87年式ESI-Rのインジェクター交換
| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
  中級 |
| 作業時間 |
3時間以内 |
1
友達の87年式ESI-Rがインジェクターからの燃料漏れでいつまでも車検が取れない状態になっていたので、修理と車検整備をある程度引き受ける事にしました。
状況はエンジンを掛けて燃料ポンプが回り始めると、インジェクター本体の金属部と樹脂部の継ぎ目からじゅわじゅわ燃料が漏れてくる状態。これが左右2本ともだめ。一度シール類だけディーラーで交換して貰ったそうなのですが、それでも直らないのでインジェクター本体の漏れと仮定した上で、オーナーズクラブの知り合いの方から日本のVR用(北米の87-89年も同じ部品)の純正インジェクターを一時お借りして交換する事にしました。
これで症状が治まれば正式にお譲り頂くという約束で。
2
ただこの車、コーションプレートの製造年度は1987年1月で、VINコード上も87モデルイヤー扱い(三菱本社にメールで確認)。搭載されているECUの部品番号も1987年式のものだったのですが、付いているインジェクターが86年以前のものだったようです。
写真を見ると両方とも黒いものが付いていますが、正しくは左側が緑、右側が黒の組み合わせでないとおかしいです。
この車が移動の為に仮ナンバーを取った際に運転をした事がある知り合い(当時、車両の所有者自身はまだ免許を取っていなかったため)に話を聞くと、「低速からの発進でやたらボソボソ言ってエンストしそうになる事が多かった」という証言も得られたので、何らかの理由で正規の容量の物が付けられていないと判断し、VR用の部品で交換作業を始めました。
3
スタリオンの燃料ポンプをカットするには、サンバーのように下にもぐる必要はなく、トランクルームから直接アクセス可能な設計になってます。(ポンプ交換にはタンクを降ろさねばならないようですが)
スペアタイヤの左手側に蓋があるので、スペアタイヤをどかした上で(この車はスペアタイヤありませんが)プラスネジを1本外して、マイナスドライバーなどでこじれば外す事が出来ます。そして隙間に手を突っ込んでコネクタを外せばOK。
後は燃料タンクの蓋を外した状態で一度エンジンを掛け、エンストを確認したら作業開始です。…が、この車の場合は燃料漏れで燃圧が落ちてしまう為か、燃料ポンプをカットした後でクランキングしてもエンジン掛かりませんでした。。。。
4
インジェクターを外すにはフューエルレールのプラスネジを2本外すだけで、配管は外さずに作業が出来ました。
ただし、このプラスネジが曲者で、かなりのトルクで締まっている上に頭が潰れかかっていたので、取り外し作業にはショックドライバーが必須でした。
ネジを外してインジェクターを取ると燃料がちょろっと漏れるのですぐにウエスで拭き取ります。そしてフューエルレール側のストレーナーやインマニ内部の汚れを確認。この車体の場合にはどちらも非常に綺麗な状態なので、キャブクリーナーでの洗浄や燃料フィルターの交換は現時点では必要なかろうと判断しました。
5
インジェクターのコネクタは固定方法がちょっとユニークで、ホチキスの針のような金具を上に引き抜くと、ロックが解除されてインジェクターから抜く事が出来るようになります。このホチキス針、本当にそのまんまの形状の物なので、外した時に紛失しないように注意しましょう。
6
右が外した黒インジェクター2本。
左がこれから付ける予定のVR用インジェクター。
スタリオンのインジェクターは本体の大きさは全て同じで、先端の噴射口の穴の直径だけが変えられています。なんかキャブのメインジェットみたいですね。
左の緑が1040cc、黒が580ccですが、右の2本は両方とも穴の大きさが同じで、580cc黒よりも僅かに穴が大きい。
どうやら、86年以前の850ccが付けられていたようです。これでは低速で調子が悪いのも無理はないかも。
7
交換完了。エンジンを掛けても燃料漏れはなく、冷間から暖気までアイドリングもブリッピングの吹けも安定するようになりました。
これで燃料漏れは一件落着…。ですが、これと前後して点火プラグの状況を確認しようとした際に、悲劇が待っていましたorz
8
おまけ。
プラスネジの頭が潰れかかっているのがどうしても気にくわなかったので、ストックしてあるネジの中でまともそうなスプリングワッシャー付きのネジに交換しておきました。これで次の作業の時も安心…かな?
インジェクターはフューエルレールとインマニの間でゴムパッキンが潰れて挟まれる形になるんで、プラスネジの過剰トルクは御法度。スプリングワッシャーが完全に潰れて回転が止まるところまで手で締め込んだら、それ以上は締めないでね。
eBayのVR向け互換インジェクターは、長さが純正品よりも少し長いので、プラスネジを長い物に換えて、インマニとフューエルレールの間にアルミ製のカラーを挟む事で対処しているようです。
ちなみに、この際に燃ポンカット作業を再度行ったのですが、燃圧抜けが起きなくなった為か、クランキング後に2-3秒だけエンジンがちゃんと回るようになりました。やっぱりインジェクターが僅かでも漏れるとこんなにも違うもんなんだね。
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