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KENEA187Aのブログ一覧

2011年08月05日 イイね!

右回りと左回り

右回りと左回り今日はサンバーのカムシャフト交換作業で大失敗しますた。。。

右がプレオ用のローラーカム、左がKVサンバー用のスリッパーカムです。左のカム山は卵形の山形状なのに対して、右のカム山は中央がくびれたダルマ型の形状をしています。頂点の形もローラーの方がふっくら大きいですね。ロッカーアームの接触面が変わると、それだけでカム山もこういう風に変わるので、本当はロッカーアームをローラーにしたらカムも交換しないと本質的なレベルでまずい訳なのですが…。

EN07のカムシャフト交換作業はロッカーアーム交換作業の内容に、デスビの脱着、タイミングベルトテンショナーの緩め作業などが入るだけなのでそんなに大変ではないのですが、タペット調整などを経て、全て組み終えてエンジンを始動した際に異常に気付きました。

初爆は来るけど回転が持続しない。タイミングベルトの山がずれてる訳でもない、デスビの取り付けマーク合わせも問題ない。そもそも点火がおかしければ初爆自体が来ないはず。プラグを外すと全部電極が被っており、ダイアグは「コード54 吸気系異常」を示している。ああだこうだと色々やっても状況が改善しないので、もう一度プレオのカムを外してサンバーのカムと並べてみた。

すると…まず、IN/EXのカム山の向きが明らかに違う。サンバーのカム山がお互いの山の頂点が150度位開いているのに対して、プレオは頂点がどのシリンダーもかなり重なっている。

タペット調整した時も何かがおかしかった。整備書は1番が上死点の時に2番のINと3番のEXが同時調整出来るはずなのだが、これが4番が上死点の時に同時調整可能なところとそっくりそのまま入れ替わっていた。

とりあえずサンバーのカムに戻してみると、普通に始動した。何がおかしいのか最初は訳が分からなかった。点火順序が違うのかと思ったが、調べてみるとEN07は全て1-3-4-2で同じだった。同じEN07でも、プレオとサンバーで何かが決定的に違うはず…。そう思ってヴィヴィオやプレオのタペット調整の様子が載っているサイトを幾つか見てみると…。

プレオがこれで、
https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/015/262/590/15262590/p1.jpg
サンバーがこれ。
https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/note/000/001/052/929/1052929/p1.jpg

間違い探しです。何が違うか分かりますか?

吸排気は上が吸気で下が排気。これはおんなじです。でも、デスビとタイミングベルトの位置関係が左右逆だったんです。普通エンジンは時計回りに回るはずだから、プレオのカムをサンバーに組むとカムシャフトだけが設計とは逆の方向に回る事になる。普通1-3-4-2で圧縮上死点が回ってくるものが、カムだけ逆回りだと1-2-4-3になってしまう。これじゃいくら組み付けを完璧にやったって、初爆以外の点火が成立するはずもない。カムプロフィールが違いすぎて云々以前の問題だった。

今日10時間掛けて学べた結論。
・カムシャフト交換はタイミングカバーのヘッド側だけ表裏両方外せば出来る。
・クランクプーリーの上死点マークとカムスプロケの合いマークだけでバルタイも問題なく合う。

サンバーのEN07には回転方向が違うのでヴィヴィオ・プレオなどのFFレイアウトのカムは使えない。つまり、サンバーには基本、サンバーのカムしか流用出来ない。

なんかガックリですね。こういう事が後出しで分かると。。。整備手帳のインナーパーツ考察もまるっきり前提が変わってしまう事になりますので。

追記:正確には回転方向自体は同じみたいです。給排気の方向が違うので、シリンダー番号の数え方もカム山に対する給排気バルブの配置も変わってしまい、どのみちカムが使えないということは変わらないみたいですが…。
Posted at 2011/08/05 23:24:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | サンバー | 日記
2011年06月16日 イイね!

だめだこりゃ その2

先日ディーラーでサンバーのカムセンサーハーネスを直して貰いました。
あれほど原因が分からなかったチェックランプ点灯状態が呆気なく解消。
上り勾配の高速道でフルスロットルでも次第に失速していく「特定の状況だけパワーが妙に出ない」症状も解消しました。
・・・これじゃ、今までの燃費計測値は全くアテにならなくなりますね。進角が完全におかしい状態だった訳ですから。

整備関係でもう一つダメダメだった事例が知り合いのスタリオンでもありました。

インジェクターからガソリン漏れをしていて、車検が切れた状態の左ハンドル車。コーションプレートを見ると87年式なのですが、装着されているインジェクターが間違っていました。

スタリオンの2.6Lはインジェクターの組み合わせが2種類あって、850ccの黒いインジェクターが2本装着されているものと、580ccの黒・1040ccの緑のインジェクターが1本づつ装着されているものに分かれます。前者は輸出仕様2.6Lのみのもので、後者は日本のVR全てと86年6月以降の輸出仕様全てに該当するようです。

友達の車両、87年式なのにインジェクターは黒色2本。しかも仮ナンバー取って自走させた時の話を聞くと、発進の時だけ変にボソボソくすぶる症状も出ていたらしく・・・。どうやら、86年6月以前の850ccx2のインジェクターが間違って付いていたようなのです。三菱本社にも確認してVINコード上も指定部品と現車の状態が明らかに違う旨の回答を頂きました。

もしかしたら黒は黒でも、580ccx2なのかもしれませんが、そうだとすれば前のオーナー、よく最後までブローしないで済んでたな。。。という話にもなります。

どちらにしても間違ってて良い事なんてそれ程多くはないはずなので、部品集めてさっさと修理して、車検取らせて公道復帰させようと思ってます。
Posted at 2011/06/16 20:32:48 | コメント(1) | トラックバック(0) | サンバー | 日記
2011年06月04日 イイね!

