2011年11月10日
同僚の話。
先日、彼はいつも通りに会社から帰宅した。そして、いつも通りに食事をし風呂に入り妻と就寝した。
変化は彼が眠ってから現れた。
妻は彼がひどくうなされていることに気づき目が覚めた。ふとんを上げ下げする動作がとても奇妙で、最初は暑いのかなぁ。と思った。
それもひどく苦しそうにしてるのが心配になってきたころ彼の寝言が聞こえた。
「ガンダムが動かない!。」
そうはっきり聞こえた寝言に妻は馬鹿らしくなってそんまま眠ることにした。
今年34歳になる彼の心にもまだまだ子供の気持ちが残っている。
男はみんなそんなもんじゃないだろうか?
Posted at 2011/11/10 21:57:18 | |
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2011年10月15日
同僚の話。
彼はスバルのWRXに乗っていた。その頃から彼女はいたが、どれも長続きしなかった。どちらが悪いわけでもなく、なんとなく関係が終わっていた。
それでも彼は気にしなかった。仕事は楽しかったし、出会いはいくらでもあった。
そんなある日、車を運転している途中、いい匂いがすることに気がついた。車に芳香剤は置いていない。鞄やら服になにか付いたのかと思って匂ってみたがどれも違った。それでもどこからかいい匂いがする。よくわからないが彼は放っておくことにした。
それからもたびたびそんな事があったが、気にしなかった。別に害のあることではないし、そんなに意味のあることとは思えなかったからだ。
車はアルファロメオ156GTAに変わった。昔から欲しかった車だ。
彼は156GTAとの生活を満喫していた。新しい車は気持ちを新たにしてくれる。
「買ってよかった。」
しかしその車に変えてからもまたあのいい匂いがすることに気が付いた。WRXのせいではなかったのか。せっかくお気に入りの車に変えたのに・・・いったいどこからこの匂いがするのか今回は執拗に探索するうちにそれが助手席からの匂いであることに気がついた。
そして、その匂いがシャンプーとリンスのであると直感した。
そう昔から彼の助手席には見えない女性が乗っていたのだ。彼がドライブしている間にそっと乗ってきていたのだ。
その当人である彼はそれに気づいても、あまり気にしていなかった。やっぱり害があるわけではないし、そんな事を気にするほどナイーブでなかったのと彼がそれをおもしろがるほど余裕のある人間だったせいだろう。
数年たった今、彼から話を聞くと、どうやら女の子の幽霊であろう彼女は成長したのか香水を使うようになったそうだ。
今、彼の156GTAは彼の知らない名前の香水の匂いがしている。
Posted at 2011/10/15 18:59:29 | |
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2011年09月14日
うちの嫁はF1が大好きである。
まぁ僕も見るけど、僕の3倍くらいは熱心である。
女性にしてはめずらしいと思う。
まぁ僕と結婚するくらいだからめずらしい人なのは当たり前かもしれない。
彼女はマニュアルのトランスミッションの車しか乗らない。
AT特有のクリープ現象が苦手らしい。
だからうちの車は2台とも、MTである。僕としては願ったりかなったりである。
弊害としては、二人ともシフトチェンジにうるさい。シフトチェンジの際にショックがあるようではだめである。
「シフトチェンジに気づかれない。」のが理想であり、運転するなら肝に銘じなければならない。
女性らしい人ではないかもしれない。でも、「クラッチつなぐ?どうすればいいのぉ?」
みたいな女の人ならSTIには乗ってないだろう。
STIは彼女の相棒。
よく似合っていると思う。
彼女は今日も4本出しのマフラーの車で子供二人と買い物に出かける。
Posted at 2011/09/14 21:56:49 | |
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2011年09月02日
「雨男」という言葉がある。
イベント等で雨が降ると、冗談で「お前雨男だからなぁ」なんて使われます。
決して根拠のあるものじゃないと思うんですが、こういう人もいます。
Nさんはやっぱり車好きで、それが元でいっしょにサーキットに行くことになった。
その日は降水確率は20パーセント程度。
レンタルカートで10分走れるので二人でバトルすることになる。
レクチャーを受けていると頬に雨粒が少し落ちてきた。
今なら本降りにならないだろうし、路面がぬれる前に急いで走ることにした。
一週目、カートの旋回性能を確かめながら走る。するとメットにボタボタボタと雨粒が落ちてきた。ヤバいと思う間もなく、ものすごい量の雨が視界をさえぎる。これはどうしたらいい?あまりのすごさに振り向くとNさんは懸命に走っている。しょうがない…僕はゆるめていたアクセルをグッと踏み込み10分間を走り抜いた。
靴下からパンツの中までびっしょりだった。服のまま川に突き落とされたようだった。
夏でよかった。
これが最初だったのだが、その後もいっしょに走りにいこうとすると、天気予報が雨マークに変わった。僕かNさんのどちらかが雨男ということになった。
しかし僕は仕事でいけないのだがNさんは明日岡山国際サーキットに走りに行く。1か月前から予約していたイベントだ。そしてその行動を狙撃するように台風12号が岡山を明日直撃する予定。
Nさんが雨男かどうかわからないが、こういう偶然がつづくことがある。
そして僕は雨男の存在を少し信じはじめている。
Posted at 2011/09/02 19:17:06 | |
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