2009年07月01日
フォードは6月30日、7月3 ‐ 5日に英国で開催される「2009グッドウッドフェスティバルオブスピード」の出展内容を明らかにした。往年のラリーカーが、ヒルクライムに挑戦する。
グッドウッド名物として親しまれているのが、全長1.87kmのヒルクライム。時代を彩ったF1やWRCマシンが出走するとあって、ファンの人気が高いイベントだ。
フォードは、このヒルクライムに2台をエントリー。最初の1台が、フォード『エスコートMk1』の「メキシコ」だ。初代エスコートは、1960年代終わりから 70年代初頭にかけて、数々のラリーで活躍。中でも、1970年のロンドン‐メキシコラリーに参戦したハンヌ・ミッコラ選手の優勝が有名だ。今年のグッドウッドでは、そのミッコラ選手が、当時のマシンをドライブする。
もう1台は、最新の『フォーカスRS』。2008年7月のロンドンモーターショーで初公開されたホットハッチだ。2.5リットル直5ターボ(300ps)を搭載し、0 - 100km/h加速5.9秒、最高速度258km/hという圧倒的パフォーマンスを備えている。
新型フォーカスRSは今春、欧州市場へ投入されたばかり。そのスポーツイメージをアピールするには、グッドウッドが最高の舞台となりそうだ。
レスポンス 森脇稔
Posted at 2009/07/02 17:30:20 | |
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欧州フォード | 日記
2009年06月17日
欧州フォードは16日、『モンデオ』に2.0リットルの「エコネティック」グレードを追加した。モンデオとしては、今までで最もクリーン&グリーンなモデルとなる。
フォードは燃費や排出ガス性能に特化したモデルを「エコネティック」シリーズとして展開中。すでにモンデオには、1.8リットル(125ps)仕様を用意しているが、今回、2.0リットルを新エンジンに切り替えた。
エンジンは、新開発2.0リットル直4ディーゼルの「TDCi」で、最大出力は115ps。CO2排出量は139g/kmと、旧2.0リットルの156g/kmを大きく下回る。
燃費性能にも優れ、欧州複合モード燃費は19.2km/リットル、高速モードでは22.7km/リットルを実現する。燃料満タン状態で、800マイル(約1287km)以上走行できる足の長さが自慢だ。
エコネティックグレードは、徹底的に走行抵抗を減らしているのも特徴。車高をダウンさせ、リアスポイラーを追加。低転がり抵抗タイヤやエアディフレクターも装備した。さらに、6速MTにはシフトアップインジケーターが採用される。
モンデオのエコネティックには、5ドアとワゴンが用意され、英国での価格は2万145ポンド(約318万円)から。欧州フォードのモンデオ担当、ジョン・ガン-スミス氏は「今年1 - 5月のモンデオ・エコネティックの販売台数は、すでに2008年全体を上回っている」と、その人気ぶりを明かしている。
レスポンス 森脇稔
Posted at 2009/06/17 19:46:23 | |
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欧州フォード | クルマ
2009年05月11日
欧州フォードは『フィエスタバン』に、環境性能を徹底追求した「エコネティック」グレードを設定した。欧州複合モード燃費27km/リットル、CO2排出量98g/kmの実力だ。
エンジンは、改良仕様の1.6リットル直4ディーゼルの「TDCi」で、最大出力は90ps/4000rpm、最大トルクは20.4kgm/1750rpm。新型パーティキュレートフィルターを採用して、ユーロ4基準に適合するクリーンな排出ガス性能を備える。
エコネティックグレードは、徹底的に走行抵抗を減らしているのが特徴だ。車高をダウンさせ、スポイラーを追加。ホイールディフレクターも装備するなどして、空気抵抗係数を示すCd値は0.33を実現した。
さらに、175/65R14サイズの低転がり抵抗タイヤ、シフトアップインジケーターを導入。ファイナルギアレシオは3.37から3.05に変更している。
これらの改良により、フィエスタバンのエコネティックは、欧州複合モード燃費27km/リットル、CO2排出量98g/kmを達成。CO2は旧1.6リットル直4ディーゼルに対して、10%改善した。また、高速燃費に着目すると、31.26km/リットルという驚異的な数値をマークする。
