「ミシュラン　パイロットスポーツ３」交換後1700km　インプレッション

「ミシュラン　パイロットスポーツ３」今年の８月１１日に履き替えてから３ヶ月が経過、その間1、700kmを走行しました。

サイズは235/45-17　97W　XLです。

純正採用のコンチネンタルの「コンチスポーツコンタクト３CS」（同サイズ）と比べて、

①ドライ性能は同等かそれ以上（鳴きは速度が若干上）

②ウェット性能はコーナリング時の安心感は同等、制動距離はパイロットスポーツ３がやや上。

③コントロール性はドライ・ウェット共に同等

④静粛性は全般的にパイロットスポーツ３が上（但し、路面状況によっては大差なし）

⑤乗り心地は最初は同等かと思ったんですが、パイロットスポーツ３の方がやや軽快でしなやかな感じを受けます。突起を乗り越える時の突き上げもパイロットスポーツ３のほうが柔らかいです。

⑥こればかりは現状では分かり得ませんが、耐摩耗性は国産タイヤは比でないはずで、コンチスポーツコンタクト３CSより高いと思われます。

　なんといっても、やはりパイロットスポーツ３の特質はメーカーが強調するとおり転がりですね。真円性を強調してますが、実際にスルスルスルと動き出し滑らかに加速する様はその真円度が他のメーカーに比べ高いということを”なるほど”と実感できます。

　首都高の高速コーナーでは相当な速度で綺麗にイメージ通りのラインを描けるし（この辺はコンチもなかなかでした）、タイトなコーナーでタイヤの限界を引き出す走りはまだしていませんが、どこぞの峠でスポーツカーを追い回すことくらいは十分に出来る実力がありそうです。

　ウェット路面ならAWD+パイロットスポーツ３はかなりの無敵コンビではないでしょうか。

　値段的にも熟れているし、耐摩耗性がめちゃくちゃ高いそうですし、この性能なら買って損はないと思います。

※CSはコンチシールの略　VW専用のパンクしないタイヤ（タイヤ内面をシール材が覆っている）　非常に高価