ＶＷグループのドイツ国内工場閉鎖検討の裏の話

ＶＷのオリバー・ブルーメ最高経営責任者（ＣＥＯ）は発表文で、「経済環境は一段と厳しさを増しており、新たなプレーヤーが欧州に参入してきている」と説明。「ビジネスを行う場所としてのドイツは、競争力という点でさらに後れを取りつつある」と記した。

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ＶＷグループ経営危機と捉えて嬉々として喜ぶアンチも散見されるが、より深く関連記事を調べるとエネルギー調達と生産コスト(主に人件費)の問題から、もうドイツ国内での生産が限界に来ており、より安く安定したエネルギー調達と生産コストを求めて国外に生産拠点を移そうとしているようだ。

それってどこかで似たようなことがなかったか？
そう、日本が過去にやって国内生産空洞化を引き起こしたのと同じだ。ということはＶＷグループに限らずドイツ自動車産業全体に当てはまることであり、自動車産業に止まらないということになりそうだ。

ドイツ🇩🇪が日本🇯🇵と同じ轍を踏むかどうかは分からないが、GDPで日本を抜いて世界3位となった(円安の影響が大きい)のも3日天下となりそうだ。

ＶＷグループに話を戻すと、生産拠点は画像の通り世界各国に展開されており、ドイツ国内生産を縮小して比重を増やすとしたら何処だろうか。
生産品質としてはドイツ国内工場🏭の信頼度が最も高く、主力モデルはほとんどドイツ工場で生産されて来たから気になるところだ。

しかし、そもそもこのドイツ国内工場閉鎖は労組の力の強いＶＷグループで実現出来るのだろうか？
また、創業家の鶴の一声で白紙となりCEOの首🧑‍💼がすげ替わることになるのではないか？