AOC , 23.8インチ IPSワイド 液晶モニター (1920x1080) I2473PWY
【総 評】
私が使っているパソコンのモニターについて関心を持たれた方がおられたので、ここで簡単にとりあげることに。
当方、初パソコン(デル Dimension 8400)を買ったときに一緒に買った、デルの1280×1024ドットの19インチモニター UltraSharp 1905FP HAS という品番、これを2004年に7万円弱で買ったのを10年ほどずっーと使い続けてきました。
その間にパソコン本体のほうは時代に合わなくなって5年ぐらいの間隔で2台新規に自作してきましたが、バックライトがLEDでなくて昔ながらの冷陰極管(蛍光灯の一種)採用のモニターのため、故障することもなかったので昨年(2015年)まで使っていました。
そのモニターの下部に、デルモニター専用のAS500という品番の7W+7Wのバースピーカーを取り付けてパソコン-モニター連動で音楽も聞いていました。小さなスピーカーなので低音は出ないものの、そこそこに良い音がしていました。
でも10年以上も毎日毎日使い続けたので、スピーカーのコーン紙は破れてしまいカサカサと音をたてたりするし、モニター自体は何も問題はなかったのですが、ハイビジョン画素数でない1280×1024ドットのため、最新のモニターを買うことに。
結局いろいろ調べて選んだのはこれ、モニターの台座に7W+7Wのオンキョーのフルレンジスピーカーを装備した(下のサムネイル写真)、このAOC製の I2473PWY という23.8インチのAH-IPSパネルのモニターです。でも購入当時(2015年)、もう市場にこの製品はほとんど残っておらず、処分特価らしき価格の19000円ほどで買いました。
しかし調べてみるとこんな10年前のデルの古いモニターでも、格安とはいえ中古などで未だに販売されていてちょっとビックリですが。
【満足している点】
10年以上前の当時最新だったデルモニターは応答速度が20msだったのに対し、安物だが新しいモニターはハイビジョンサイズの1920×1080ドットとなり、しかも応答速度も5msと格段に速くなり、HD動画も楽しめるようになったうえに動画視聴時の残像感も大幅に減りました。
あとWindows 8 はXPと違い、OS上でなぜか音質の調整ができなくなったのが玉に瑕で(古いOSのXPでは、低音と高音のそれぞれがOS上でレベル調整できた)、このモニターのフルレンジ1発のスピーカーではどうしても高音成分が乏しくなりますが、台座をスピーカーボックスにしたおかげで、PCモニターのスピーカーとしては十分な音質・音量となっております。
私は今のところスマホは使っていないので、このモニターに標準装備されている MiracastTM の機能は現在使用しておりません。そしてこちらはパソコンモニターなので、パソコンの起動・シャットダウンに合わせて電源が入切されて、外部スピーカーのように面倒な電源の入切はしなくてもよいのが便利です。
【不満な点】
安物モニター? ということで、画面の高さや角度が全く調整ができないこと。背面スタンドは完全に固定されております。おかげでモニターの下に1000ページぐらいあるXPの分厚い教則本を下敷きにして、モニターをかさ上げするはめに。
またこのモニター、入力端子も非常に乏しくてHDMIが1系統と、アナログのD-Sub端子が1系統のみとなっており、入力端子の選択の余地が少なく使い勝手はかなり悪いです。おかげでせっかく搭載したCREATIVEのサウンドカード Sound Blaster ZxRが全く無駄になってしまった。
古いモニターの時にはこのサウンドカードのイコライザー機能を使って、OS機能になかった音質調整の代わりに音質調整をしていましたが、それももう不可能に。結局Windows Media Playerの拡張設定内にあるグラフィックイコライザー機能を使って、メディアプレーヤー使用時のみ、乏しい低音域と高音域を増強することに。
ナナオのモニターには外部スピーカー接続端子と、OS上で設定できる専用の音声を含むモニター調整機能がありますが、我がPCラックにはネットから切り離したXPのパソコン1台と、現在メインで使っているパソコンの2台置きなので余分なスペースがなく、さらにアンプやスピーカーを用意し設置することはほぼ不可能なので、今回はナナオのモニターの導入は見送りました。
USB3.1が普及し、供給電力の問題が解決すれば、パソコンやモニターと連動したサウンドバースピーカーが設置できるようになると思われますので、それまではこのモニターを使うことに。
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