フォードのテストによると、2万km走行して消費した燃料は、旧1.6リットルよりも約160リットル少なかったという。英国フォードの商用車部門を統括するスティーブ・キンバー氏は、「ランニングコストの低さは、ライバル車に対する大きなアドバンテージ」と自信を見せる。
フィエスタバンのエコネティックは、英国では今秋に販売開始。英国で最もグリーンな小型バンの誕生だ。
Posted at 2009/05/12 00:42:19 | |
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欧州フォード | クルマ
2009年04月25日
欧州フォードは23日、新型『フィエスタ』の25万台目がドイツ・ケルン工場からラインオフしたことを明らかにした。販売開始からわずか9か月でのスピード記録だ。
新型フィエスタは2008年3月のジュネーブモーターショーで初公開。フォードの最新デザイン言語、キネティックに則り、コンパクトカーでありながら抜群の存在感を発揮するフォルムが与えられた。
昨年秋の欧州発売以来、新型フィエスタの販売は絶好調。3月単月では欧州全体で5万2800台をセールスし、1996年8月以来という販売記録を塗り替えた。また、ドイツでは3月としては1998年以来の好セールスとなり、英国では5か月連続でフィエスタの自己販売記録を更新中。今年1-3月の欧州累計販売台数は10万8000台に到達し、昨年のセールスと合わせると、累計17万台を突破している。累計生産25万台も、フィエスタとしては過去最速での到達になるという。
人気に呼応するように、フォードはフィエスタの生産を、今年1月からスペイン・バレンシア工場でも開始。すでに中国の南京工場でもフィエスタの組み立てはスタートしており、今後は2010年を目標にタイやメキシコでも生産予定。2010年からは北米市場への投入も決定している。
欧州フォードのIngvar Sviggum販売担当役員は、「顧客は新型フィエスタのデザイン、動力性能、コストパフォーマンスに魅力を感じている」とコメント。1976年の初代誕生以来、フィエスタの世界累計セールスは1200万台を突破しているが、新型フィエスタの販売は、ますます勢いを増しそうだ。
Posted at 2009/04/25 00:40:13 | |
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欧州フォード | クルマ
2009年04月17日
欧州フォードは15日、新型フォード『フィエスタ』の累計販売台数が17万台を突破したと発表した。昨年秋の発売からわずか半年で、異例の好セールスを記録している。
フィエスタは欧州で人気のコンパクトカー。初代は1976年に登場し、2008年初頭の時点で累計1200万台を販売した大ヒットモデルだ。最新モデルは2008年3月のジュネーブモーターショーで初公開。フォードの最新デザイン言語、キネティックに則り、コンパクトカーでありながら抜群の存在感を発揮するフォルムが与えられた。
昨年秋の欧州発売以来、新型フィエスタの販売は絶好調。今年1-3月の累計販売台数は10万8000台に到達し、昨年のセールスと合わせると、累計17万台を突破した。
3月単月の欧州フォード全体の販売台数は、16万3000台だが、その3割以上に当たる5万2800台を新型フィエスタが占めた。『フォーカス』の3万2300台を上回り、フィエスタが欧州フォードの最量販車に君臨している。
新型フィエスタ効果もあって、フォードは3月の新車販売において、欧州19か国中、フランス、スペイン、スイスを除いた16か国でシェアアップ。欧州シェアは、前年同月比0.2%増の10%に達した。シェアを2桁台に乗せたのは、2001年9月以来の出来事。3月はフォルクスワーゲンに次ぐ、欧州第2位のブランドに躍進した。
欧州での勢いに乗るかのように、新型フィエスタは2010年初頭、米国へ上陸予定。
Posted at 2009/04/17 12:43:24 | |
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欧州フォード | クルマ