![出産記録その1 出産記録その1](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/carlife/images/UserDiary/1983158/p1m.jpg?ct=d3daa7778bf8)
無事出産の立ち会いが終わり自宅に帰りました。
とりあえず記録として出産までの経過を綴ってみることに。
5月26日(金)午後5時55分:岩国の実家にいる嫁から自分の携帯に「破水した!」と連絡が入り、大慌てで嫁の母に病院に連れて行ってもらうことに。陣痛がなかなか来ないため家の階段を10往復していたのが効いたと自分は思った。
同日午後6時40分:仕事は定時には終わっていたが、お客への確認がなかなかとれず退社が遅くなる。会社の先輩に「晩ご飯食べたら眠くなるから空腹で行け!慌てるなよ!」と言われ、平常心を保とうとする。
同日午後6時50分:自宅に到着。泊まりの準備は出来ているが、何か忘れ物をしていないか何度もチェックする。少し腹ごしらえにバナナを1本頬ばるが、焦ってなかなかのどを通らないし、少しかためのバナナときたもんだ。このとき「嫁が病院に入院した」と、嫁の母上からメールをもらう。
同日午後7時10分:帰宅ラッシュに巻き込まれながらも行きつけのガソリンスタンドでレギュラー満タン、リッター134円。外は雨なのに洗車を勧められる。
同日午後7時20分:自分の実家に到着。おばあちゃんにお昼食べた空のお弁当箱を渡し、これから嫁の病院へ行くことを告げる。ナビを岩国にセットしETCカード挿入。
同日午後7時30分:岡山ICに乗る。これから岩国へ片道200kmの道のり。『ぜったい立ち会いをするぞ!』という気持ちでハンドルを握る。しかし平常心は保っている。外は相変わらずの雨。場所によっては強く降っていた。そのため普段よりおとなしめの1○0km/h巡航で走る。前を走る商用車のVitzをペース車として選ぶ。iPodはチャゲアスを流している。鼻歌混じりのルンルン気分♪
同日午後9時10分:そのまま岩国まで突っ切ろうかと思うが、後ろをぴったりついてくるトゥディがうざかったので、宮島SAにトイレ休憩のため立ち寄る。おばあちゃんがくれたあんパンを食べてはちみつレモンを飲む。陳健一の担々麺ハウスというのができていた。
同日午後10時00分:岩国の病院に到着。1時間100円の駐車場に停める。嫁の母から病棟を聞いていたが、場所がわからずしばし病院内を彷徨う。夜なので人もまばらで、節電のためか照明は少し暗め。奥に進むうちにだんだん不気味になってきたので正面ロビーに戻り産婦人科の場所を聞く。
同日午後10時20分:エレベーターを降りると嫁の父上がいてくれて、分娩室に案内してくれる。分娩台で苦しそうな嫁と対面。破水した直後から陣痛が始まり、いきなり5分間隔で痛みが襲ってくるので心構えできなかったと嫁の後日談。1分間隔で襲ってくる陣痛に嫁の腰を押さえ痛みを和らげる。自分はどこを押さえたらよいかわからないため、嫁から押す場所を指示してもらう。子供の心音と脈がモニターに映し出される。その下の波形は陣痛の強さ具合を表示している。自分はずっと立ちっぱなしで『ふ~~~うんっ。ふ~~~うんっ。』の呼吸法をいっしょにする。赤ちゃんに十分酸素を行き渡させるために鼻に酸素の管を入れる。「過呼吸になりませんか?」と、さっき過呼吸になりすぎて手足が痺れたことが再発しないかを心配する。口元にあるタオルはそのためかと気づく。ときどき、「旦那さんは外に出てください」と言われる。嫁の両親がいる廊下の長椅子に腰掛けて状況を報告する。嫁の声が廊下に漏れる。「他の人と出産が重ならなくてよかったね~」と嫁の母が言う。だんだん力みたくなってくると嫁は言う。
同日午後11時00分:横向けから仰向けにかえて股を大きく開く。引き続き『ふ~~~うんっ。ふ~~~うんっ。』をする。呼吸法は完璧だと、看護師さんからお褒めの言葉をもらう。看護師さんがもう赤ちゃんの頭を触っていると言う。
