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2009年07月05日 イイね!

[試座] Alfa Romeo MiTo

[試座] Alfa Romeo MiTo日本仕様だからかもしれないし,展示車が装着していたオプションのせいかもしれないが,内装の一部が中途半端に華美に感じられる。BMWの1シリーズもそうだったのだが,なぜデザインのバランスや実用上の不具合があるにもかかわらずクロームとかカーボン調のパーツを思いついたように装着しているのだろう?その姿勢は旧車をVIP仕様にしたがる輩と変わらないのではないか。そのような「弄り」は否定しないし自分も場合によっては取り組んでさえいる。しかし,本当のお洒落や高級感のためには他の工夫や仕様が必要なのではないか。いずれにせよ,Mito も 1シリーズと同じ「(メーカー内)ボトムグレードの車種」であり,妙に着飾るよりは素のデザインや実用性を生かして楽しむべきなのではないかと感じてしまった。これは日本仕様では現地仕様よりも妙に着飾っているVWのクルマにもしばしば感じることである。日本市場における輸入車のニーズはやはりお洒落さやプレミアム感であることは理解しているつもりではあるが。エアコンのダイヤルを見ても,開発段階では材質や質感よりはデザインと使いやすさの両立が目指されていたように感じられた。

MiToのパッケージングやシートはすばらしいと思った。というか,自分の好みである。エクステリアの存在感やサイズは写真や動画で見るよりもいい意味で「普通」だと思った。このあたりは「オトナ」である。隣にあった147(?仕様)の方がやんちゃであった。


興味深く感じたのはMiToのサイドドアの周縁の防音がかなりしっかりしていること。ボディ側のストリップの隙のなさや形状はクラウンやレクサスのそれを見たことがある自分にとって遜色がないように見えた。しかし,エンジンルームをみるとボンネットにインシュレータがある以外はフィエスタMK6と同レベルでしかない。つまり,エンジンノイズやロード・タイヤノイズに対する対策はほとんんどなされておらず,バルクヘッド側の防音シートも面積が小さく薄い。フィエスタが5MTでフォードの1.2Lエンジンや1.6Lディーゼルをブイブイ言わせながら駆るがさつで安っぽい大衆車だとすると,エンジンルーム内の防音のみはそのレベルなのである。

しかし,Mitoは明らかにそんな車作りをしているわけではなさそうだ。エンジンの置き方やエンジンサイドのマウントを見る限りでは,エンジンの振動はかなり抑えられていよう。つまり,このエンジンルームはコストダウンによるノイジーさを招いているのではなく,がっちりと固定されたエンジンから発生する「アルファ・サウンド」を楽しませ,しっかりした足回りからの「ロード(タイヤ)インフォメーション」を漏らさず伝えるためのものだと解釈できた。それが好意的な解釈に過ぎないのかは,次の試乗の際に明らかにしたい。


フィエスタがなぜノイジーなのか。「エンジンと足回りの音を『聞かせる』設定になっている」という仮説を抱いてきた。今回,この仮説は間違いではないのかもしれないと感じた。しかし,フィエスタのノイズは残念ながら「ノイズ」であり必ずしも「グッド・サウンド」ではないのが残念だ(STでさえも)。とはいえ,ラリーカーのベース車でありボトムレンジの大衆車であるフィエスタの立ち位置からすれば当然なのだが。


なお,現時点で発注しても納車は半年以上後になるようだ。
Posted at 2009/07/06 01:00:00 | コメント(3) | トラックバック(1) | 試座 | クルマ

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