トヨタ自動車２０１６年問題

こんなニュースが・・・

トヨタ自動車に『２０１６年問題』がひたひたと忍び寄っている。人気エコカー「プリウス」など、トヨタが保有するハイブリッド車（ＨＶ）技術の主な特許群が１６（平成２８）年度から切れ始めるのだ。２年ぶりに世界販売首位への返り咲きが確実となったトヨタにとり、どの程度の影響があるのか…。一方、トヨタの特許を活用し、ＨＶに参入する動きが広がれば、ＨＶが一気に普及する可能性も秘めている。

（中間省略）

エコカーの“大本命”は電気自動車（ＥＶ）とみられているが、その普及ペースは遅く、「当面はＨＶが主役」（関係者）との声も少なくない。ただ、国内の新車販売では２割に達するＨＶだが、世界では数％にとどまっているだけに、トヨタが保有するＨＶ技術の特許切れは、一大普及の起爆剤となる可能性がある。

（以上）

現在、トヨタはHV車で収益の大半を上げているのではないでしょうか。

ライバルにHVで追従を許さないのがトヨタが保有する特許の壁ならば、2016年に特許のほとんどが切れると、その優位性はほぼ完全に消滅することになりますね。

残り３年で新たな方向性を見出さないと、VWに抜かれ、後発国に追いつかれる結果となるのは益々自明の理となってくる。

私の持論ですが、クルマは数多くの技術の集合体であり、製品としての品質は技術力・デザイン力・生産管理能力・アフターサービス等により形作られるものですが、目先の利益や販売に囚われて”情熱”のないメーカーのクルマはつまらないと思います。

クルマはただの冷たい無機質な工業製品であってはならないと思うのは変人の馬鹿げた考えでしょうか・・・。