同日午後11時10分:看護師さんが先生を捜しているがなかなか見つからない。どうやら当直の先生を間違えて覚えていた模様。ふらふらと先生が入室する。かなり疲れているようなことを看護師さんと話すのを聞く。別の看護師さんも入ってきて、いろいろ準備を始める。その瞬間は刻一刻と迫っている感じを受けとる。酸素の管が枕元の飲み物の上を交差していて、それを避けようとしたとき飲み物をこぼす。
同日午後11時20分:本格的に力み始める。息を吸って止めて力むを繰り返す。力むときにおへそを見るように何度も注意される。本人は苦しくてそれどころではない様子。
同日午後11時30分:また外に出さされるがすぐに呼ばれる。息を止めて精一杯力むと嫁の顔色がだんだん紫色に変わる。すごく苦しそう。分娩台を握る嫁の手を上から自分が握る。看護師さんが酸素の量を増やす。麻酔と思われる注射を子宮周辺にうつ。
同日午後11時40分:頭は完全に子宮外。肩とへその緒が引っかかっている。先生は危険と判断。はさみを持ち、広がりきっていない子宮をチョキチョキと切る。そうするとスルスルっと赤ちゃんが出てくる。
同日午後11時43分:無事出産。すぐに鳴き声が室内に響く。自分は嫁より先に我が子を見てしまう。「それは旦那さんの特権だよ」と看護師さんに言われる。へその緒がタスキみたいに体に巻き付いている。壁にかかった時計を見る。ほっとし感動で涙が止め処なく溢れる。赤ちゃんは簡単な処置を受けタオルにくるまれ嫁のもとへ。どうやって抱けばいいのか嫁は困惑気味。30秒ほど対面した後、赤ちゃんは看護師さんに連れられお風呂へ。
同日午後11時48分:胎盤摘出。嫁の足下には血が飛び散っている。自分は血が苦手なのを思い出す。「抜糸をするので旦那さんは外に出てください」と言われる。外で待つ両親に無事出産したことを告げる。抜糸の痛みからか痛そうな声が外に漏れてくる。
5月27日(土)午前0時00分:何が起こるかわからないので、2時間は分娩室で安静にするよう言われる。このあと授乳室で赤ちゃんと再度対面できることを聞く。この隙に親に出産報告の電話をし、嫁の両親が買ってくれた鮭のおにぎりを食べる。病院関係者用の無料駐車場に車を移動させるため嫁の父親と一緒にさっき停めた有料駐車場に行く。300円を払ってゲートを出る。関係者用パスカードを使い病院から少し離れた職員駐車場へ車を停める。嫁の母はここの保育園で保母さんとして働いているためできる技だ。しかし病院へ続く歩道が暗くて恐い。一人では歩きたくない。このあと嫁の両親は一旦家に帰る。
5月27日(土)午前0時30分:看護師さんから「2時から授乳の時間があるため20分早く赤ちゃんと再対面することになる」ということを聞く。そのことを嫁の両親に電話する。看護師さんが特別個室を勧める。料金が割高だったのでここでは断る。
5月27日(土)午前1時30分:嫁の両親が戻り先ほどの特別個室の話をすると、「親ばかだから・・・」と言い特別個室にしてくれる。特別個室使用書類に記入する。
5月27日(土)午前1時40分:赤ちゃんと再対面するため授乳室へ。嫁は自力で歩けないため車いすに乗っている。赤ちゃんを触るので消毒液でよく手を洗う。奥から看護師さんに抱かれた赤ちゃんが出てくる。まず嫁が抱く。「よく出てきたね~」と声をかける。泣くこともなく両目を開けてこっちを見ている。今度は自分が抱く。身長49cm、体重3266g。意外と重い。じっとこっちを見ている。とりあえず「はじめましてお父さんです」と声をかける。その様子を嫁の父がカメラで撮っている。次は嫁の母が抱く。保母さんということもあって慣れた手つきだ。赤ちゃんにあくびが目立ち始める。それにつられて自分もあくびが出る。次は嫁の父が抱く。緊張しているのか抱き方がぎこちない。最後にもう一度嫁が抱きそのあと看護師さんに抱かれて奥の部屋で寝かされる。次に自分が触れられるのは退院の日。母親しか赤ちゃんに触ることは出来ない。それも授乳時間のみ。それがこの病院の方針のよう…。
続きはまた後日(^。^)屮
Posted at 2006/05/29 08:01:26 | |
トラックバック(0) |
こども | 暮らし/家族