
昨夜積もった雪も昼ごろにはおおかた融けたので、さっそくIS Fの試乗をしてきました。
予約なしに午後1時にディーラーに寄ったら、2時に試乗予約が入っているが1時間あるのでOKとのこと。お決まりのお客様情報を記入し、免許証の確認を受け、誓約書にもサイン。(誓約書へのサインはISFだけだそうだ)
試乗車のボディ色はイメージカラーのエクシードブルーメタリック、内装色はブラック&ホワイト。
スターターを押してエンジンをかける・・・静か。
走り出すと、普通のISに比べてステアリングがすごく重い、電動アシストだから味付けが違うのだ。この辺りも拘ったようだ。
シートはすごくソフトだが腰から下のホールドは悪くない。
最初はDレンジで走行する。インジケータに1から8の数字が表示され、何速にギアが入っているかが分かるようになっている。LS譲りの8速ATはすごくスムーズ。ブレーキを踏むとブリッフィングしながらギアが落ちていくのは最近のこの手の車の流行りである。
次にマニュアルモードを試す。Mモードではギアは固定、停止すると自動的に1速に戻る。パドルには慣れていないので、愛車で慣れているシフトノブで操作してみた。
・・・
サスペンションは思いのほか固くなく乗り心地もすごく良いし、トヨタ車に共通することだが車内はすごく静か。この辺りはベンツのE63 AMGと同じである。敢えて言わせてもらうと、IS Fのサスペンションはこの手の車にしては柔らかすぎるのではないかと思う。AMGは乗り心地はいいが、もっと重厚でかちっとしている感じだった。
当然のことだが剛性面はかなり補強されているらしく、IS350と比べると建てつけが違うと感じる。
開発者がこだわったというエンジン音も、車内ではかすかにしか聞こえてこないのだが、なかなか快いサウンドだ。
さて、問題の加速だが・・・
少なくとも街乗りレベルでは、400馬力以上もある車だとは思えない。遅くはないのかもしれないが、加速感はあまり体感できないのだ。
IS Fが423馬力、51.5kg・mであるのに対し、エボX GSR(SST)は280馬力(実際は300馬力出ているらしい)、43.0㎏・mしかないのに、体感する加速感は圧倒的にエボXのほうが上である。
これはエボXの車重が1540kgであるのに対し、IS Fが1690kgと、150kgも差があるため、トルクウェイトレシオが32.8:35.8と大差ないためと、AWDと2WDというの駆動方式によるトラクションの差なのだろうか。
E63 AMGでさえ凄いと感じなかぅた人ですからw やっぱりいくらパワーがあっても2WDでは重いのでしょうね。
結論は、IS Fは日常で普通に使用できるし、3年間は維持費もそれほどはかからない。3年間のメンテナンスサービス込みなので、タイヤとブレーキパツドだけ有償の消耗部品として考えればいいようだ。だけど、価格を考えると、どうしても買いたいと思う車ではなかった。
営業マン氏の顔を立てて、IS FとGS350 versionIの見積もりをしてもらった。
IS F:8,305415円(諸経費込) 買えないことはないけど、けっこう買うのはたいへん、頭金100万手付で、納車は1年後。(工場ラインが増えれば短縮)
GS350 versionI:6,402,100円(諸経費込) この辺が無難な線だが、峠で遊ぶのは無理だな。
PS.時期がらですね。帰りに受付のオネーサンから(バレンタインデーの)チョコレートを手渡していただきました(w)
Posted at 2008/02/10 18:16:59 | |
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赤唐辛子的@試乗記 | クルマ