だめだこりゃ

だめだこりゃ2008年にサンバー貰った時、モータースでクラッチを交換して貰ったんだけど、
その時からずっと点灯しっぱなしだったエンジンチェックランプ。
エラーコードは13でカムセンサー系統。

ECUをオーバーホールしてみても直らない。
中古ECUに入れ替えてみてもダメ。
寺でシステムチェックして貰ってもカムセンサー本体がダメとしか表示されず、
寺メカの奨めるままカムセンサー交換しても…だめ。

最後は「自分で一通りみてみるっきゃないね」てな訳で、
トラブルシューティングマニュアルを購入して、
テスターでハーネスの導通と地絡の有無を探っていたら…。

カムセンサーの配線が1本コネクタの根本で切れてる事に気が付いた。。。

これじゃあハーネスの導通なんて出る訳無いし、センサー交換したってエラーコード消える訳ない罠。。。

何やっても直らないんで、一度お払いした方が良いかも知れません。。。
とかオカルティックな方向の理由じゃなくて、ちゃんと原因があったみたいなんで本当に良かったです。
しかし、今まで固定進角状態でずーっと走ってた事になるのか…。道理で特定の条件でだけ異常にパワーが出ない様な感じがあった訳だよ。。これでエンジン動くサンバーもサンバーだけどね。。。

つーかね。
部品交換する前にハーネス調べようよ。と。。。。
これ、自戒でもありますね。皆さんも注意しましょう。
Posted at 2011/06/04 23:25:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | サンバー | 日記
2011年04月29日 イイね!

一部赤帽化

なんだか最近はサンバー弄りばっかりになってますが、
赤帽車の解体部品が手に入ったんで、さっそく組み込んでみました。
はぎ取り元は現行のTT2トラックからのようです。

一つめは赤いヘッドカバーで、これは初期KVのEN07エンジンにも問題なく装着できます。
ただ、ヘッドカバーのボルトは頭が薄いんで、六角ソケットで回した方が無難。
12角だと舐める可能性があります…つーか、1本舐めたしorz

二つめは収納式サイドブレーキレバー。これはみんカラではTVバンやKSトラックとかに付けている人は見かけるのですが、KVバンではやっている人を見た事がないので、本当に付くかどうか分かりませんでしたが…。
結果的には一部条件付きですが、初期KVにも付きました。

サイドブレーキレバーその物は構造に互換性があるのでKVの車体にも問題なく付けられるのですが、レバーのリンクがノーマルよりかなり大ぶりになるので、センターコンソールを加工しなければレバーと干渉して元通りに戻す事が出来なくなります。少なくとも、センターコンソール後ろ端に灰皿があるモデルの場合、灰皿を完全に取ってしまわなければセンターコンソールが装着できません。センターコンソールに大穴が開くし、微妙に機能性が落ちるしで、少しばかり複雑な気分です。

サイドブレーキスイッチもKVが2極コネクタに対して、赤帽は1極コネクタなので、取り付けにはちょっと工夫が必要になります。と言っても、2極ある車体側配線の片方をレバーに繋げばいいだけですがね。

また、リアヒータースイッチがあるモデルの場合、レバーのリンクが極僅かですがスイッチに干渉します。収納機構を作動させると、リンクにスイッチが内側から少し押し上げられてしまうので、時々手で元通りはめ直してやらないといけません…orz

「赤帽のKVバン」というものがあったかどうか知らないので、確実な事は言えないのですが、内装が黒の車体のKVバンに赤帽サイドブレーキを付ける場合には、赤帽車のセンターコンソールをそのまま流用するのが無難でしょうね。
Posted at 2011/04/29 20:28:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | サンバー | 日記
2011年01月29日 イイね!

加速不良

先週位から車検に備えてサンバーを色々整備。入手以降一度も手を入れてないところが中心。もしかすると20年間一度も…って箇所も幾つかあると思う。
先週はミッションとデフのオイル替えて、今日は燃ポンとフィルター替えてって具合。
フィルターの中身とんでもなく汚かった…。

今の処は普通に走れてる(ように見える)サンバーだけど、制御系にちょっと異常があるみたい。
それは「過給圧灯が点灯する(位アクセル踏むと)と、途端にパワーが落ちて加速しなくなる」って症状。アクセル床まで踏みっぱなしにすると60-70km/hから全然加速しねえっす。むしろ過給圧灯が点くか点かないかギリギリくらいの開度が一番スピードが伸びる。なんか燃調が合ってない2stみたいだ。
燃費は11km/L位出るし、街中で乗るだけならそんなに不具合ないんだけど、高速道路で牧之原みたいな長い上り坂があるとスロットル全開でもパワーが出なくてまじ怖い。

今までもディーラーでデスビのカムセンサー替えてもらっても、ダイアグでカムセンサーのエラーが出っぱなしのままとか、かなり変な状態にはなってたんだけど、燃ポンとフィルター替えても症状が回復しないのには参った。フィルターの中身が余りにも汚かったんで、なんとなく加速がおかしいの、てっきりこれが原因だとばっかり思ってたんだけどな。

車検前にもう一度点火系辺りを中心に調べて、それでもダメならディーラーに預けて原因究明してもらうしか無いだろうけど、この手の制御のトラブルって「預けても直るかどうか分からない」のが怖いなぁ。
Posted at 2011/01/29 23:13:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | サンバー | 日記

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