今まで乗っていました30万km以上走ったダイハツ コンテRSは、つい先日(2020年10月末~12月初め頃)エンジンオーバーホールし、再利用したクランクシャフト以外はすべて新品部品で組み上げたので、当面はコンテでやり過ごすつもりでした。
が、トヨタがプレミオ・アリオン・プリウスαの受注中止を2020年12月1日に突然ホームページで表明したらしく、私がこのことに気が付いた時点ではすでに新車購入出来ない状態に。
そこで急遽、約10年ぶりに中古車ですが車を購入しました。久しぶりの普通車の購入ですが、今回選んだのは1990年代に乗っていましたトヨタ 5ドアハッチバック車 コロナ1800SFの流れを組む、昔ながらの5ナンバーサイズのセダンの王者、トヨタ プレミオ 1.8X Lパッケージ・FF・寒冷地仕様車です。
選択の基準はダイハツ 軽四ターボ車でのコンテカスタムRSの経験を鑑み、
・旅行で何千kmも運転できるように良質なシートと、動力は1800cc以上にする。
・室内長はコンテと同レベルの200cm以上あり、かつシートがフルフラットにもできること。
・発売から相応の期間が経ってトラブルが少なく、完成度が高くて安定していること。
・今のコンテでは荷物の積載量が限られて苦労しているのでトランクが広いこと。
・エンジンオイルメンテが楽なNA車にすること。
・予算と整備性からFFの直4エンジンで、寒冷地仕様が用意されていること。
・燃料タンクの容量が大きくて航続距離が長いこと。
・真冬に寒冷地に行くと燃料(軽油)の入れ替えが必要なディーゼル車は選択外とする。
・雪道走行や修理費の点から純正LEDヘッドライトではなくハロゲン球の車を選ぶこと。
・車(エンジン)の寿命に大きく影響を与えるであろうアイドリングストップ機構がないこと。
これらの細かな条件を検討し、当初は新車で買える5人乗りシエンタも候補として検討したのだが、ディーラーの人が言うにはシートの質が何千kmもの旅行には耐えられないであろうということで、結局消去法で以前から検討していたプレミオ/アリオンに。
そこで全国でも数少ない台数しかないプレミオのトヨタ認定中古車や新古車の中で、良好な玉がまだ残っている間に、
FF・1800cc 又は 2000cc・寒冷地仕様
車内シート色が黒色・下回り等のサビは無し
車体色はできればシルバー色
トヨタ純正アルミホイール装着車
ハロゲンヘッドライト(プレミオはHIR2)
の条件で、良好な状態のプレミオ/アリオンの中古車や新古車・在庫車が無いか急遽調べまくったところ、2WDの寒冷地仕様車は極端に少なかったのだが、それでもいくつか候補が見つかり実際に見に行って試乗し、即買いしたのがこの車でした。
上記の条件は私が元々新車注文しようとしていた内容ですが、今回購入した車は純正アルミホイールではなくて鉄チンホイールでしたが他の条件はすべて一致し、しかも約1万kmとほとんど走行していない車だったので、アルミホイールではない点は後日純正中古品などでの交換で対処することで妥協し、他の方に買われないうちにほぼ衝動買いで即購入してしまいました。
さらにオートクルーズ機構が装着され、トルクも幾分太くなる2000cc車でも良かったのだが、中古車は1500cc車が大半で2000cc車の中古車は極端に少なく、しかも寒冷地仕様車ともなるとほぼ皆無で(過去に長野県内でトヨタ認定中古車のアリオンが1台あったが)、まだ入手しやすかった1800cc車になりました。
もう少し早く受注終了に気が付き注文購入に間に合っていたなら、FF・2000cc車・寒冷地仕様車にしていたと思います(こちらは2020年9月で終了だったようです)。とはいっても1800cc車でも普通に走るなら十分なトルクがありそんなに不満は感じませんが。
他にも同じような選択の条件に適合する車と言えば、今のところ廃止になっていないカローラアクシオ、カローラーフィールダーあたりでしょうか。ただこのアクシオやフィールダーですが、試乗やレンタカーに乗ったわけではないので座席の質や詳細な点は不明です。
コンテの旧来ながらバイオニア製の楽ナビに対し、付属品のトヨタ純正のデンソーテンの使いにくそうなT-Connectナビは私には不用でしたが、付いている物は仕方ないので、予算の都合もあり当面は使うことに。
逆にダイハツ コンテと比べプレミオが劣っている点としては、真っ先に挙げられるのが前席の窓側のエアコン吹き出し口直下にカップホルダーが無い点で、ダイハツが設計した普通車以外にはアルファードとかプロボックス等を除き、コストのせいなのか、あるいは視界確保の点なのか不明ですが(プレミオではエンジンスターターボタンやサイドミラーのコントロールスイッチが直下に設置されている)、カップホルダーが装着されないのは本当に不満です。
プレミオはつぶれるまで乗るつもりなので、コンテの部品を流用してカップホルダー取り付けられるか、もしくは寒冷地仕様のリヤーダクトからの温風(冷風)をセンターのカップホルダーに送れるか後日検討します。特に冬場にはこの手のカップホルダーは重宝します。
あとコンテやアクシオには普通に設けられている箱ティッシュの置き場がないことも残念です。ここには高級感を出すためなのか、助手席前の部分は木目調の横バーの飾りのみになっています。
また最終型の1つ前のプレミオのほうが、下向きはディスチャージヘッドランプ(HID)、上向きはハロゲンなので、こちらのほうがコンテと同じ構造でより良かったのだが、逆に旧タイプのプレミオはメーター周りが貧弱でしかも燃料計が液晶だし、補修部品確保の点と、アナログ式のメーター周りには針式の燃料計と水温計が小型ながら復活したので結局最終型プレミオを購入しました。
他の細かな点につきましては、後日愛車レビューにて。