新型　パサート・セダン試乗しました。

本日、新型　パサート・セダンを試乗しました。

全長4785ｍｍ　全幅1830ｍｍ　車重1460ｋｇもある立派な体躯にもかかわらず、1400CC４気筒のシングルターボを搭載する８代目パサート。

正式に発売が開始されましたが、ディーラーには６月から車両が置いてあったことはVW車オーナーの方ならご存知でしょう。

日本仕様のハイエンドモデルはディーゼルエンジン搭載となるのは間違いのないところですが、ガソリンエンジン搭載車は？？？の状態らしく、もしかしたら1.4Lモデルだけになるのかも知れません。

試乗したのはパサート・セダン　ハイラインです。エンジンこそ1.4Lと小排気量ですが、装備は８インチナビ標準装備、本革シートはシートヒーターだけでなくベンチレーションまでついて、モビリティタイヤを履き、トランクはパワーゲート式となるなど、装備だけをみれば先進機能満載の高級車です。

VWの次代を担うFF車用のMQBモジュールは軽量化と高剛性さらに室内空間の更なる拡大を可能にしたわけですが、ゴルフよりもパサートの方がその辺りを良く感じ取れると思います。

ポロでは代車を乗り回した経験のある1.4Lターボエンジンですが、1.5トン近くもあるパサートとの組み合わせは試乗前は半信半疑でしたが、走り出してみると街乗りでは十分なパワー＆トルクを有しています。

私のようなパワー至上主義のドライバーでも街乗りをする限りではなんのストレスも感じることはありませんでした。

150馬力とはいえ25.5ｋｇ・ｍというトルクは自然吸気の2500ｃｃ並のトルクですし、乾式7速DSGの制御がうまく、減速からの再加速もストレスを感じませんでした。

試乗車は18インチホイールを履いていたためか少しサスペンションは固めに感じましたが、ゴルフ7でも感じた静粛性はパサートでは更に磨きが掛かってもはやトヨタ車並の域に達しています。

最近のFF車はトルク制御がうまくなったのでしょうか全くFF車だということを感じさせませんね。

やたら奇抜なグリルデザインが増えてきた昨今のセダン市場ですが、シンプルでスッキリとしたデザインのパサートは長らく低迷してきた日本のセダンとワゴンの市場にも活をもたらす事ができるでしょうか。

久しぶりに力を入れた試乗記を書いてみましたｗ