コストダウンの影響なのか、純正水温計などはとうになくて、水温が50℃で消灯する緑色の低水温警告灯と、何℃で点滅・点灯するか未だに分からない(恐らく120℃前後か?)高水温警告灯のみの設置です。

これでは冷却水路になにかトラブルが発生して、高水温警告灯が点滅した時にはすでにオーバーヒート状態で、最悪ヘッドシリンダーが変形している、という事態もありえるので、予防保全と車の保護のために実温度が表示できる社外品の水温計を設置することに。
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この写真はムーヴコンテの純正水温センサーの写真です。撮影できる機会がほとんどないので新品交換時に撮影しておきましたが、品番は89422-33030となります。


この品番ですがコンテやダイハツ車だけでなく、トヨタ車でも多く使われている? 製品のようですが、当プレミオに使われているのかどうかはまだ調べてないので不明ですが、コンテの場合はシリンダーヘッドのサーモスタット横に設置されています。

X2Cゲージはこの純正の水温センサーの情報をOBDⅡ経由で読み取ってメーター表示します。
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新たに社外水温計を即座に買い増しする予算がすぐには取れないので、とりあえずムーヴコンテに取り付けていたX2Cケージを取り外して、プレミオに仮設置してみました。

今から約10年前の製品で実水温が表示できるか不安でしたが、無事動作しひと安心です。


そのうち購入予算が取れれば、水温計・バキューム計・電圧計の三連メーターにするつもりですが、コンテと違ってプレミオはフロントガラスが寝ているせいで、夜間になると計器盤面の写り込みが激しいです。メーターフードはツバが出ているタイプを買う必要が。

後日ツバも取り付けてみたけれど、完全には写り込みを防げないので、写り込みしないタイプのメーター、スモール灯の点灯とともに減光するタイプのメーターにするしかないようです。
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さて、実水温を表示させてみますと、おおよそ75℃あたりで動かなくなりました。

今はまだ寒い感じのする4月初め頃ですが、真夏にも80℃前後のままなのかは今後の調査待ちですが、無理をしていそうなコンテ(ダイハツ KF-DETエンジン)よりも適正水温がかなり低め=-15~20℃ほども低いのは間違いないようです。


ちなみにプレミオ(アリオン)の純正針式水温計は針が動き出すのが約45℃前後、水温が50℃になると針がCの表示のところから離れていくようです。

コンテの低水温警告灯も消灯するのが50℃なので、エンジンにとって50℃以下では暖気をして車を動かさないでね、ということでしょうね。


暖機など全くせずいきなり車を発車させる人もいるが、確実にエンジンの寿命に響くでしょう。私は何十万kmも乗ろうとしているので、こういったことも毎度しっかりとやっておきます。

これで軽四ターボの条件厳しいコンテのKFエンジンでも、30万kmまではノンオーバーホールでなんとか持ちました。
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こちらは暑い盛りの2011年8月10日に撮影したダイハツ コンテの冷却水温で、サーモスタット開弁温度約84℃、全開温度97℃というかなり高い温度設定で、水温は92℃で安定している状態です。

プレミオの新型車解説書を見てみますと、サーモスタットの開弁温度は80~82℃となっていまして、コンテとそう変わらないようですが。ラジエターファンは無段階制御の最大120Wだそうです。結構電気は食らうようです。動作音自体はコンテとは比較にならないほど静かですが。


ちなみにコンテの場合では水温が103℃まで上昇すると、ON-OFFのみ制御のラジエターファンが回り始めてクーラントを冷却し、92℃でラジエターファンの回転が止まるようになっています。

当方のプレミオではまだエアコンスイッチON時以外は無段階制御のラジエターファンは回っていませんで、この続きはまた盛夏頃に掲載したいと思います。


      【追 記】
ひと夏を過ぎますと大方の傾向が把握できまして、常温80℃前後、峠道の登りとかで試しに負荷をかけてみますと90~92℃辺りまでは水温が上昇しました。

ただそれ以上は上昇しなかったですが、強烈な負荷を与え続けた場合は不明です。まあプレミオとかでサーキットなど走る人などいないでしょう。ちなみに私なら走行タイムよりも、タイヤをレグノ等に交換のうえ、最高速テスト(180km/h弱)ならやってみたいですが。


