浦和のうなぎ

　浦和はその昔、中山道の宿場町として栄え、河川や沼が多いことから約300年ほど前から地で捕れた鰻を蒲焼にして旅人に出していたということで、「鰻の蒲焼発祥の地」とされています。

　今でも、多くの鰻屋が浦和駅を中心に店を構えており、その店数は100を超えると言われています。

江戸川の天然ものはセシウム濃度が高く出荷禁止なてニュースをこのあいだやっておりました。

天然物の鰻なんざそれは目の玉が飛び出るくらいのお値段です。

　浦和は今ではほとんど養殖鰻を使っている店がほどんどですが、その中でも限りなく「天然物に近い養殖鰻」（ややこしいですねw）という「坂東太郎」を出す「満寿屋」という老舗があります。

　今日はお昼に満寿屋で坂東太郎を食そうと思ったのですが、満寿屋は建て替え中で仮店舗の場所がよく分からないので、「山崎屋」に行ってみました。

　山崎屋の下の駐車場に車を駐車して、２階に上がると堀ごたつ式の座敷に通されました。先客は４組ほど。

　うな重の上に肝吸いを付けて3,150円。先に下ごしらえをしてあるのでしょう、注文して１５分くらいで出てきました。注文を受けてから鰻をさばいて調理をする店なら料理が出てくるまでに１時間程度かかってしまいますからね。

　蒲焼はふんわりとして、タレは適度に甘辛く、ご飯も硬すぎず柔らかすぎずで、山椒をたっぷりかけて美味しくいただきました。

　今まで食べた鰻のうちで特にうまいというほどではありませんでしたが・・・まあ満足です。