
2/11.2/12は新3シリーズ(F30)の展示試乗会ということで、最寄りのBMWディーラーに行ってきました。
先ずは、ちょうど展示してあったsportsの運転席を再チェック。
1週間前に八重洲のショールームでsportsの運転席に座った時より狭苦しさを感じなかったのは照明の加減か感覚が順応したせいでしょうか。
両手を肘掛けにかけた状態でチェックすると、やはりドア側(右手)がCCより数センチ狭いように感じます。(横幅が55mm小さいので仕方がないところでしょう)
八重洲の時は、ダウンジャケットを着ていたので体が収まらなかったスポーツシートのサイドサポートを再確認するため、今日は革のジャケットを着用して座ってみました。
サイドサポートを一番広げた状態で座るとちゃんと体は収まりましたが、社外のセミバケットシート並みに狭いと思います。それだけに、滑りにくいシート生地と相まってサイドサポートは十分とも言えます。
説明を聞くと、リアシートの乗降性も色いろ工夫され向上しているようです。2人掛けなら全く搭乗者から苦情を言われるような事はないでしょう。
さて、いよいよBMW328i modernに試乗します。
エンジンスタートは国産車と同じプッシュボタン式、3シリーズにも今回から採用となった電子シフトは、手首だけでN-Dポジションを操作でき、Rポジションには横のボタンを押しながら入れるタイプ。
ちょっと変わっているのは、レバーにPポジ位置が無く、シフトレバーの上に付いたPと書かれたボタンを押すとPポジに入るという点です。
電動シートは可動幅が大きく、ステアリングは手動ながらチルト機構とテレスコピック機構が付いているので、シートポジションは合わせやすいです。
相変わらずのサイドブレーキを戻してアクセルを軽く踏むと、CCの3.6Lエンジンと同じ最大トルクを僅か1250回転から発生する2.0L 4気筒ツインスクロールターボは極めて滑らかにスタートします。
エンジン音も振動もよく抑え込まれていて、滑らかに回るので特に4気筒とかターボということを意識させません。
小径のステアリングは遊びが少なく相変わらず反応は良いですが、E90と比べて明らかに軽くなり好印象です。
8速ATはDポジションでは、ギア表示がされないのですが、1速でスタートしすぐ2速に入るらしく、7速、8速はオーヴァードライブギアとなっています。
加速はCCより僅かだが劣ると感じましたが、8速ATはショックもなく滑らかに加速するので、ダイレクト感のあるCCのDSGより加速感が薄らぐ傾向にはあると思います。
フル加速したときのエンジンサウンドはV6とは明らかに違いますが、軽快なサウンドは先日試乗したGS250と同じようなトーンを奏でていました。
回生ブレーキの引きずり感は特に感じられませんでした。また、エンジンストップ機構が標準装備されていますが、コンピューターによりバッテリーの負荷とならないように制御されていて、常に停止するとエンジンストップするわけではありません。
ブレーキペダルから足を離すとエンジンが再始動するわけですが、再始動時のエンジンのブルブルブルッとくる振動は気になりましたが、エンジンストップ機構を設定でOFFにすることも可能だそうです。
18インチのランフラットタイヤを履いていますが、昔のランフラットタイヤのような突き上げは無く乗り心地は良くなっています。
また、ドライビング・パフォーマンス・コントロールが装備されおり、途中でコンフォートからスポーツに切り替えてみたところ、明らかにパワートレインとステアリングの設定が変化するのを感じられました。
先週のブログで、フロントフェンダーとリアフェンダーの後部に、タイヤはみだし防止のためのボディ同色のモールが付くことを書きましたが、これは日本仕様で純正採用の18インチホイールのインセットが小さいためで、17インチ・19インチホイールははみ出さないのだそうです。ホイールのインセットを変えれば済むことなので、すぐに改良が加えられると思われます。(当然そうあるべきです)
586万円という価格が高いか安いかは別にして、4気筒エンジンになったことによる実質的(イメージ的要素を除く)なネガティブ要素は特に感じられませんでした。
hybrid3が既に販売決定されているため、335iの日本での販売については依然不透明ですが、F30を次期愛車候補に加えておこうと思います。
Posted at 2012/02/11 16:59:14 | |
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赤唐辛子的@試乗記 | クルマ