G54Bにマツダのスロットルポジションセンサーを流用
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スタリオンの持病として有名なのが、アイドリングのハンチング現象。原因はスロットル・ポジション・センサー(TPS)か、ISCサーボのモーター・ポジション・センサー(MPS)のどちらかになるのですが、どちらかといえば前者の方が事例が多いようです。
TPSの出力電圧が0.48-0.52Vの間になるように調整し、スロットル全開時に5.0Vになれば良品なのですが、調整範囲内で0.48Vに達しない不良事例が多く見られるようです。このTPSは最大調整でも0.35Vしか出てません。
純正部品は一応まだ出ますし、形状が同じ部品がヒュンダイでもほんの一時期使われていたりしたんですが、構造自体に何か問題があったのか、この形のTPSはほんの僅かな車種でしか使われませんでした。
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そんな中で2013年頃にアメリカのコンクエストオーナーが考案したのがこちらの商品。1992-2003年のマツダ・626のTPSをG54Bに流用する為のキットです。
配線が3ピン、スロットルの合わせの金具の形状が極めて類似している・・・というところから到達した流用術なのでしょうけど、よくこんなもん気がついたなーって感じで、おいちゃんシャッポを脱ぐしか無いですわ。。。
G63Bもハーネスの形状が違うだけで、確か形はG54Bとほぼ同じだったと思うので、流用は可能と思います。
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TPSはネジで2本止まっているだけのものですが、スペースがやたら狭いので、予備作業が結構必要になります。
少なくとも、2つの水温センサーのコネクタと、2次エア供給装置の負圧ホースは外しておいた方がいいでしょう。水温センサーのコネクタとハーネスは破損しやすいので・・・。
最低でも、オイルレベルゲージの筒を固定するM12のボルトを外して、レベルゲージの筒をフリーにしておかなければ、恐らく脱着は困難と思います。
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車体からTPSを外しました。「EWT-DON」というググッても詳細が分からない記号が書かれています・・・。社章と思われる三角形のマークもありますが、詳細が分かりません。MECなら三菱マークが入ると思いますし、松下や日立とも違う・・・。
ヒュンダイのEWTD6Yにも同じ表記とマークが書かれていますが、80年代当時三菱と提携関係にあった韓国の現代系のメーカーが作っていたものなんでしょうかね?
なお、純正TPSを止めている2本のボルトはプラスドライバーでも緩める事が出来るのですが、固着気味だとネジ頭を舐める可能性が高いので、M7のソケットで外した方が無難です。差込角1/4位のソケットセットを用意しておくといいでしょうね。
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コンバージョン・キットで使われているネジ類は2.5mmの六角レンチで回すステンレス製のトラスねじと、M7のソケットで回せるナイロンナットです。どちらも作業スペースが狭い場所での取り付けになるので、2.5mm六角なんかもソケットレンチのアタッチメントで用意した方が良いと思います。普通の6角で作業しようとすると、軽く死ねますorz
あと、万一落とした場合のマグネットピックアップも用意した方が良いと思います。
写真ではプラスのトラスネジを映していますが、どうしても工具が揃わない場合は、こういうものを使うのも一つの手です。
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まずエンジン側に変換台座だけ付けます。センサーを付けたままでも取り付けできるようになっているんですが、あんまりグニグニセンサーを弄り回すと、センサーと台座の間にはめ込まれているOリングが脱落するようなので、飽くまでも台座を先に付けて、後からセンサーを差し込む形を取った方が無難かと思われます。
なお、今回はインテークと台座の間には何も塗らずに組んでいます。元々純正のTPSはインテーク側に差し込むような形状になっているのですが、万一燃料がスロットルのシャフトから外部に吹き抜けた場合に備えてなのか、差込み部分の下1/3位はオープンになっていて、完全な密閉はされていないからです。
前述の通りマツダのTPSはOリングを取り付けてはめ込むようになっており、取り付け部分が密閉されている事が前提と思われる作りなので、この辺りの違いに一抹の不安があると言えばありますね。
ただ、そもそもセンサー自体がバカ安いですから、いくつか予備買っておけばいいだけの話ですけど・・・。
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車体にセンサーと配線を取り付け終わったら、デジタルテスターを使ってTPSの調整とMPSの良否点検を行います。当たり前の事ではあるんですが、TPSがちゃんと0.5V出てるのには、私の中の西○秀○さんが勝手に大カンゲキしております( ;∀;)
TPSとISCの調整手順は、整備解説書の他、starquestclub.comでもかなり詳しい手順が解説されているのですが・・・。
TPS/ISC Reset (87-89)
http://www.starquestclub.com/forum/index.php?showtopic=28069
TPSがちゃんと0.5V出ている前提であれば、ここまでの事はやらなくてもイイ(・∀・)!! です。。。。暖機もぶっちゃけ、必要無しです。
下記の簡易手順で調整値合わせた後、テスト走行後に再度Mike C氏考案の厳密手順で調整をし直したんですが、はっきり言って結果は全く変わりませんでしたので・・・。銀VR号はTPSが正常だと、950rpm前後でアイドリングが安定しました。
TPSの簡易調整手順
1.スロットルケーブルをゆるめる。
2.キーをIGNにする。
3.10秒程待つと、ISCが「ジジッ・・・」という小さな音を立てて初期位置に固定されるので、音を聞いて確認する。
4.ISCのコネクタを外す。(外す前に防水コネクタのゴム栓を精密マイナスで外し、黒(アース)と緑(電源)配線間の電圧が0.9V前後かを確認しても良い。(銀VR号は0.92Vでした)
5.TPSの緑-黒と緑-赤間の電圧が0.48-0.52V(0.50Vがベスト)となるように、TPSを回して調整する。なお、調整の合間にスロットルケーブルを何度か引っ張ってみて、スロットルを開閉した時に0.50Vの近似値に戻るかどうかも確認すると良い。(一見合ったように見えても、スロットルを開閉するとずれる場合が意外に多いです。)
通常、ただ取り付けをするだけならここまでの手順で、キーをOFFにした後にISCのコネクタを付けてスロットルケーブルを張ればOKです。3から5まではキーはIGNのままで作業して下さい。
SASを用いてアイドリングの基礎値を調整する場合は、更に下記へ進んで下さい。
6.暖機をした後に一度エンジンを切り、SASをゆるめてから1−5の手順を再度行う。
7.エンジンを始動し、750rpm位になるようにSASを締め込んでアイドリングの基準値を調整する。
8.エンジンをACCで止める(OFFにはしない)
9.スロットルケーブルを1mm前後遊びを残して締める。
10.ISCのコネクタを取り付ける。
11.一度キーをOFFにする。
12.再度始動してアイドリングが100から150rpmほど7の設定から上昇する事を確認する。
1から11まではIGNで作業をして下さい。
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