
ボルボの新S60というクルマ
やたらと挑戦的なCMが目立つので、チョイとボルボのディーラーを覗いてきました。
1.6Lターボが375万円(ナビなし)
エンジン概要 インタークーラー付ターボチャージャー
DOHC水冷直列4気筒横置き・16バルブ
総排気量 1,595c.c.
最高出力 132kW(180ps)/5,700rpm[DIN]
最大トルク 240Nm(24.5kgm)/1,600-5,000rpm[DIN]
3.0ターボAWDが519万円(ナビ付き)~。
エンジン概要 インタークーラー付ターボチャージャー
DOHC水冷直列6気筒横置き・24バルブ
総排気量 2,953c.c.
最高出力 224kW(304ps)/5,600rpm[DIN]
最大トルク 440Nm(44.9kgm)/2,100-4,200rpm[DIN]
というお値段。
最上級モデルの3.0ターボAWD R-designは車両価格が579万円で、プレミアムサウンド・オーディオシステム・ “FOUR-C”アクティブパフォーマンスシャシー が標準装備で、リア・シートヒーター ・ PCC/キーレスドライブをOPで付ければ、他社の高級車にも装備は劣らないと思います。
スリーサイズは、全長4630mm×全幅*1845mm×全高1480mm(*キーレスドライブ装着時は、全幅1,865mm)
デザイン的には、CLSから始まった流行のリアのルーフラインが弧を描く4ドアクーペルックを採用。
3.0Tは1770kgという重量級(CCより70kgも重い)
室内は、ボディサイズから連想するより幅が狭く、運転席に座ってCCと比べると右肩の部分に余裕がないと感じます。
2775mmというロングホイールベースのため、リアシートの足元は広いが、やはりサイドは狭いような感じを受けます。
リアガラスは後部座席の搭乗者の頭上まで来ているが、日除けのマスキングがしてありけっこう頭上のスペースは確保されていました。
古めかしさの目立った内装はけっこう新し目のデザインに変わり、メーターはメルセデスを連想させる、メーターの目盛がベゼル部に、中央部に液晶が位置する◎タイプです。
センターコンソールのスイッチ類は家庭用ポータブルオーディオのような一風変わったデザインとなってます。
また、ナビとオーディオはステアリングに配置されたスイッチで操作できる最新のシステムとなっています。
AWDシステムはハルデックス社製ですが、旋回中に内綸に自動的にブレーキをかけ旋回性能を上げるシステムとなっています。
試乗したのは、3.0ターボSEというAWDモデルで、乗り心地は悪くありませんし、ステアリングも終始重めながら自然なフィーリングで好感が持てました。
加速は1770kgという重さも関係していると思いますが、トルクが太い割にはそれほど速いとは感じませんでした。
といっても、今回は世間話をしながらの試乗でしたので、申し訳ありませんが、詳細に試乗時の報告ができるレベルに至っていません。
ボンネットを開けると、新しい外観とは裏腹にボルボの無骨さが見えてきますw
それにしても、3.0L直列6気筒ターボエンジンは、横置きにするには余りにも長いという感じです。
同じ6気筒でも、挟角V6の3.6Lエンジンのほうが遥かにコンパクトだというのが良く分かります。
発売直後に震災に見舞われ、これから本格的に販売に力を入れるようですが、販売面では2.0Lターボの早期投入を期待しているようです。
当面の売れ筋は1.6ターボになると見られ、試乗した感触でも3.0Tは必要ないという印象を受けました。
そもそも、ボルボにはスポーツ4駆という考え方はなく、あくまで生活4駆であり、関東ではほとんどFFしか出ないなんて話も出ました。
ボルボとしては今回のCMはかなり大胆なものらしい。
Posted at 2011/04/02 15:38:04 | |
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赤唐辛子的@試乗記 | クルマ