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2012年09月28日 イイね!

[予測] フォーカス2013の仕様

[予測] フォーカス2013の仕様輸入再開が決まったフォーカス仕様&価格を予想してみた。仕様に関する主要な情報はすでにあるのだが,公式発表を前にいろいろと妄想してみるのも楽しい。予想のキーはFord Thailandのフォーカスの仕様。


アジア各地のフォードでは古くから欧州フォードと同じ車種がラインアップされていたりしたが,近年は欧州モデルを基盤としたグローバル展開が強化され,現行フィエスタ,フォーカス,モンデオそしてトランジット等については欧州とほぼ同じスタイルや仕様のモデルの現地生産と販売が進行している。

アジアの一部ではパワーシフト(フォード版DSG)の生産工場の設置とパワーシフト搭載モデルの販売が欧州よりも先に進行しており,タイでもフィエスタやフォーカスの大部分のモデルにパワーシフトが搭載されるようになっている。一方,欧州とはCO2排出規制の事情が異なっているせいもあるのか,小排気量のエコブースト(直噴ターボ)エンジンの生産や搭載は見送られているようだ。それに対し,アジアでは欧州では欠くフィエスタやフォーカスの4ドアセダンが独自に生産・販売されている。

この間,日本は欧州モデルの生産・販売から取り残された格好になっていた。日本市場で欧州モデルが高い商品力を持つにはパワーシフト+エコブースト搭載モデルの投入が必要だろうが,両者を合わせ持つモデルは欧州でもモンデオ等に限られており,フィエスタやフォーカスではいずれかのみ搭載したモデルがほとんどである。MT+ディーゼルが強い商品力を持っている欧州では,パワーシフト+エコブーストの組み合わせに対するニーズが大きくないのかもしれない。

このような状況から,欧州産であれアジア産であれ,日本へパワーシフト+エコブースト搭載モデルが早い時期に輸入されるとは考えにくい。欧州で受注が始まっている現行フォーカスSTやフィエスタSTにそのようなモデルが用意されれば(現在はMTのみ),欧州製フォーカスの日本への復活が促されるかもしれないが,諸処の事情を考慮するとアジア産のパワーシフトを積んだフォーカスが輸入対象となる可能性が高い。右ハンドル仕様を生産するタイ製の導入が濃厚と考えられるのだ。



タイのフォーカスのラインアップは以下のようである。エンジンはすべて4気筒・ガソリン型で吸排気独立可変バルブタイミング(Ti-VCT)を備える。ATモデルはいずれも6段パワーシフトである。


4ドアセダン
Ambiente 1.6L MT
Ambiente 1.6L AT
Trend 1.6L AT
Titanium 直噴2.0L AT
Titanium+ 直噴2.0L AT

5ドアハッチバック(3ドアは設定なし)
Ambiente 1.6L AT
Trend 1.6L AT
Sport 直噴2.0L AT
Sport+ 直噴2.0L AT


この時点で,日本では市場がほとんどなくなっている4ドアセダンの上記5モデルは候補から脱落。5ドアモデル間の安全装備の相違は


Ambiente,Trend
サイドエアバッグ・カーテンエアバッグなし

Trend
カーテンエアバッグなし


となり,近年の輸入車の標準的な装備に劣る(SportとSport+はこれらはいずれも標準で装備)。他の安全装備をSportとSport+で比較すると,AmbienteとTrendには欠くフロント・リアのパーキングセンサーは共通して標準で装備するが,


Sport
駐車補助システム(オート・パーク・アシスト)なし
低速走行時障害物反応ブレーキングシステム(アクティブ・シティ・ストップ)なし


であり,これらを標準で装備するのはSport+のみである。室内の装備を見ると,フォーカスクラスの輸入車を購入する日本人が今どきあって当たり前と考えるはずの以下の装備を標準で持つのもSport+のみである。


・運転席集中式4ドアオートパワーウィンドウ
・マルチファンクションステアリングホイール
・オートエアコン
・キーレスエントリーシステム
・液晶表示式トリップコンピューター



となると,日本に入ってくるのはSport+かそれに準じるモデルである可能性が非常に高い。Sport+の2.0Lエンジンは正確には1999ccに修まっており,日本の税制基準も2L以下としての扱いをクリアする。最大パワー/トルクは


・Maximum Power (PS (kw) / rpm) 170 (125) / 6600
・Maximum Torque (Nm / rpm) 202 / 4450



を発生し,エコブースト化されていなくてもまずまずの部類。これらのSport+が持つ装備や数値は,輸入再開のアナウンス時に漏れていた情報とまさに合致する。ちなみに,ガソリンタンクのサイズは55Lある。ボディサイズは


・長さ 4358 x 幅 1823 x 高さ 1484 (mm)
・ホイールベース 2648 (mm)
・トレッド フロント 1559 / リア 1544 (mm)



で先代のモデルチェンジ時のような目立った拡大はない。タイヤは215/50R17だ。


最後に価格の予想。Sport+の現地での設定価格は1,079,000バーツ(日本円で約273万円)。Sport+に匹敵するUKでのモデルは,Titanium,ZETEC S,Titanium Xあたりとなろうが(ただしエコブーストorディーゼル+MT),それらの価格(オプションなしの場合)は19,000ポンド~21,000ポンド(240万円~270万円程度)である。

現行フォーカスに対する評価は欧州では「ゴルフを上回るハンドリングを持つが,内装の質感と低速域での乗り心地で劣る」とされている。日本で売れ筋となっているゴルフの仕様や,評価や好みが別れそうなスタイリングと合わせて考えると,ここは思い切った値付けに期待したい。
Posted at 2012/09/28 23:42:12 | コメント(5) | トラックバック(0) | フォード | クルマ

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「同行号の運転席側シートベルトのリールから異音。

リール内部の劣化(リールが回る時のゴリゴリ音)と、リールを構成する樹脂部の緩みによる金属部との干渉(走行中のビビり音)。

とりあえずカタカタする樹脂部の周りをパテで固め、周辺にニードルフェルトとスポンジを詰めて対策。」
何シテル?   10/28 18:03
クルマも好きですが運転が好きです。渋滞と加速してからの黄信号は苦手ですが… 生活や仕事のために毎日走りまわっていて,ロングドライブすることも多いです。そん...

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