ＢＭＷ　ストレート６時代の終焉？

（記事）

　BMWは18日、新型4気筒ガソリンターボエンジンの概要を明らかにした。まずは、欧州向けの『X1』に搭載される。

　このエンジンは、欧州を中心に広がるダウンサイジング（排気量の縮小）トレンドに沿って、新開発したもの。6気筒エンジン並みのパワーと、4気筒ならではの燃費性能を両立させているのが特徴だ。

（中間省略）

　BMWはこの新エンジンを、X1に続いて、『3シリーズ』、『5シリーズ』、『1シリーズ』、『X3』などに拡大展開し、自然吸気の3.0リットル直列6気筒を置き換える計画。BMWの代名詞ともいえる「ストレート6」は、将来的にターボのみとなる可能性がある。

（以上記事抜粋）


　ＢＭＷと言えばＮＡ直列６気筒というのが代名詞のように言われてきました。

　でも、現Ｍ3にＶ８が搭載されたころから、流石にその代名詞にも陰りがさしていた気がします。

　ハイブリッドの限界とＥＶ開発の遅れにより、環境問題の当面の解決策として、ＶＷグループが先行して始めたエンジンのダウンサイズィングの流れは今や世界の主流となり、各メーカーが競い始めました。

　長年に渡りＮＡストレート６エンジンにこだわってきたＢＭＷも、ついに時代の変化に飲み込まれるときがきたみたいです。

　エンジンは大衆向けの2.0Ｌ以下の加給機付きか、高級車向けの多気筒の大排気量エンジンへの両極化が進んでいくのでしょうね。

　それは、いつか来た道を逆行していくことにもなります。

　昔、高級車用だったＶ6、Ｖ8エンジンがコスト低減・技術の進歩により大衆でも買える車に搭載されるようになったが、また高級車だけの高嶺の花になっていく。

　この記事を読んでしみじみと感じたことです。