
メルセデス・ベンツ日本は24日、4ドアクーペのCLSクラスに、新開発4.7リッターV8直噴ツインターボエンジンを搭載した“CLS550 ブルーエフィシェンシー”を追加し、販売を開始した。
現行CLSクラスにはこれまで、3.5リッターV6エンジンを搭載するCLS350 ブルーエフィシェンシーと5.5リッターツインターボエンジンを搭載する“CLS 63 AMG”の2モデルが設定されていたが、今回追加されたCLS550 ブルーエフィシェンシーは、それらの中間に位置するモデルだ。
搭載される新開発のV8直噴ツインターボは、綿密な燃料噴射を行なうピエゾインジェクターを備えたスプレーガイデッド・ガソリン直噴式燃料噴射システムや1ミリ秒以内に点火スパークを最大4回発生するマルチスパーク・イグニッション、ツインターボチャージャーなどのテクノロジーにより、4.7リッターの排気量でありながら、従来の5.5リッターモデルを凌ぐパワーと燃費性能を両立している。
スペックは、最高出力408ps、最大トルク600Nm(61.2kg-m)。従来型のCLS550比で、出力が21ps、トルクは70Nm向上している。これに7速オートマティックトランスミッション“7G-TRONIC PLUS”と、ECOスタートストップ機能(アイドリングストップ機能)が組み合わされ、
従来モデル比で約50%の燃費向上を実現した。
サスペンションは、車速や走行状況に応じて減衰力や車高を自動的に調整する電子制御式エアサスペンション“AIRマティックサスペンション”が標準装備される。
エクステリアには、AMGスタイリングパッケージ(フロントスポイラー/リアスカート)、19インチAMG 5スポークアルミホイール、ツインクロームエグゾーストエンド、シングルルーバーフロントグリルなどを採用し、スポーティ感を強調したデザインとなっている。装備面では、ガラススライディングルーフ、harman/kardonロジック7サラウンドサウンドシステムが標準で備わり、インテリアの上質感をさらに高めるエクスクルーシブパッケージ(セミアニリンレザーシート、フルレザー仕様、アルカンターラルーフライナー)が専用オプションとして用意される。
価格は以下のとおり。
・CLS 350 ブルーエフィシェンシー:930万円
・CLS 550 ブルーエフィシェンシー:1175万円
・CLS 63 AMG:1645万円
以前、新CLSのグレードと価格およびAMGの設定について、ブログで批判したところ、的外れとしか思えない批判を受けましたw
それは、旧型に比べてCLS 350 ブルーエフィシェンシーの価格(930万円)が、V6モデルとしては破格に高いと感じたからです。
(まあ、ポルシェパナメーラはもう少し高いわけですが、一応ポルシェなんで、価格が高い設定なのは仕方がないと諦めるしかないわけで・・w)
更に、その上のグレードがCLS 63 AMG(1645万円)とは凄い設定だな、どうせ後で中間のグレードの追加があるんだろうと(誰もが思うのと同じように)思いました。
(まあ、ここで63 AMGに左ハンドルしか設定がないことを批判したんですが、これがまた何か勘違いというか、噛み付かれる材料になったようで・・w AMGが希少生産車ということは考慮しても、フェラーリでさえ右ハンドル設定が出てきたのに、左ハンドルしか設定がないのは如何なものかと思っただけなんですけどね。)
CLS 550 ブルーエフィシェンシーはCLS 350 ブルーエフィシェンシーより245万円も高いわけですが、排気量と装備を考慮すればお得な感じすら受けます。
だって、550とAMGとは500万近くも価格差があるんですもん。CLS 550 ブルーエフィシェンシーが出るのを待てばよかったなんて御仁もいらっしゃるのではないかと・・。
それにしても、従来モデル比で約50%の燃費向上(2倍ですよ!2倍!!)なんて物凄いというか、やれば出来るんだなって痛感しちゃいますねw
燃費は悪くなりますが、550はちょっと弄れば(ブースト上げりゃ)凄くパワーアップするのではないかと思うと益々お得のような気がしますw
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2011/10/24 20:59:13