次の課題は逆となるオーバークール時、つまり真冬の北海道あたりで外気温-20℃以下の時に、適正水温が維持できるのか、暖房が問題ないのか試してみたいです(当方のプレミオは寒冷地仕様なので、エアコンユニット内にPTCヒーターが3本設置されてます。総合計450W? だったような)。

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この記事へのコメント

2021年10月13日 20:19
こんばんは!
車の不調予兆は早めに察知出来ると大事になる前に対処出来ますから、地味に大切ですね🙏
水温ですが、サーモスタットの開度がコントロールされていますので、大体80~85℃で安定する様になっている筈ですよ。
60℃過ぎたところから徐々に開き始め、85~90℃で全開になるように(物理的な)セッティングされています。
ラジエーターファンは90℃代前半で動き始める感じですね。
ちなみに、一番水温が落ちるのは低負荷走行中(60~70km/h)で、自分の車は78℃とかになりますね🤔
一番高かったのはサーキット走行で、94℃にも及びました・・・😪
夏場の渋滞で停車している時も地味に高くて、88~90℃を行ったり来たりでした🤢
コメントへの返答
2021年10月17日 18:23
夜分に失礼いたします。ただ今仕事から帰宅したところですので。

この記事からひと夏が過ぎまして、我が家にプレミオがやってきてから大方7000kmほど走りました。真夏の暑い時期に試しに負荷を掛けますと、大方90℃ちょい位まで水温が上昇しました。



ちなみにプレミオの修理書等を見ますと、プレミオ(アリオン)の場合、水温が45℃くらいから針がCから動き始め、75℃~108℃近くまでは針は中央位置から動かず、110℃くらいからH方向へ針が動き始め、120℃でHの赤ライン内に到着、127℃で針が振り切れる設定のようです。

危険ゾーンのH表示になるのが120℃ではエンジンヘッドがすでに歪んでいそうですね。ホンダ車でも高水温警告灯の赤ランプの警告灯が120℃にならないと点灯しないと、うわさに聞いたことがあります。この温度ではすでに手遅れでしょうね。



ターボ軽自動車のコンテ(KF-DET)のエンジンでは常温で92℃、平気で103℃まで上昇してからラジエターファンが動作することから、やはり条件厳しい660ccで無理な燃費向上ということで、かなり無理をしているようで、この対価としてエンジンと液体ガスケット、そしてマウント各部のゴムと樹脂部品の劣化が激しいようです。

冷却水路をプラ部品で多用している欧州車も同様のようで(軽四車と同様に冷却水温が高めの設定が多いそうな)、高温多湿のこの日本では、経年劣化によるプラ部品の破損トラブルが、国産車と比べると比較にならないほど多発しているようです。遠出多い・多距離も乗る私の場合は財力があっても外車は敬遠します。



ちなみにコンテとプレミオの違いはラジエターキャップの加圧にも表れていまして、プレミオは88kpa=0.88なのに対しKF-DETでは1.1まで加圧します。

別項で取り上げましたが、コンテターボ車のダイハツ純正のT.RAD製ラジエターASSYは、タンク部分も樹脂ではなくて、今時では珍しいオールアルミでできていました。しかも半値近くに値下げされて26100円+消費税でした。



ただこのピボットの水温メーター、すでに10年以上使っているせいなのか調子が悪い時があり、電源が入らない時がちょこちょこあって、そろそろ寿命のようです。

プレミオはコンテと違ってフロントガラスがかなり寝ているため夜間の写り込みが激しいので、高価ですがトラブル防止の保険としてデフィのアドバンスの52mmのメーターを、Can Driverとともに導入したいと考えているところです。
2021年10月14日 1:14
遅くまでお仕事、お疲れ様です。
再度コメント失礼します。

純正の水温計の仕様、とても勉強になりました🙏
50℃で青ランプが消えるのは毎日見てるので知っていましたが、オーバーヒートまで行かないと赤ランプは付かないのですね・・・。

自分はサーキットを走るときの油温を知るための指標として、手軽に水温を検知出来るOBDII端子にレーダー探知機を繋ぎ、主に水温と瞬間燃費とGPS時計を利用し始めました。
大体油温は水温+20℃程度で推移しているらしいのですが、必ずそうとも限らないので、最低限水温だけでも監視している状態です。

