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ディーラーにて純正ショックから黄ビルへ持ち込み交換。

フロントマウンティングASSYとパッド，リアのスプリングパッドとロアラバーパッドも同時交換（これらは純正）。スプリングや車高は変更なし。

外した純正ショックはフロント右が顕著にへたっていた。なぜだろう？



黄ビル（ビルシュタイン B6，純正形状）は恐れていたほど固さは感じられず，乗り心地もとくに悪くなったとは感じない。とくにフロント（マクファーソンストラット式）は足の動きが良くなったせいなのか，マウント類の交換のせいなのか，交換前よりおおむね乗り心地が良くなったように感じる。きれいな路面でのフラット感やブレーキ時のボディの安定感も交換前より改善している。足回りからの異音はすっかり解消された。アライメントの点検・調整は見送ったが，今のところとくに体感できる問題はない。

リア（ツイストビーム式）は交換前よりやや固くなっているのが分かる（純正もリアは固め）が，突き上げやハーシュネスは角が取れていてマイルドである。とはいえ，タイヤの空気圧はあまり高くしない方がよさそう。やはり欧州系のコンチネンタルやミシュラン（アジアンなPP2以外）のタイヤが似合いそうに思える（サイズから選択するとCPC2かE3Aあたりか）。



まだ馴らし中ではあるが，コーナーでの安定感も純正の足がへたる前に戻ったようにも感じられる。ロールはナチュラルになり，リアの踏ん張りが増している気がする。正確で俊敏なハンドリングとシャシーごと旋回していくような乗車感覚が回復し，久々に快感を覚える。逆説的だが，へたる前の純正ショックのデキも素晴らしかったのだと思わされた。同時に，ビルシュタインの仕事はフィエスタの美点を犯していないとも。


黒ビル（B4）だともっと乗り心地がいいのだろうか。機能的にも純正に劣らないとすると，ノーマルなフィエスタにはB4の方がコストパフォーマンス的には圧倒的に優れるのかもしれない（B6とはけっこう価格差がある。B4は純正なみのようだ）。



今回のショック交換時の車体の走行距離は11.3万km。直線の多い高速道路走行時の純正ショックの安定感や乗り心地にはとくに問題は感じていなかった。細かい挙動の変化を気にしなければ，純正ショックの実用上の寿命はけっこう長いかもしれない。




画像（リア右の装着状態）：
黄色に塗装されたショックは意外とチラチラ見える。ブレーキキャリパーのようにショック外筒への塗装とか流行らないのかしら。

ショックにはブランドやIDを示すステッカーの他，品番とビルシュタインと係わりの深いニュルブリンクのコースを模式化した図が入ったステッカー（画像中央）が貼られている。いずれも美しいがこれらはさすがにのぞき込まなければ見えない。

緑の子は今回から度々このブログに登場するであろう「わたなべくん」。以後よろしくです。