2011年11月07日
2004年。僕たち夫婦の間に初めて子供ができた。
自然ににやける顔。俺もだんだんおっさんになぅていくのだなぁ。と思った。「悪くない。」
それに合わせて、嫁のミラターボが不調になっていたのでファミリーカーに買い替えることにした。
軽自動車ならダイハツのタント。普通車なら日産のキューブが有力だった。ここら辺がまっとうな選択。
早速、両方見にいった。それぞれ至るところに細かな収納やらなんやらがあって、便利といえば便利。「試乗されますか?」と聞かれて僕は即座に断った。乗らなくても大体わかるし、乗ると、がっかりするからである。ため息をつきながら、車を購入することになりそうだ。けれど、ファミリーカーは必要だし。しようがない。そう思って中古車展示場をうろうろするうちにおもしろい車を見つけた。
「これはファミリーカーになるんではないか?」
胸の奥がざわつき始める。
僕に普通の選択ができるはずがなかった。
つづく
Posted at 2011/11/07 22:50:44 | |
トラックバック(0) |
ミラターボ | 日記
2011年10月06日
アルファロメオを売り払ってからミラの通勤の日々が始まった。
それでも休みの日には嫁のミラターボで遊びにいった。
ミラターボはアヴァンツアートRの5速マニュアルミッションの楽しい仕様だった。
気持ちのいい加速をしたがトルクステアがひどく、急激にアクセルを入れると左にステアリングをもっていかれそうなった。少しドキドキするがいい車。
ただ僕の車ではない。
そんな僕がつまらそうに見えたのだろう。ある日嫁に聞かれた。
「何か欲しい車ないの?」
「なんでそんなこと聞くの」僕は聞き返した。
「いや、欲しい車があるんじゃないかなぁと思って。」
僕は間髪いれずに「じゃフェラーリの…」と言おうとすると「いや、そんなんじゃなくて。」
と否定された。
「んー、ボロッボロッのロードスターが欲しいなぁ。ぶつけても気にならない感じの。それで、ジムカーナでもやりたいな。」
果たして僕の願いは叶えられることになる。いいことなのか悪いことなのか、僕は全く気付いていないが運命の岐路みたいところに立っていた。
Posted at 2011/10/06 22:24:59 | |
トラックバック(0) |
ミラターボ | 日記