自分のフィットはラジエーターキャップが1.1kg/cm2だったと記憶してます。
メーカーが違えば各所の考え方も変わるみたいですね🤔
圧の違いで何が変わるのか、知識不足なのでちょっと調べて自分の糧にしたいと思います💪
コメントへの返答
2021年10月14日 21:16
これは受け売りなのですが、燃費の向上のために、水温を従来より10℃ほど高く設定する事例が増えているようです。当方のダイハツターボ軽四車のKF-DETエンジンなどはその典型的な事例のようです。

この古いピボットのX2Cメーターでは従来の常識に合わせ、100℃を境に最小の目盛り単位が2倍となる5℃刻みごとになっていまして、ちょっと不都合を感じます。最新の製品では古今の事情を反映し120℃までコンスタントに目盛りが刻まれていますね。



当方の空冷バイクCD250Uのフォトで取り上げましたが、空冷2気筒のバイクでは真夏に負荷を与え続けると、油温が110℃を超え120℃ほどになっていました。

現在当方が常用しているモチュールの100%PAO系の8100エクセス 5W-40ならこの120℃でも大丈夫そうですが、測定当時使っていたホンダ純正の鉱物油のG1 10W-30ではこの油温ではかなり厳しいと思います。



ラジエターキャップの加圧、昔はほぼ0.9kgだったようですが、近年は1.1kg加圧が多いようで大気圧と合わせて最大2kg超の圧が加圧されるので、圧力鍋ではありませんが確かに沸点は多少向上しますが、冷却水路へのダメージは大きくなっていると思います。

先に触れた多数の欧州車が高い冷却水温を採用したことと、冷却水路の樹脂化のせいで、この日本国内では経年劣化による破損が多く、オーバーヒート等の水回り系のトラブルは多いようですよ。

当方では真冬に-20~-30℃ほどにもなる北海道にも行くのと、防錆性能・消泡性能の維持から、クーラント濃度は60%にしています。ただ60%以上の濃度にしてももう凍結温度の変化はないのでこの濃度に。高価ですがKTCのフルードテスターで正確に濃度確認していますよ。


まあホンダ車ではすでにメーカーで50%濃度にしたものが純正品として売られてますが、このクーラント濃度を下げて水の割合を増やすと冷却性能は多少向上するようですね。

まあ当方はレースはしないのでLLC60%濃度でも不具合が生じたことは全くありませんが。クーラントの交換時には当然精製水で割り、しかも2年毎に交換して冷却水路の維持に努めています。おかげで10年30万km走行でも腐食はありませんでした。



ところでミニクーパーで多発しているらしい、エンジン内にある樹脂製のタイミングチェーンガイドの破損も、近年の高いエンジン温度・エンジンオイル温度設定とは無縁ではないでしょうね。

当方のコンテのパーツレビューでも取り上げたダイハツのこの部品は国産品で、当方のは30万kmも持ちましたが、もしこれが破壊されると、タイミングベルトが切れたのと同じ状態になるので、エンジンが壊れちゃいますよね。


プレミオは設計が古くて、今は採用されなくなったバルブマチックを使った1800ccエンジンの2ZR-FAE、このエンジンは基本設計が古いせいか水温も低く、よってチョイ乗りさえしなければエンジンオイルも長持ちしそうです。

ターボ車のコンテでは、完全な化学合成油のモチュール8100エクセスを3000km/毎のエンジンオイル交換でしたが、プレミオでは当面5000km/毎に伸ばしました。

本当はOBD-Ⅱのデータからバッテリー電流の出入りと、エンジンオイルの油温を表示するメーターがあればいいのですが、現在では油温はセンサーを取り付けるタイプしか無くて、水温が高めの車は鉱物油由来のVHVIオイルよりも、PAO系の完全な化学合成油のほうが、長期的に見ればより安心ではありますね。

プロフィール

「我がコンテ号、325327kmにて初めてCVTオイルパンを開封(写真)。

CVTは3~4万kmでのフルード交換ぐらいしかメンテはしてませんでしたが、左端の円形のマグネットにヘドロがこびりついている以外はきれいでした。

当然、新品のストレーナ・マグネット・ガスケットへと交換。」
何シテル?   10/26 21:55
カクシカおじさんです。 ニックネームの由来は、我が愛馬コンテカスタムRSの別称、ダイハツの『カクカクシカジカ』と現在の年齢がおじさんになっているところから...
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